けいおん!SSスレat ANICHARA
けいおん!SSスレ - 暇つぶし2ch540:538の続き
10/02/25 23:22:35 tFuV2pnB
とうとう、最初の土曜日がきてしまった。今回の別荘は温泉地にあると言っていた。
リラックスしながら、音楽ができるなんて夢みたいな環境がそこにはあった。
しかし、彼女はいつものようなノリで前日の夜を過ごしてしまったので寝過ごしそうになったのである。


憂「おねえちゃん!おきてよ!遅れるよ?」…ゴソゴソッ!
憂「もうそろそろ起きないと澪さんたちに迷惑かけるよ?」…ゴソゴソッ!バサッ!
唯「…あ…うい…おはよう…今何時?」
憂「もう、8時だよ!?」
このセリフを聞いたとたん唯はいつもの待ったりペースから高速で準備をした。
そして、急いで集合場所のバス停に急いで向かった。
憂の声も聞こえないくらいあわてていた。
バス停では、ひとりを除いてみんな集まっていた。
唯「ごめんごめ~ん!みんな待った?」
澪「よし!今日は全員そろったな。もうそろそろバスが来るようだけど。」
律「あは!バス来たぞぉぉぉぉ!」
一同はバスに乗り込み30分以上の小旅行。遊びに行く気満々だ。学年末テストという名の地獄の前の小休符。
律「あはぁ~。すごいぞ唯!」唯「すごいねりっちゃん」
唯「温泉だよ?りっちゃん!温泉!おんせん!」律「温泉だよ!澪!」
澪「あんまり騒ぐなよ!恥ずかしい…」紬「澪ちゃんってどこまで恥ずかしがり屋なの?」
梓「澪せんぱいもあの輪の中に入りたいんですよね?」
澪「バスの中で騒ぐとか高校生にもなってするもんじゃないよな・・ハハ…」
梓(実は自分も騒ぎたいんだなぁ…この人…そんなところがかわいいですよ?澪さん?)
紬「次のバス停で降りますよ?もうそろそろね…。」
あっという間というのはこの事だろう。バス停を降りて3分くらいのところに別荘があった。
今回は親の所有するものの中では3番目くらいに小さいそうだ。
一同(これで3番目に小さいとか一番でかいのは東京ドーム32個分以上か?)
律「とりあえず、温泉!温泉!」唯「おんせん!」
澪「練習するために来たんじゃないのか?」梓「澪センパイの言うとおりですよ?」
紬「いいじゃない?リラックスしてから練習して。」
律「それじゃ、多数決で決めよう!」
律「まずは温泉!ハイっ!!」
唯「ハイっ!!」
澪「まずは練習!」梓「ハイ!」
律「ムギはどっちなんだ?」
そこに、温泉につかる準備万端のムギがいた。
紬「温泉につかりたいでぇ~す。」
澪梓(こいつ…裏切った!)

541:今回はなにもないよ。ごめん
10/02/26 02:08:09 HtqpGi2O
この別荘のお湯は源泉かけ流しである。
なんだか、美人の湯といわれる種類とか言うものらしい。
1、2時間くらいたって彼女たちが風呂から上がってきた。
梓はのぼせていた。あるせんぱいのグラマーボディーに興奮したのか、本人は覚えていないようだ。
澪「梓っ!大丈夫か?」唯「あずにゃん?」律「誰のせいだろうなぁ(笑)」紬「私かしら(笑)それとも…」
全員が澪のほうを向いた。そして、澪は少しばかり責任感を背負った形になった。静かに澪は口を開く。
澪「…ムギぃ。氷枕とかある?」紬「ありますよ!待ってて澪ちゃん。」
しばらくすると梓の意識が戻ってきた。
澪「大丈夫か?梓?みんな心配したんだから。」グスッ。
梓「ごめんなさい…みなさん。」
律「よっしゃ!そしたら、練習しよ?な?」

~~♪~~♪
澪「なあ、ここの歌いだし律が歌って見てくれないか?」
律「えぇ~~?んま、いいよ?澪がそういうならっ!」
唯「お?りっちゃん初めてボーカルやるんだね?初めてりっちゃんの歌う姿みれる!たのしみ!たのしみぃ!」
律「おいおい!おまえは本番は見れないんだぞ?」
澪「そしたら、ここのフレーズでは私たち(唯&梓も含めて)はステージの中心から若干外れよう」
唯「そうだね。りっちゃんが見えるようにね。」
澪「そのあとは、私と梓が歌うのはどうだ?」
梓「いいんですか?私、余り歌に自信ないですけど。」
唯「それじゃ、ここからサビだからみんなでうたおーよ!ね?」
律「そうだな。これで行こうか。ムギは歌いたいところとかある?」
紬「私?そうだな…2番の最初とかかな…」
唯「ムギちゃんは、そこの歌詞書いたんだもんね。」
澪「そうだなぁ、ここはムギソロにしてもいいか?」
静かに紬は決心をしたとうなずいた。
唯「そしたら、2番のサビまでやってみようよ!」
律「1,2,1,2、・・」カン、カン、カン、カンっ!
~~♪~~♪~~♪~~♪
律「いまのよかったな!うん。でも、やっぱりボーカルは澪と唯でいいな。私は。」
律「だから、私のパートのところは澪が歌ってくれないか?」
紬「そうね、今まで通り私たちはコーラスで参加するわ。だから、3人でボーカルのパート分けしてくれる?」
唯「りっちゃんもムギちゃんもそんなこと言わないでよ。」
律「やっぱり私はドラムで精いっぱいだから!」
紬「私も、鍵盤でみんなが喜んでくれたら嬉しい。」
澪「…そうか、わかった。唯!梓!もういちど、考えよ?な?」
こうして彼女たちのミニ合宿が終わった。

542:今回はなにもないよ。ごめん
10/02/26 16:45:45 HtqpGi2O
#4 ゲリラライブ!

3月1日、送られるものを正式に送る会だ。午前にはそれが終わり、体育館にはその余韻が残っている。
外には、多くの卒業生たちが別れを惜しんでいる。そんな中彼女たちの計画の最終章が始まっている。

~音楽室。
律「いやぁ、今日の卒業式はつまらなかったな。」
唯「校長の話が長かったね。」
律「拍手で強制終了してやろぅかてな。」
澪「そんなこと言ってないで、さっさとやるぞ!」
紬「準備が終わったらお茶でも入れるわ。」
律「わりぃな!サンキュ!」
梓「それでは、何から持って行きましょう?」
澪「そうだな、ベーアンは重いから、シールド類をまとめて持って行ってくれ。」
梓「わかりました。」
律「ドラムは後でみんなで持っていこう。そしたら、ムギ!このアンプとなんか持っていけるか?」
紬「いいですよ!」
唯「りっちゃ~ん!これおもいよぉ!」
律「がんばれよぉ!先いってるぞ!」
唯「えぇ~~!?ぶー。」
そこに、部室へ引き返す梓がきて、唯を手伝った。
唯「ごめんね、あずにゃん!」
梓「いいですって!唯センパイとならどこまでも!」
こんな調子で会場である卒業式の余韻が残る講堂に全てを持ってきた。
準備室には和がいて、生徒会がいろいろと演出の手伝いをしてくれると言っていた。
澪「和ぁ…生徒会まで振り回していいのか?」
和「いいの。いいの。私だって、面白そうだから参加しただけだし、あそこにいる書記のエイちゃんだって楽しそうよ?」
和「今回は、私たちがバックについてるんだから何も怖いものはないわ!十分に楽しんで!」
澪「…ありがとう。今度…、一緒に…、どこかに遊びにいこ?」
和「いいわね。約束よ?」澪「ありがとう!」
唯「和ちゃん!ほんとにありがとね。昔から、だいすきだよ!」
律「あはぁ!こんな風にみんながやってくれたんなら私たちも頑張らないと!」
紬「そうだ。ひと段落したんだし、生徒会の皆さんもお茶しませんか?」
和「悪いわね…。」紬「いいの♪いいの♪」

