11/12/23 11:28:14.74 /sBwsuhe
たとえば、
誰かが泣いたり
誰かが苦しんだり
誰かが悲しんだり
そんなことで終わったりしないように
静かな区切りを迎えながら
誰かを傷つけないように生きる
603:名無しの与一
11/12/23 11:32:22.54 /sBwsuhe
それでも、
誰かは泣いたり
誰かは苦しんだり
誰かは悲しんだり
そんなことで振り返ったりしているから
ぼくは前を歩いているんだ
静かな区切りの一つ一つで
誰かを傷つけたりしないように
前を歩く
誰かの導になるように。
604:名無しの与一
11/12/23 11:35:17.92 /sBwsuhe
四角の白い部屋
前には緑
後ろも緑
右には紺
左にも紺
下は白
上も白
色とりどりの
箱庭で
毎日毎日私は
生きている。
605:名無しの与一
11/12/23 11:38:14.10 /sBwsuhe
色とりどりの世界だけが
幸せなんかじゃない
もしも箱庭の外が
無なのだとしたら
私はすぐに
出て行こう。
そして自分色を
自分だけの箱庭を
作って生きていたい
そう思って目を開けると
同じような人間が30人
叶いもしない無の世界
求めてる
606:名無しの与一
11/12/23 11:42:40.46 /sBwsuhe
振り返る
振り返らない
おかまいなしに季節は巡る
秋が流れ去る
冬が忍び寄る
大気が透明度を増して
空は深い湖の底に変わる
漣(さざなみ)のような筋雲
はじける気泡のような星空
思い出す
思い出さない
おかまいなしに日々は過ぎる
607:名無しの与一
11/12/23 11:47:18.89 /sBwsuhe
時が流れ去る
闇が深くなる
日々に忙殺されて
街はにぎやかに坂道を下る
瞬くような都会の夜
また流れ星がたくさん見える夜がくるらしいよ
608:名無しの与一
11/12/23 11:50:05.83 /sBwsuhe
星が流れようとも
星が流れなくとも
もう君はなにも思い出したりはしないだろう
邂逅の冬の一日を
もう君は思い出せたりしないだろう
振り返る
振り返らない
おかまいなしに
ぼくは静かに消えてしまっているから
609:名無しの与一
11/12/23 11:53:47.08 Arwk2Uc9
水遁意味なし。
有象無象はバカだな。