12/07/31 19:21:22.57 N/JgviHf
>>609に勧められたからM.O.の部屋を掘ってきたよ!
投稿小説はけっこうあるけど、実際確かにブルーナイツなみのオリ主SSばっかりだったw
一応、その中でなんとか読めると思ったものをレビューしてみる。後はスコップが折れるか腐るかだった
・一睡の夢、一時の温もり(全6話、完結済)
無印の番外編的な話。フェイトとアルフがふとしたことから室町時代後期の日本にタイムスリップ。そこで当時の将軍、足利義輝と出会うというあらすじ
リリカルなのは×時代劇、という一発ネタ的なSSかと思ったら、予想以上にまともなSSだった。文章は平凡だが、構成が練られていると感じた
現代人(多少特殊だが)なフェイトと、室町時代の人間な義輝の価値観・常識の違いがよく描けていて好印象。物悲しいけど希望のある終わり方も良し
ただ、冒頭でフェイト&アルフに剣術だけで勝利したり、主人公格の義輝がややぶっ飛びすぎな感じも。アメコミのSAMURAIとかNINJAみたいで、リアリティには欠ける
とは言えぶっ飛んでるのはバトル面くらいで、キャラクターとしてはかなり常識的な部類。大人の男性という感じに描かれていて、フェイトとも父娘のような関係に落ち着く
M.O.の部屋では一番完成度の高いSSだと思うんだが、いかんせん他のSSと毛色が違い過ぎて、サイト内で浮いてるイメージ
・夜天の女王様(全66話、連載中)
A'sのif物。闇の書を持ってるのがはやてではなく、はやての双子の姉に転生したオリ主というところから話が始まる
転生前は男だったのでTSの要素も。ただし女の身体に悩んだりする描写は皆無なので、あまりTSにした意味はない気がする
異形の花々の作者が書いた三次は前にちょっと読んでみたのだが、こっちは未読だったので、いい機会と読んでみた。・・・スコップが腐った上に吹き飛んだw
オリ主はもう下半身でしか物を考えない性欲まみれのキャラ(当然チート持ち)で、次々と原作キャラを肉奴隷に(比喩じゃなく)していく。ハーレム作るならなぜTSした
それだけならまだ割り切ったキャラ付けだと思えたのだが、途中から管理局ヘイトが入ってくるともう無理。管理局に捕まり拷問・レイプ・孕ませ&出産と、加速度的におぞましくなっていく
幸い(?)、管理局よりも悪い連中が出て来るので、にじファンあたりのヘイトSSのように管理局を潰したりはしないが、単に下衆ポジションを他に移しただけで気持ち悪いのは変わらない
30話まで読んだところでギブアップ。性格的に好感を抱けないオリ主を『こんなに可哀想な人なんですよ!』と押し出してくるのがどうにも無理だった
・The Shock'n Queen Roadshow(全7話、完結済)
上記の夜天の女王様の三次創作。はやての友人であるSS作家(この三次限定オリキャラ)を語り部にした一人称作品
異形の花々の作者が書いてるから当然なのだが、思った以上に良作だった。本家ではただ気持ち悪いだけだったオリ主が、ノブレス・オブリージュな『強者である事を自覚して動く』キャラに改善されている
本家の複雑な設定や人間関係を極力廃して、『語り部の視点から見たオリ主』という手法をとっているせいか、本家を読まなくてもあまり困らない
全体的にコメディ路線の作品なのだが、ところどころにミステリー的な仕掛けがあったり、転生に対する考察などが混じってくる。もちろんバトルもあり、最強オリ主のバトルにしてはかなり先の読めない展開で面白い
ちなみに異形の花々から、主人公の姉が悪役・黒幕としてゲスト出演している。ただしメインの敵は筋肉崇拝主義者なマッチョメン三兄弟。異形の花々のオカマもそうだが、作者はマッチョな男が好きなのだろうか?
槍トラみたいに元のSSが面白ければ三次も面白いことはあるだろうが、どうしてあの本家からこれだけの三次ができるんだ?という不思議なSSだった
他にも何本か読んだんだが、ごめん、ここまでが限界だった
誰かレビューを引き継いでくれると嬉しい・・・