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「機内での苦情は一切受け付けません」「客室乗務員に丁寧な言葉遣いを義務付けておりません」―。
航空会社のスカイマークが搭乗客に対して、サービスの簡略化などへの理解を求める内容の文書を、
5月中旬から機内に備え付け始めた。
1998年に運航を始めたスカイマークは、低価格を武器に事業を展開。最近参入が相次ぐ格安
航空会社(LCC)に対抗するため、経費削減を進めているとされる。コストカットによるサービス簡素化に伴い
増加も予想される顧客の苦情に、先手を打つような同社の措置は論議を呼びそうだ。
スカイマークは、機内の座席ポケットに備え付けた「サービスコンセプト」と題した文書で「従来の航空会社とは
異なるスタイルで機内のサービスをしている」と主張。荷物の収納を「乗務員は援助しない」ことや、乗務員の私語を
事実上容認し、服装やヘアスタイルについても、会社支給のポロシャツなどを着用する以外は「自由」とするなど、
“大胆”な方針を盛り込んだ。
また機内では受け付けないと表明した苦情については、同社のお客さま相談センターか「消費生活センター」に
寄せるように呼び掛けている。
スカイマークは「利用客らからいろいろな問い合わせを受けたため、当社のコンセプトをあらためて明文化した」と説明。
他の航空会社からは「航空業界の評価を下げかねない」と懸念する声が漏れている。
ソース:URLリンク(www.sponichi.co.jp)