543:今回はなにもないよ。ごめん
10/02/26 16:51:43 HtqpGi2O
生徒会も音楽室でティータイムを楽しんだ。最終確認も含めてだったがいつもと変わらない模様だ。
全員が集まっているのを見計らってきたかのようにさわ子の姿もあった。
生徒A「ここで、澪ちゃんにスポットあてるね!」
澪「…うん。でも、…恥ずかしいな。//」
唯「澪ちゃん照れてる…かわいい♪」
澪「…私は、……って他人事だな!」
紬「ふふっ…こうしているとすぐ時間になっちゃうわね。」
さわ子「今回の衣装も奮発してつくったわよ!」
全員(その力をほかにまわしてくれ!)
さわ子の準備してきた衣装を選んだ後に本番の事について話が上がった。
生徒B「すいません、全体の流れはこんなかんじでいいですか?」
律「どれどれ…」
律は生徒から紙をもらい、机の上に置いて全員に向かって確認をした。

-------------------------
軽音部「ゲリラライブ」
1.カレーのちライス
MC(唯…曲紹介、バンド紹介)
2.筆ペン、ボールペン
MC(律…フリートーク)
3.私の恋はホッチキス。
MC(唯…曲紹介)
4.Be Here 4 U!~ここにいるよ~
(アンコールがあれば下をやる。)
MC(唯…)
5.ふわふわタイム
-------------------------

律「みんな!これでいくぞ!」
全員うなずいた。腹を決めたといわんばかりの顔で。
一息置いて律が口を開く。
律「よっしゃ!いっくぞ!」
全員が近づく本番に気持ちを新たにした。

ゲネプロが始まり、全員が手ごたえを感じている。
ゲネプロだが、本番と同じようにやりたいと澪が言ったため全員衣装を着てやっている。
その提案者は恥ずかしがっているのだが。
さわ子(…あの子たちも成長してるわね。私の高校の時ってワイルドな方向に行きすぎてたわよね。
4人とも楽しそうだし、それより何より見ている人を楽しませている。それより私…Good Job!)

544:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/26 18:28:59 HtqpGi2O
佐和子が自分に陶酔している間に彼女たちは講堂での最後のゲネプロに励んでいた。
律「あのさ、唯。最初のMCでメンバー紹介しなくてもいいよ、曲紹介をしてくれ!」
唯「わかったよ。りっちゃん隊長!」
律「よし!次いくぞ!」
こうして、最後の調整が終わり開場時間となった。
今まで自分たち以外の発する音は聞こえなかった。今は、いろんな音が聞こえる。
唯たちは、衣裳に着替え、準備万端だ。唯はステージの幕の間から客席を覗く。
唯「みんなぁ!いっぱいお客さんがいるよ!」
律「どれどれ?あはぁ…!すげぇなぁ!」
澪「どうしよう…頑張らないとな。」
梓「大丈夫ですよ。いざ本番となったらそんなこと忘れてますって。」
澪「ありがとう。」
紬「大丈夫!頑張りましょ?ね?」笑顔で手を握る。
唯と律はステージにやっていた目線を戻し、澪に近づく。
唯「そうだよ!みんながついてるよ!」ニコッ!
律「大丈夫だぞ。澪!私が後ろで見守っててやる。安心してくれ!」ギュ!
そう言って澪に静かに抱きついた。そして、静かに耳元で囁いた。
律「昔からそういう澪がかわいくてしょうがないんだよ。」
澪「…//」カァァァ。少し口元がほほ笑んでいた。
紬「もうそろそろよ!頑張りましょ?」



545:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/26 18:56:43 HtqpGi2O
本ベルが鳴り、ステージを覆う幕が上がった。
律「1,2,3,4!」
♪<カレーのちライス>
唯「みなさん!こんにちわ!!!」
会場が歓声に包まれた。
唯「今日はゲリラライブだとか言ってたんで、こんなに人が来るとは思いませんでしたぁ。」
唯「みなさん!ここで朝、卒業式やってたんですよ?」
唯「でも、そんな雰囲気なんてないですよね? あ!そしたら次、筆ペン、ボールペン !」
律「1…2…、1,2,3,4!」
♪<筆ペン、ボールペン>
律「みなさ~~ん!まだまだ続きますから気を抜かないでねぇ!」
律「というわけでこの私、容姿端麗、頭脳明晰、みんなのアイドル、軽音部部長!田井中律でぇぇす!」
このつかみによって、観客もヒートアップしてきた。
観客「かわいい~~~~~~!」
律「というわけで、ここでメンバー紹介していきたいと思いま~す!」
律「ほんわかボーカリスト!お菓子大好きギター担当!…唯!」
<ギュいーんギュいーんぎゅいん!>
…わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁx!!!「ゆぅ~~~いちゃぁぁぁぁぁぁん!」
律「天然系お嬢様!ティータイムはまかせて!キーボードっ!…紬!」
<ポロポロポロろ~ん!>「むぅぅぅぅぅぎちゃぁぁぁぁぁぁん!」
律「軽音部の猫耳アイドル!かわいさ最高!ギター担当…梓!」
<ギュい~んじゃっじゃっじゃ!>「あずさぁぁぁぁぁあ!」
律「バンドの萌え担当!そして、堅実ベーシスト…澪」
<ボンボンボンボボンボン♪>「みぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃおちゃ~~~ん!」「かわいい!」
唯「そして、ハイテンションガール!爽快ドラマー…律!」
<ダンダダダン!ダダダダダダ!>
律「それでは、3曲目聞いてください!」
律唯「私の恋はホッチキス!」

546:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/26 19:09:13 HtqpGi2O
<ダンダダダン♪><♪私の恋はホッチキス>
唯「それでは最後の曲になりました。この曲は私たち全員で作りました。いつも応援してくれるみんなのために書いた曲です!」
唯律「聞いてください!Be Here 4 U!~ここにいるよ~ 」
<♪~~>
観客「わ~~~~~~~~~~!」パチパチパチパチ・・・
…「アンコール!アンコール!アンコール!…」
それにこたえるように律はドラムでリズムを刻んでいく。
それに重なるように紬が重なり、澪が重なる。
その3人に目線を合わせて梓が重なる。
そして、唯が重なってヒートアップ!
唯「それじゃ!行くよ!ふわふわ☆時間!!」
~~あぁ カミサマお願い
二人だけのDream Timeください☆
お気に入りのうさちゃん抱いて今夜もオヤスミ♪
ふわふわ時間(タイム) ふわふわ時間(タイム) ふわふわ時間(タイム)

こうして、幕が閉じた。一ヶ月後4人は3年生になる。


547:今回はなにもないよ。ごめん
10/02/27 18:54:30 t9L6nzL6
とりあえず終了。


548:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/28 00:08:58 Dc9kArvw
とりあえず乙。

549:こんとん!11
10/03/04 00:55:21 5H4uySrI
(>>508の続き)

和「私は止めるように言ったんだけど…(シクシク)、澪ごめんね・・・」

ブゾリは律に近付いて頭をつかんだ

ブゾリ「お、起きろゴラー!お、お前ブッ殺しでやる!!」

律「・・・なんだオメェ、私を起こしやがって」

チュドーンッ!(律のストレートがブゾリの顔面にヒット)

ブゾリ:HP2000→HP750(ヒュイーン,ピピピ)

ブゾリ「殴られました~wwwブゾリ殴られちゃいました~wwww超ショック!!wwんで、バーサーカーモード発動wwみたいなー!!wwwぶはッ」

ドッギャーーーン!! ブゾリのオーバーボディが吹き飛び、中から澪の双子の妹・零(れい)が現われた

零「これが私の本当のハンサム顔だーッ!」

和「今日の今日とてハンサムなぞ…クックックッ」

唯「零ちゃんだ~早速だけど、いつものアレやってよ」

律「私もみたいな~」

澪「ねぇ~お願い、やってよ零ちゅわん♪」

零「お、お姉ちゃんがそう言うなら…」

舌の上にサクランボset.

