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生弓会が、矢の重さと弓力との関係で、
「重い矢ほど弓から矢への推進エネルギーの変換効率が好い」という結果、
つまり、弓理の一般性を提出していたが、訂正すべき箇所が見つかった。
私が理論から得た定性的な結論は、
「弓から矢への推進エネルギーの変換効率は、弓力に対して軽い矢ほどその変換効率が好い。」ということだ。
あの結果は、実験を基にして得られた結果である為、
射手の実情が強く反映したのであろう。
生弓会の実験を基にした検証結果と私の論理的結果とは、正反対であった。
しかし、どちらも充分ではないが、誤りではないと考えられる。
例えば、非常に軽い矢を用いると、弓の形状復元速度はまるで空筈の弓を引いたように、弓手などに受ける離れの衝撃が余りに早く、制御出来ていないのはないだろうか。
つまり、手の内などが瞬間的に押し戻されたということが充分に考えられる。
こうしたことが、実験の射という中で起きていて、
変換効率を下げていたのだろうと推測できる。
しかし、緩みのない理想的な射を想定して理論を推し進めると、そうした速い弓の形状復元を充分に制御できる場合には、軽い矢ほど変換効率は高くなると考えられる。
生弓会の研究結果と私の理論的結論は、相補的な関係にあり、
一般的な射手の場合には生弓会のような結果になるが、
熟達の度合いが高くなるにつれて、私のような結果に移行していくということを示唆している。
まあ、お前らには無理だからくどくどとは言わんが、
横軸・時間、縦軸・速度のグラフなどを考えてみると、
傾きが加速度を表したり、面積が距離を表したりする。
そこから、エネルギーを考えるのさ。