零「レロレ/

澪「あ、やっぱいいや
それより今からコックリさんやろうぜぃ」

零「あの~私は…」


550:こんとん!12
10/03/04 00:58:17 5H4uySrI
澪「あんたは帰りなさい・・・土に!!
ギャハハハハwww人はいずれ土に還る、まさにJAZZ!!!!wwww」

零「え~ん、お姉ちゃんのハゲー」

零は泣きながら音楽室から出ていった

零「2年1組の秋山澪はエイズですよーーーッ!!うわっ、こんな所に階段がっ、やべトマンネ、どわ、ウギャーーッ!!」ガラガラ…,ガシャーン

零は階段から転げ落ちた

律「澪、零ちゃんが可哀相だろ、いい加減にしろよ!」

澪「・・・律!!」

律「な、何だよ急に!」

澪「律に手紙を書いてきたんだ、読むぞ」

澪『感謝の気持ち、言葉にすると照れ臭いのでこうして手紙にしましたテヘ♪』

澪『私が住んでいる京都はすっかり2010年になりました
律が住んでいる埼玉県はどうですか
まだ2009年かと思われます』

律「埼玉に住んでねえよ」

澪『埼玉県民は最新の重大ニュースなんか知らないだろうから、私が教えます』

律「埼玉県民じゃねえっての」

澪『地下鉄の大江戸線が開通しました』

澪『日本人がノーベル賞を受賞しました、小柴とか下村とか』

551:こんとん!13
10/03/04 01:06:36 5H4uySrI
澪『朝青龍が引退を表明しました
この件について、他の四天王からのコメントを頂いております』

――――
朝白虎:朝青龍の奴、遂に引退か

朝朱雀:四天王の面汚しめ!

朝玄武:だが奴は四天王の中でも最弱…

朝麒麟:お前達、計画は進んでおるのかえ

一同:これは朝麒麟様!
計画は順調にございます

朝麒麟:そうであるか、オーホッホッホッ
――――

澪『ってな感じです』

和(澪って、他にやる事ないのかしら)

澪『続けて2009年度のリコール対象製品を発表します』

★子供用おしりふき(王子ネピア)

★船外機のレギュレーター(ヤマハ発動機)

★歯科用デジタル式X線撮影機(パナソニック)

★忍たま乱太郎カレンダー(ブロッコリー)

・・・・・・・

唯(澪ちゃん、一生懸命調べたんだろうな)

律「もう、もう止めてくれ!」

澪「…帰る、じゃあまた明日ね」

ガラガラ,ピシャ-ッ 澪は突然帰った

552:こんとん!14
10/03/04 01:14:19 5H4uySrI
-翌日-

紬「そんな事があったのね」

律「夢であってほしかった……」

紬「分った、私が何とかするわ」

和「大丈夫?あまり関わらない方がいいんじゃない」

ガラガラ 澪が音楽室にやって来た

澪「ういーす」

唯「澪ちゃん…ありゃ、なんでそんなにパチンコ玉持ってんの?」

和(いきなり嫌な予感)

澪「こうするためさ!食らえ秋山ショットガン!!」

ジャーン,バラバラバラ… 澪はパチンコ玉をぶちまけた

和「最悪、本当にやりやがった」

澪「大成功wwww!!、いやぁ~昼にパチンコいったら大当たりしてさー!」

律「普通、玉は景品に交換してもらうんだろ
つうか高校生がパチンコに行くな!」

553:こんとん!15
10/03/04 01:16:14 5H4uySrI
澪「玉のまま全部持ってきた
…でも、みんなのこの笑顔がぁーwww私にとってぇーwwww最高の景品でぇーっすwwwwwウヒャヒャヒャヒャー!!」

喜ぶ澪に紬が近付いた

┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"

紬「み・お・ちゃ・ん」

澪「ムギ…(やべぇ、超キレてる)」

澪「そんな怖い顔すんなよ、すぐ片付けるよ~」

紬「…なら早く片付けてね」クルリ

澪「(背を向けたな)…チャンス」

澪「ドラゴンフィッシュブロー!!」

律「上からのフック!まずい、完全にムギの死角だ!!」

554:こんとん!16
10/03/04 01:18:32 5H4uySrI
ガシッッッ 紬は拳を両手で受け止め、更に澪を倒しながら両足で頭をはさんだ

和「まさかあれは…、ダメだ、やめろ!澪が壊れるー!!」

そして左手を逆関節に極めた

[虎・王・完・成]

澪「うわあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ブクブク…

和「竹宮流の秘技、虎王…」

唯「…澪ちゃん、全く動かなくなっちゃったよ……」

律「ムギ…なんでだよ・・・」

紬「・・・」

律「ム、ムギ…?」

紬「…シャワーを、浴びて…くる…わ・・・」ヨロヨロ…

紬は放心状態でシャワー室に向かった

555:こんとん!17
10/03/04 01:20:55 5H4uySrI
紬「ハァハァ・・・」シャワ-

紬「あの手応え・・・澪ちゃんは…もう」シャワ-

紬「ごめんね…、澪ちゃん・・・・・・・」シャワ-…

30分後
紬は音楽室に戻った

澪「職業が錬金術士ってwwwどんだけーwwwww」

唯「ハイパーメディアクリエーターよりましだよ~、…あ、ムギちゃんだ」

紬「あら澪ちゃん、生きてたの?」

澪「そりゃあ生きてますよ~~~」

紬「私は殺すつもりだったけど♪」

澪「ぐはっwww親友から明確な殺害の意志!!www澪ちゅわん,255ポイントのダメージwwwww」

紬「あら親友だったかしら」ギロリ!

556:こんとん!18
10/03/04 01:26:14 5H4uySrI
澪「ああ……まるで、養豚場の豚でも見るような目付き」ウットリ

見つめ合う紬と澪
澪は静かにスカートとパンティを脱ぎ、下半身を突出した

澪「お願い…、来て……」

紬「フフフ行くわよ、私の子猫ちゃん♪」ナデナデ

澪「あぁ…焦らさないで、は、早く~」ビクンッ,ビクンッ

紬「こんなにしちゃってイヤらしいのね
…行くわよ」

ギュウーーーッ! 紬は澪の尻のオデキをつかんだ

澪「ぐぎょえぇぇぇぇ超イテぇぇよぉぉぉぉぉぉ!」

紬「まだまだよ!」

澪「イテえぇぇぇぇ!けどチョイ気持ちよくなってきたぁぁぁぁぁぁぁー!!!!」

557:こんとん!19
10/03/04 01:28:56 5H4uySrI
和「拷問動画みたいね」

澪「この薄汚ねぇジャップどもがあぁぁぁぁ!!私の生き様をぉぉぉ、その目に焼き付けろぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!」

紬「もう少し、もう少しよ!!」

そして遂にその瞬間は訪れた!

出前「ちわーそば屋です、天ぷらそば5人前でーす」

唯「やっと来たー!!」

和「つ、遂に…!」

律「この時をどれだけ待ったか!」

紬「奇跡の瞬間ですわ♪」ブルブル…

紬は興奮してペニスを勃起させた
なんと紬はふたなりだった

レズ子「どうなさったのですか?おねえさま」

そこに紬の中学時代の後輩が現れた

558:こんとん!20
10/03/04 01:34:41 5H4uySrI
紬「こ これは違うのっ!」ビクンッ

レズ子「え…おねえさまは…」

紬「い いやぁ…」

レズ子「“おにいさま”だったのですか?」

紬「ふふ…ち 違うの…りょ 両方あるの…
おかしいでしょ?
気持ち悪いでしょ?」ハァハァ…

レズ子「おねえさま…」

紬「だから…私のことはもう…」シクシク,シクシク…

レズ子「おねえさまは…素敵です」チュッ

紬「レ レズ子ちゃん…」

レズ子「そして ここも素敵ですわ」ニギニギ

紬「ひゃぁんっ」ビクビク

レズ子「おねえさま…私を 私を汚して…」

紬「いいのね
い 行くわ・・・」

レズ子「あ、バイトの時間だ!じゃ、お先でーす」

紬「・・・」

レズ子は帰った
そして紬は考えるのをやめた

559:こんとん!21
10/03/05 02:43:28 QLXkKkmk
律「ムギ、今の誰だ~」

紬「中学の後輩よ。今年から桜ヶ丘高校に通ってるの」

唯「ムギちゃんの後輩か~、軽音楽部に入んないかな」

澪「それより私の尻のオデキを何とかしてよー!?」

和「あら?でもすぐに潰れそうよコレ」

プツン,グシャ!! 和が指でつまんだらオデキは簡単に潰れた

澪「いつっ!!…………」

和「潰れたわ、よかったわね澪」

澪「・・・」

和「澪?…(ユサユサ)・・・やだ、息をしてないわ!」

律「チャーーーンス!顔に落書きしようぜ」

唯「やめなよ~可哀相だよ~~」

560:こんとん!22
10/03/05 02:46:17 QLXkKkmk
紬「フフフ、りっちゃんたら~♪」

和「息が止まった人間に、まず最初にする事が落書きなの?」

-数分後-

和「よし、完成よ!」

落書きされた澪の顔、それがこれだぁ
ワン トゥー スリー!

第3位:口になまずヒゲ
第2位:まぶたに黒目
そして第1位:おでこに漢字の[汁]

紬「それよりも一体どうしましょう」

律「…これ、本格的にヤバくない…?」

唯「・・・そうだ!澪ちゃんの師匠なら何とかなるかもよ」

律「ハート様…か」

こうして私達は澪の命を救うため、時計塔を訪れた

-時計塔3階-

唯「ハート様いないね~」

律「代わりに別のオジサンがいるぞ
あの人に聞いてみよう」

561:こんとん!23
10/03/05 02:50:55 QLXkKkmk
ハート様に関する証言
Case1・佐藤一郎さん(53才,警備員)

ハート様ってあのバイトのあんちゃんの事か。もうここの警備のバイトは辞めちゃったよ

でも今時の若者にしては珍しく礼儀正しかったよ。いつも汗かいてたし、少しクセのある喋り方だったけど

年齢?
年齢は知らないけど、あの有名なK大学の工学部の学生さんらしいよ
そんなに若くは見えなかった?
そうかな。でも、そう言われれば年齢よりよ老けて見えたかも。苦労してたんじゃないかな
何でも生活費は自分で稼いでたみたいだし

来年は4年生って言ってたな
あ、もう年度は変わったから、今は4年生になったのか

住所や連絡先?
ごめんね、全く聞いてないよ詳しい事が知りたかったら、大学に行ってみたらいいんじゃないか

大学では何だっけ…そうだ、金属メッキに関する研究をしてるって言ってたかな


562:こんとん!24
10/03/05 02:57:23 QLXkKkmk
和「メッキの研究って言われても、よく分からないわね」

紬「メッキなら化学じゃないかしら」

和「そうか。K大学のホームページからも調べてみましょう」

検索ワード【K大学 化学 メッキ】

律「えっと~…あった、これじゃないかな」

『K大学 工学部 応用化学科 界面化学研究室』

和「早速この研究室に行ってみましょう」

563:こんとん!25
10/03/05 03:01:33 QLXkKkmk
ハート様に関する証言
Case2・鈴木太郎さん(41才,大学教授)

ええ、確かに彼は僕の研究室に所属していますよ

因みにここは『界面化学研究室』と言いましてメッキ、塗料、表面張力などの研究をしております。
一般に“界面”とは、ある物質と別の物質の境界面の事を指します。この境界上にある分子は他の分子との分子間力が…

おっと、失礼しました
で、彼ですが最近はここに来てないんですよ
彼は大学院進学ではなく就職を希望していたじゃないですか~、だから今は就職活動の最中ですよ

でも、最近は全く研究室に顔を出していませんでした
だから私も少し心配していました

連絡先ですか?
お教えしても良いのですが、電話をしてもいつも不在ですよ
私も彼に何回か電話をした事があるんですよ。卒業研究の進捗状況を確認するために

因みに、彼の研究テーマは銅メッキの安定化についてです
一般にメッキには金属の電気分解が利用されます
ですが普通に行なっても綺麗な光沢ができる事はありません。そこで電解槽を安定させるために、彼は添加剤として染料を…

おっと、失礼しました
で、彼の事なら私よりも同じ研究室に親しい学生がいますから、その子を紹介しますよ

564:こんとん!26
10/03/05 03:45:41 QLXkKkmk
紹介されたのは大人しそうな女の人だった

田中「田中です、ヨロシク…」

律「あ、どうも~」

田中「ハート様くんの事を…その、探してるんですか…?」

紬「はい、一刻も早くハート様さんに会いたいんです」

田中「ここだと、えっと…、そうだ、構内のカフェテリアに行きませんか」

和(話づらい事でもあるのかしら)

565:こんとん!27
10/03/05 03:51:13 QLXkKkmk
ハート様に関する証言
Case3・田中良子さん(23才,学生)

私は1年生の時からハート様くんの事を知ってました
私は埼玉県のド田舎出身だったから、同じ学科内に友達はおらず、いつも1人でした
そんな私に声をかけてくれたのが彼でした

最初に何の話しをしたかは覚えてないんですけど、それからは会えば気楽に話すような間柄になりました
あまり友達がいない私には彼は大事な存在でした
…で、でも別に、彼の事が好きってわけではないんです…

嘘です……

本当の事を言えば、私は彼の事を1年生の頃から気にしてました

でも彼ははそういう事には鈍感で、たぶん私の気持ちには気が付いてなかったと思います

あ、ごめんなさい。私の事ばかり話して
で、彼の事ですが、彼は家庭の事情で生活費は全て自分で稼いでいました
だから、昔からバイトは2~3個は掛け持ちでやっていてました。学校とバイト先を往復するだけの毎日でした

でも授業や実験はちゃんと出席してましたよ。テストを落とした事もなかったみたいです
学業は決して疎かにはしてなかったようです

彼の住所ですか?
知ってます。でも行っても無駄かもしれませんよ
私も心配で行ってみたんですが、家にはほとんど帰ってないみたいだから…

566:こんとん!28
10/03/05 03:55:03 QLXkKkmk
唯「このアパートだね」

律「チャイムを押してみよう」

ビンポボワッシュ…

律「何これ!?変な音だな」

唯「おもしろ~い、りっちゃん、もう一回押してみてよ!」

律「おっしゃー」

♪ピンポーン

和「あら、普通ね」

その後は何回押しても普通の音しかしなかった
その回数、実に127回!

紬「ここは私に任せて、…ぅおりゃッ!!」

バキッ!!
♪ピンポ…,ブツ・・・

和「完全に壊れたわね」

チャリーン 扉の上のガスメータから何か落ちてきた

567:こんとん!29
10/03/05 15:20:59 QLXkKkmk
唯「何これ…(ヨイショっと)、鍵だ~」

律「今の衝撃で落ちてきたんだ……もしかしてこの部屋の鍵じゃないかな」

唯「どれどれ(ガチャリ)…あ、開いたよ」

部屋の中に入ってみた

紬「…もぬけの殻ね」

和「引越したんじゃないかしら」

律「ほこりが積もってるから、引越したのはちょっと前じゃないかな」

手掛かりがなかったので部屋を出る事にした

ジジイ「コラーーッ!!」

鬼のような形相のジイさんが近付いてきた

ジジイ「お前達かぁーーッ、チャイムを壊したのは!」

唯「あわわ、すごい怒ってる…」


568:こんとん!30
10/03/05 15:27:09 QLXkKkmk
ジジイ「とっ捕まえて切り刻んでやるーーッ!!」

和「尋常じゃないわね、あの顔は」

紬「みんな逃げましょう!」

4人は無我夢中で逃げた
気がつけば見知らぬ場所に来ていた

和「ハァハァ…何とか逃げられたわね
あら、唯と律は?」

紬「…どうやら、はぐれちゃたみたいね」

-別の場所-

唯「ムギちゃんと和ちゃん、いなくなっちゃったね」

律「それよりもここは何処だ…」

ジジイ『…ここは…地獄の1丁目……』

律「!?…さっきのジイさんの声だ」

ジジイ『Welcome to the "SEVEN SQUARE GRID"!』

和「大きな声…声……、スピーカーでも使ってるのかしら」

ジジイ『“セブン-スクエア-グリッド”にようこそ!』

569:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/05 15:28:05 QLXkKkmk
図1

\ABCDEFG
1┏┳┳┳┳┳┓
2┣╋╋╋╋╋┫
3┣╋╋╋╋╋┫
4┣╋╋╋╋╋┫
5┣╋╋╋╋╋┫
6┣╋╋╋╋╋┫
7┗┻┻┻┻┻┛

570:せつめい!
10/03/05 15:33:12 QLXkKkmk
【SEVEN SQUARE GRIDとは!?】

●プレイヤーは>>568の図1のような6×6のマス目の格子点(線が交わってる所)の上にしかいられない

●1ターンにつき、格子点の間を上下左右に計2回分移動できる(ただし、右-左のように元にの位置に戻ってはいけない)

●10ターン以内に2組のプレイヤー同士が出会えば(ターンエンド時に同一格子点にいれば)、ゲームは終了となる

●各プレイヤーは相手のプレイヤーが見えず、声も聞こえない(つまり視覚や聴覚による確認は不可能)

●スタート時の位置は紬&和がA-2、唯&律がG-7
しかし相手の位置は知らされていない

571:こんとん!31
10/03/05 15:34:36 QLXkKkmk
ジジイ『それでは地獄の幕開けです!』

◆◆第1ターン◆◆

紬「とりあえず、中心のD-4を目指しましょうよ」

和「そうね…でも、唯達は気付くかしら」

・・・・

唯「りっちゃん、真ん中に行かない」

律「なんで?」

唯「ん~…なんとなく!」

律「…まぁ、そうだな。そうしよう」

◇ターンエンド◇
紬&和:B-3
唯&律:G-5

572:こんとん!32
10/03/05 21:23:36 QLXkKkmk
◆◆第2ターン◆◆

和「唯と律が、私達と同じように考えにてくれたら、すぐに終わるわね」

紬「でも、そんなに上手くいくかしら…」

・・・・

律「真ん中に行くには何ターンかかるんだ?」

唯「えっと……3ターンじゃないかな~」

◇ターンエンド◇
紬&和:C-3
唯&律:E-5

573:こんとん!33
10/03/05 21:25:41 QLXkKkmk
◆◆第3ターン◆◆

律「道が塞がれてるぞ!」

*D-4からE-4への道は通行止め

唯「そんなー、どうしよう?りっちゃん」

律「よし、とりあえず上(北)に行こうぜ」

・・・・

紬「!?…これではD-4に行けないわ」

*C-4からD-4への道は通行止め

和「なら、しょうがないわ
他の道を探しましょう」

紬(…あら、何かおかしい)

◇ターンエンド◇
紬&和:D-5
唯&律:E-3

――

ジジイ「やつらが出会う事はない。何故なら…ククク」

574:こんとん!34
10/03/05 21:27:12 QLXkKkmk
◆◆第4ターン◆◆

唯「りっちゃん、この後どうしようか」

律「そうだな~、上の方をブラブラしてればいんじゃネ」

唯「そんな……あ!うん、そうしよう!」

・・・・

和「また通行止めだわ」

*実はD-4に通じる4本の道は全て通行止めであった!!

和「ムギ、多分D-4には行けないんじゃないかしら?」

紬「…私もそんな気がするわ」

和「唯と律なら・・・そうだ!!」

◇ターンエンド◇
紬&和:E-4
唯&律:E-1

575:こんとん!35
10/03/05 21:28:17 QLXkKkmk
◆◆第5ターン◆◆

律「うーん、せっかくだから左の方に行こうぜ」

唯「そうだね~、ずっと左の方に進んでるしね」

唯(りっちゃんはじっとしてられないタイプ……2人は気付くかな?)

・・・・

和「2人は上に向かうと思うの、だってバk/

紬「和ちゃん!それ以上はダメよ!!」

紬(でも、私も同じ事を・・・)

◇ターンエンド◇
紬&和:E-2
唯&律:C-1

576:こんとん!36
10/03/06 02:52:51 1xtpPHL4
◆◆第6ターン◆◆

和「後はもう運ね」

紬「ええ(もしかしたら……)」

和「ムギ、どうしたの?」

・・・・

唯「りっちゃん、さっきの所に戻ってみない?」

律「え、なんで…まぁいいけど」

唯「じゃあ戻ろう!
あれ!?これは………」

◇ターンエンド◇
紬&和:D-1
唯&律:E-1

577:こんとん!37
10/03/06 02:55:07 1xtpPHL4
◆◆第7ターン◆◆

律「次はどうしよっか」

唯「・・・」

律「唯、どうした?」

唯「……さっきのおジイさーん!!
聞こえてますかーー!!」

律「オイ唯、一体どうしたんだよ!」

唯「このままじゃ、私達は和ちゃん達には会えないんだよ」

唯が説明をしようとした時、空から声が聞こえてきた

ジジイ『ほほぉ~~、どういう事か説明してもらおうか』

・・・・

紬「…これはさっきのおジイさんの声ね」

和「唯の声も聞こえるわね…、何でかしら」

578:こんとん!38
10/03/06 03:03:12 1xtpPHL4
・・・・

唯「和ちゃん達は今、ひとつ隣りにいます!だったら絶対に会う事はできませーん!!」

律「えっ、なんで分かるんだ!?
それよりどうして無理なんだ!!」

ジジイ『それは何故だ』

唯「1ターンに2回移動するから、和ちゃん達との距離はずっと奇数になりまーーす!!」

ジジイ『・・・』

唯「出会う時は距離が0(偶数)だから、偶数個分はなれてなきゃダメでーーす!!」

ジジイ『見事、正解だ』

キラキラキラ… 空から何か降りてきた

唯「これは……、Angel's Distortion?」

ジジイ『ゲームクリアの商品、“天使のディストーション”じゃ』

律「…って事は!?」

◆ゲーム終了◆

579:こんとん!39
10/03/06 03:10:49 1xtpPHL4
・・・・・・・

和「……あら、ここはさっきのアパートね」

唯「おお~、ムギちゃんに和ちゃん!」

律「ゲームが終了したから、ここに戻されたんだ」

紬「みんな一緒になりましたね♪」

唯「ねぇねぇ見てこれ、商品だって」

和「聞こえてたわよ
“天使のディストーション”でしょ」

律「…そうだ唯、ムギ達が隣りにいるって、どうして分ったんだ」

唯「匂いだよ♪」

第6ターン終了時、嗅覚の鋭い唯は、匂いで隣りの格子点に紬と和がいる事を知った

580:こんとん!40
10/03/06 03:12:18 1xtpPHL4
律「そうか!そうだったのか~」

唯「え…“私”はまだ何も言ってないよ」

律「じゃあ早く言えよ!!」

唯「実は、かくかくしかじか…」

律「そうか!そうだったのか~」

唯「え…私は『かくかくしかじか』って言っただけだよ」

律「何なんだよもう!!」

和(このネタ、どこかで)

ちゃんと説明した

和「そうか、視覚と聴覚は制限されても嗅覚は無事だったのよね」

紬「唯ちゃんすごいわ~♪」

唯「ヘヘぇ、そんな事ないよお~」テレテレ

和「でも私って、そんなに匂いするの?」

唯「うん、いい匂いだよ~私大好き!」

律「……あ、そうだ
そんな事よりハート様はどうなったんだよ!?」

紬「あ…それなら、もう大丈夫よ」

律「ムギ分ったのかよ!」

紬「ええ、もう一度K大学に戻りましょう」

581:こんとん!41
10/03/07 01:20:15 xMYCOS9P
-K大学・界面化学研究室-

教授「おやおや先程の~、ハート様くんは見つかりましたか」

和「それがまだ…」

紬「いえ、見つかりました」キッパリ

教授「そうですか~で、何処にいたんですか」

紬「目の前にいます」

唯「教授さんしかいないよ~ムギちゃん」

紬「この人がハート様さんよ」

ハート様「あららーバレちゃいましたね~」

ハート様は教授にばけていた理由を話し始めた

ハート様「実はですね~」

和「説明はいいんで、一緒に来てくれませんか」

律「澪の呼吸が止まったのはいいとして、澪の顔の落書きが消えないんです!!」

582:こんとん!42
10/03/07 01:21:28 xMYCOS9P
ハート様「なら、少し強めの溶剤を使えばいいじゃないですか~」

紬「可憐な乙女の顔にそんな物使えません」

ハート様「なんだか理不尽話ですね~」

ハート様を強引に桜ヶ丘高校に連行した

ハート様「…で、あの教授って、ちょーセクハラ教授だったじゃないですか~」

和「へぇ、知らないけど」

ハート様「だから、思わず殺しちゃったんですよ~」

唯「殺しちゃダメだよ~」

一同:アハハハハー

ハート様「そんで、僕って21才にしては老けてるじゃないですか~」

律「21才だったの!40才位かと思ってた」

583:こんとん!43
10/03/07 01:23:07 xMYCOS9P
ハート様「だから僕が教授のフリをしてたんじゃないですか~」

ソリャー,タイヘンダッタネーー

唯「そう言えば、なんでムギちゃんは教授さんがハート様さんだって分ったの」

紬「理由は2つあるわ
1つ目はしゃべる時の癖よ」

唯「???」

紬「私達と話しをした時に1度だけ『…じゃないですか~』って言ってしまったのよ」

ハート様「これは、うっかりしてましたね~~」

紬「2つ目は、ハート様さんの卒業研究の話しが出た時です」

ハート様「何故ですか~」

紬「教授が、学部生の研究内容をあんなに詳しく知ってるはずありません」

584:こんとん!44
10/03/07 01:27:59 xMYCOS9P
ハート様「確かに
研究室には院生は20人、学部生も30人以上はいますからね~」

紬「3つ目は、ズボンに名前が書いてありますよ」

唯「(ドレドレ)…あ、本当だ」

ハート様「ズコーッ!」

世の中には3種類の人間がいる
数を数えられる人間と、そうでない人間だ

585:こんとん!45
10/03/08 04:31:06 fxTgn0ke
-音楽室-

澪「みんなお帰り~」

律「澪 大丈夫だったんだ」

澪「うん大丈夫、みんな…色々迷惑かけてゴメンね」

唯「澪ちゃん……そうだ!お師匠さんを連れてきたんだよ」

ハート様「良かったですね~ 元気そうじゃないですか~」

澪「し し し…師匠ーッ!!」

律「おいおい興奮しすぎだよ」

唯「澪ちゃん よだれが垂れちゃってるよ~」

ワイワイ,ガヤガヤ

和「……」ポツネン…

淋しそうにみんなを見つめる和

和「澪も元に戻ったし…」

和「私の役目はこれで終りね…」

和「唯 バイバイ……」クルリ

静かに音楽室を後にする和

-裏山の公園-

ブランコに座る和
それは夕日で真っ赤に染まっていた

和「…淋しい所だわ」ギィギィ~

和「…フフ、私にぴったりの場所ね」ギィギィ~

和「これを使う事も、もうないか・・・」ゴソゴソ…

和は鞄からフルートを取り出し、それをじっと見つめた

和「そうだ あの曲でも吹こうかな」ギィギィ~

586:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/08 04:33:25 fxTgn0ke
【和のエレジー】
作曲:のどか

URLリンク(plus.imepita.jp)

587:こんとん!46
10/03/08 04:36:41 fxTgn0ke
ピロロロ~♪

和「・・・」ギィギィ,ギィギィ…ッテコラー!!

先程からの“ギィギィ”という音は、和が踏み付けていたホームレスの呻き声だった

ホームレス「さっきから踏んでんじゃねえよ!」

和「ごめんなさい、ゴミかと思ってました(まあ ゴミには代りないけど)」

ホームレス「人とゴミの区別もできないのかギギギ!!」

和「凄い殺気…」

ホームレス「殺ってやる!ギガストラーーーシュ!!」

和「逃げられない・・・唯!!!!」

ハート様「メドローア(極大消滅呪文)!」

ドン!ズドォオン… 謎の一閃によりホームレスは消え去った

588:こんとん!47
10/03/08 04:45:57 fxTgn0ke
ハート様「危なかったですね~」

和「あなたは澪の師匠… どうしてこんな所に?」

ハート様「あなたが淋しそうだったじゃないですか~」

和「……」

ハート様「だから心配でついて来たじゃないですか~」

和「あ、ありがとう…」

ハート様「ところで 今の技を覚えたくないですか~?」

和「あなたは澪の師匠でしょう・・・なんで?」

ハート様「この技は澪ちゃんでは無理です……そして あなたなら可能です」

和「…」

和「…」

和「……師匠!!」

こうして和とハート様の地獄の特訓が始まった

589:こんとん!48
10/03/08 04:48:26 fxTgn0ke
同時刻 桜ヶ丘高校音楽室には1人のツインテール少女が入ってきた

梓「…分からなくなって」

紬「あの~ どなたですか?」

梓「あ、新入部員の中野梓です。パートはギターです
唯さんの妹の憂ちゃんとは同じクラスです
私の事は、あずにゃんって呼んで下さい」

律(はしょり過ぎ)

梓「続けますね。…で 分からなくなって」

梓「冷蔵庫にあった弁当の賞味期限が 分からなくなって…」シクシク…

梓「しばらく食べてみたら 分かるだろうと思って食べてみたけど…」ポロポロ…

梓「けど、やっぱり分からなくなって!」ポタポタポタ…

唯「あずにゃん…」

律「よし!梓のために私が1曲歌ってあげるよ」

澪「待って!私だって歌いたいよ ただ単に!!」

紬「なら、こうしましょう2人とも…ボソボソ」

そしてこうなった↓

590:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/08 04:49:37 fxTgn0ke
【琴吹紬・歌謡ショー】

司会:琴吹 紬
ゲスト1:田井中 律
ゲスト2:秋山 澪

紬「切ない思いを曲にのせ~、聴かせてあげたい人がいるぅ~~」

紬「たとえぇ~遠く離れていても~、私の歌声とどいて欲しいぃぃ~~」

紬「…では唄って頂きましょう
田井中律で『夢伝説』、秋山澪で『Choo Choo Train』
2曲同時にどうぞ」

律/澪「♪遠い 昔の事さ~/♪Fun Fun We hit the step step」

律/澪「♪夢で見たんだ~/♪同じ風の中 We know we love」

・・・・・・・

律/澪「めぐりあえる 日まで~♪/Choo Choo Train~♪」

591:こんとん!49
10/03/08 04:58:16 fxTgn0ke
律「梓 どうだったかな?」

梓「よく聞き取れませんでした」

律「そうか~」

澪「普通そうだよな」

梓「何で同時に唄うんですか。順番に唄えばいいじゃないですか」

律「そうか、その手があったか!」

澪「梓すごいな。そんな方法を考え付くなんて」

梓「え、…はぁ」

梓(大丈夫かなココ)

・・・

場所は代わり、どっかの山奥
和と師匠の特訓-初日

和「できました」

ハート様「…できちゃいましたね~」

和「これで特訓終了ですか」

ハート様「そうなりますね~」

和「あの~ ありがとうございました・・・」

ハート様「はあ…」

592:こんとん!50
10/03/08 05:00:39 fxTgn0ke
これ以上する事もなく、お互い気まずくなった

ハート様「…えーと 和さんの趣味は何ですか?」

和「そうですね お花(花札)を少々…」

ハート様「そうスカ…」

和「・・・」

ハート様「えー…どんな音楽を聴きますか」

和「フュージョンを聴きます(パチンコ店で)」

ハート様「フュージョン(って?)ですか…」

和「ええ・・・」

沈黙が続く
そこに闖入者が現われた

詩音「私は真-四天王の1人、*詩音アルヨ」

和「し 詩音!!・・・って誰?」
(*詩音:去年麻薬で捕まったアーティスト お塩先生とは無関係)

593:こんとん!51
10/03/08 05:04:21 fxTgn0ke
詩音「お前の命をもらうアルヨ!」

詩音「ライトニングバスター!」カッ

和「うわ!……間一髪で避けたけど、とんでもない威力ね・・・」

詩音「まだまだアルヨ」カッ,カッ,カッ

和「凄い連続攻撃!こうなったら…」

和「メドローア!」ドン!

詩音「かかったアルネ(ニヤリ)、シャハルの鏡!!」

カァァアッ 鏡(盾)はメドローアを跳ね返した

和「ちょwwヤバwww…そうだ!メドローア!!」

ドン,キュイz____ン!!!! メドローア同志で相殺した

和「ハァハァ…あの盾は厄介ね」

ハート様「和ちゃん!神速を使うんだ!!」

594:こんとん!52
10/03/08 05:07:59 fxTgn0ke
和「神速ですね!(知らないけど…)」

シュン,シュン,シュン 和は素早く詩音に近付いた

和「フルートチョップ!!」

詩音「しまったアルヨ」カラーン,カラカラ…

詩音「シャハルの鏡があっ!!」

和「千載一遇のチャンス メドローア!」ドン!

詩音「…こうなったら奥の手、順逆自在の術!」

一瞬にして和と詩音の位置が入れ替わってしまった

ハート様「な 何故その技を!!」

詩音「見よう見まねでやってみたが、上手くいったアルヨ!」

ハート様「和ちゃん!!」

ズガァァァン 和は自分が放ったメドローアを食らってしまった

595:こんとん!53
10/03/08 05:19:28 fxTgn0ke
ハート様「和ちゃ~~ん!!!!」

詩音「今 彼女は燃え尽きるアルヨ!」

詩音「ん・・・!!」

詩音「な、なんで燃え尽きないアルカ!?」

和「…化しあいは…私の勝ちね」

………・・・・ゴゴゴゴゴ メドローアが詩音の後ろか迫ってきた

詩音「な な なんで!うわあぁぁぁぁッ!!」ズドォオン!

詩音「(ドサッ)…い、一体…これは……」

和「私が最初に放ったのは、メドローアに似せたベギラマだったの」

詩音「・・・」

和「そしてすぐ後にメドローアを打ったの アレに向かって→」

指差す先にはシャハルの鏡があった

596:こんとん!54
10/03/08 05:24:15 fxTgn0ke
詩音「…は、反射させた…ア、アルカ」

和「そういう事よ」

詩音「……フフフ」

和(笑ってる?)

詩音「私は…し 使命を、果たしたアルヨ……」

和「???」

詩音「私の、本当の目的は…あいつ・・・」

和「・・・ま、まさか師匠!」

和はハート様の側に行った
ハート様は虫の息だった

詩音「メ…メドローアを食らう前に……最後の ライトニングキャノンを…は、放ったアルヨ」

和「師匠!!」

ハート様「・・・」

和「一緒に…花札しようって…言ったのに・・・」

和「一緒に…パチンコに行こうって…言ったのに・・・」

和「あの時の約束はウソだったのかぁ―ッ!!」

この時、和の体から紫色の光があふれ出た

詩音「これは回復魔法!」

ハート様「……うっ、…和ちゃん」

詩音「和が賢者に!!」

和は賢者となり、ハート様は生き返り、ついでに詩音は無罪となった(司法取引による)

和「もう戦いは終わったわ」

詩音「そうアルネ」

ハート様「ウム!」

和「なら 3人であの歌を唄いましょう!」

597:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/08 05:25:57 fxTgn0ke
【ヨイトマケの唄】
作詞作曲:丸山(美輪)明宏

URLリンク(m.youtube.com)

598:こんとん!55
10/03/08 05:32:04 fxTgn0ke
詩音「いい歌アルネ~」

和「ほんといい歌ね」

ハート様「心が洗われるじゃないですか~」

詩音「じゃあ私は帰るアルヨ」

和「ええ」

詩音「・・・」

詩音「・・・次の」

詩音「次の真-四天王は最速……
誰も捕まえる事はできないアルヨ」

詩音は夜の街に消えていった
そして今日もあぶく銭を稼ぐ 体と引換えに…

-数日後-

唯「そっか~ 和ちゃん大変だったね」

和「でも 師匠のおかげで何とかなったわ」

澪「…」ムカッ

澪(何よ!気安く『師匠』だなんて)

澪(師匠もなんで、私じゃなくて和に…)

律「澪どうした?恐い顔してるぞー」

澪「う、うるさい!」スタスタ

律「澪 どこ行くんだよー」

澪「ちょっと外だよ」ガラガラ

・・・

和「澪 戻ってこないわね」

唯「どこに行ったんだろうね」

律「…まさか、迷いの森に行ったんじゃ!?」

桜ヶ丘高校の敷地面積は、東京ドーム10個分以上はある

『迷いの森』は敷地内の北西に位置する広大な森林だ

599:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/13 03:05:00 TtBm/7CU
このスレまだあったのか

600:今回はなにもないよ。ごめん
10/03/19 21:05:47 bkvKKTiI
「適当に作ってみました。」

...「うん?今何時だ?」
...「わからない。だれか時計とかないの?」
。。。「いま…5:30ですよ。」
...「キャベツうめぇ~♪」バサッ!
...「う~~~い~~~(^~^)」

601:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/23 22:09:45 D9xxCPv7
あげ!

602:けいおん!×W
10/03/25 19:49:55 NZrr7Pty
Mはどこに?/ふわふわ時間は帰ってこない?

「ここは、風都。全て風が運んでくれるエコロジー都市。
俺は、左 翔太郎。この街に住むハードボイルド探偵さ。
あそこで辞書のような分厚い本を読んでいる検索野郎は、フィリップ。
こいつは、地球の全ての記憶を見ることができるすごい頭脳派。
俺ら2人でひとりの探偵なんだよな。
どんな依頼も華麗にこなして見せよう。…バコーンッ!…痛っ!」
ひとりでブツブツ言っている翔太郎の頭に隕石が落ちてくる。
というより、スリッパだ。

亜希子「あんたはぁ!ひとりで何やってるのよ。」
翔太朗「痛ってぇな!何するんだよ。」
フィリップ「相変わらずだね、翔太朗は。そうだ。もうそろそろHealing Princessがはじまるよ。」

そう言って、いつもの席に向かうフィリップ。

そんな時、いきなりラジオから緊急速報が流れた。
―ニュースです。最近女子高生が襲われ、謎の死を遂げるという事件が発生しております。
そして、その容疑がかかった保田一郎容疑者(34)が拘留されていた南風都拘置所が12:00過ぎ
遺体として発見されました。遺体の近くには血のようなもので「HTT」と書かれていました。―

フィリップが「HTT」という言葉を検索し始めた。
「う~~ん。なんだかよくわからないな。アキコちゃん!」

「は?はいっ!」亜希子がびっくりしたように振り向いた。そこにかぶせるように、こういった。
「HTTは何の略だかわかるかい?」
「う~ん。。。思い当たる節はあるんだけどね、、、」
「こういうのは、翔太朗君のつてで聞いてみたらどうかな?」
そういう風に言った亜希子に―せっかくの休みがこれで消えるのか―という顔で
「わぁったよ。行きゃいいんだろ?行きゃあ。」と言って、外に出た。
(こういう情報なら、クイーンとエリザベスに聞いたほうが早いかもな。)

しばらくして、風都の第一繁華街「風上通り」に行く。
翔太朗は誰かを待っている。そこに、今風のというより、かなり派手な女子高生2人組が現れた。

「あ~~~!翔ちゃぁ~ん!どうしたの?今日もおごりね。」
「いいでしょ?ね?わたしはぁ…あれが食べたいな。」
「OK!今日は特別な!(笑)」
いつもこの手で引っ掛かる翔太朗。でも、情報を聞き出すのには報酬が必要だ。

603:けいおん!×W
10/03/25 20:09:53 NZrr7Pty
いつものカフェに到着。

翔太朗 「それでなんだけどよ。HTTってなんだかわかる?」
クイーン 「翔ちゃんって結構おじさんなんだね。うちらも耳にしたことはあるんだけど、ね?エリザベス?」
エリザベス「うん。放課後ティータイムっていうの。女子高生の間じゃ話題だよ? 女の子5人のバンド!
あっちは4曲くらい出してるんだって。うちらも歌出したきっかけで、たまに一緒になることがあって。」
翔太朗 「そうか。HTTって女子高生バンドだったのか。それで、どんな感じなんだ?」
エリザベス「彼女たちは風都のアーティストじゃないんだよね。それでね、それでね!」
Q&E 「実は曲も自分たちで書いてるんだって! たしか、京都の近くに本拠地を構えてるんだって。」
翔太朗 「わかった。結構売れてんだな。それだけわかればいいな。またな。」

バイクで事務所に戻る途中に電話が鳴った。フィリップだ。

フィリップ「それで、HTTの正体はわかったかい?」
翔太朗 「ああ。わかったけど、後で話す。」ガチャッ!

翔太郎が戻ってきて、フィリップのいるガレージに来た。
フィリップ「翔太朗。HTTはなんかの略だったかい?それともガイアメモリ関係のものだったかい?」
翔太朗 「HTTは放課後ティータイムというバンドらしい。…」
彼は、さっきまでのことを話した。
フィリップ「それじゃあ、京都という街にでも行こうじゃないか。ぞくぞくするねぇ。」

というわけで、京都にあっさり来てしまったのである。

604:けいおん!×W
10/03/25 22:08:49 NZrr7Pty
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日は、平日だったので学校はちゃんとある。
IT化の波を受けてか、この高校の購買にはPCの消耗品も売ってあるようだ。
ただ、誰も買う人がいなさそうだったのでたまにショーウィンドウにないときがある。
たまたまそこの中にあったUSBフラッシュメモリがひとりの生徒に買われたのを誰かが見たらしい。

そして、放課後になると、いつものように吹奏楽部の練習の音が響く中…
唯 「りっちゃんおいっす!」
律 「うーーーーっす!」
紬 「あら?唯ちゃん!掃除は終わったの?」
唯 「おわったよ===3 さわちゃんは職員会議終わったら来るようなこと言ってたよ。」
澪 「そか。ところで、梓まだだな。」
律 「たしかに。」

サササササササササ・・・・・ポリポリポり。

何かがいる気配を感じた。次の瞬間、彼女たちを地震が襲う。
音楽室は、無残なまでに破壊された。
彼女たちは死ぬことになっていたとか思っていたらしく、
だが、現実は幸い助かっている。

澪 「はぅ! みんな!大丈夫か?」
律 「大丈夫だぁ!唯は、寝息立ててぐっすり寝てる。そっちにムギはいるのか?」
澪 「いない!・・・・・って!って!手がぴくぴくしてるぅ…」バタッ!
失神している澪の隣から起き上がった紬。その様子を見て律がびっくりする。
その律の隣から聞きなれた声が。
梓 「先輩!大丈夫ですか?たまたま私は、日直の仕事が長引いてしまって。」
生徒や教師が周りを囲んでいる中、
生徒A 「まだ、生きてやがったのかよ。まあいい。…」
そのやり取りを見て、にやりとした購買のおばさんは足早に去って行った。
おばさん 「これは、いい結果が出そうね。お父様に報告を。」
購買のおばさんにふんしていたのは、園咲冴子だった。
そして、携帯電話を取りだして実験結果を教えていた。

この後、学校は一斉下校という手段をとり、生徒たちを帰らせた。



605:けいおん!×W
10/03/25 23:48:13 NZrr7Pty
――――――――――――――――――

京都にやってきた、鳴海探偵事務所の面々。彼らは、仕事ではなく遊びでやってきた。
せっかくのオフを設けて遊ばないわけがない。
しかし、彼らはホテルを予約していなかったので滞在拠点を持っていなかった。
そこで、亜樹子の提案で、昔いた大阪の家に行くことになった。
亜樹子が家に到着して、テレビをつけるととある高校の爆破事件が出ていた。
爆破されたのは、音楽室、音楽準備室に当たるところで、
その時音楽室にいた生徒は、軽傷で済んだ―というニュースが流れていた。
フィリップが、この事件の変な所に気がつく。
翔太朗は、そんなフィリップを見てドーパントがらみの事件であると判断した。

―――――――――――そのころ、あの高校生軍団は…

いつものハンバーガー屋にいた。いつもより、少し絆創膏などが張られているが、
少し擦ったくらいで全員なんとかなったらしい。

澪 「今日のはいったいなんだったんだ?というより、爆破の時に気を失っててさ。」
律 「私もなんだ。それ。唯はどうだったんだ?」
唯 「へ?私ぃ?そうだなぁ、覚えてないな。でも、これ食べてたらそんなこと別にいいやとかなっちゃうんだよん」
梓 「でも、とりあえずよかったです。皆さん無事でしたから。」
紬 「そうね。あの爆発の中誰が助けてくれたんでしょうね?」
一つのテーブルを囲む中、足に当たる部分に黒く光るものがあった。
それに気付かずに、さっき起こったことを忘れようとしていた。
彼女たちは、気が済んだかのように全員帰路に就いた。ひとりを除いては。
・・・・“ノ・イ・ズ”―誰もいない通りで小さくこの声が聞こえた。そして、体が変化した。
(あいつらを私の前から消す方法はないのかしら。んま、一気にやってしまえば怖くないわね。)

――――――――――――――――

606:けいおん!×W
10/03/26 01:15:27 XLhPG5EY

Mはどこに?/Don't Say Lazy!

カッカッカッカッカ…静かな朝にローファーがアスファルトをたたく。
後ろから影が付いてくることも知らずに。
女子高生 「うっ!…頭がキンキンする。痛っ!」
それと同時に彼女の姿が消えていた。

大阪から、翔太朗たちは警察のいる事件現場に向かう。
そこには、鞄と、Rというアルファベットが書かれている車が止めてあった。
難波 「なんなんだ?警察部外者は入ってくるな。」
翔太朗 「おれは、左です。たぶん刃野さんから聞いているとは思いますが。」
難波 「君だったか。探偵さんは。待ってたんだ。よろしく。」
難波 「こんな事件が起こったのは君たちが来る2週間前からだったんだ。」
続けて難波という刑事は話を続けた。
「それから、あの子たち4人が被害者の関係者なんだ。ちなみに、あの子たちの通う高校以外にも
多くの前例が出ているんだ。それも、女子高生だけを狙っている。みんな、音楽系の部活に入っている。
ちなみに、彼女たちは軽音部に属している。」
翔太朗 「大体わかりました。相棒に調べてもらいますんで。」

しばらく時間がたち、原因が分かったようだった。そして、現場はひとまず静寂を取り戻した。
彼女たちは、とりあえず学校に行き、いつも通りを実践していた。
律 「澪がいなくなったのは、ドーパントってやつの仕業らしい」
唯 「そういえば、私たちが今ここにいるのってドーパントになった人が助けてくれたんでしょ?」
紬 「そうなっちゃうわね。そういえば梓ちゃんは大丈夫かしら。」
唯 「憂がいるから大丈夫だよ! あっ!まどかちゃん!」
和 「唯!あなたたちはだいじょうぶだったのね?そういえば、購買のおばさんの噂なんだけどさ、」
唯 「あれ?和ちゃんってそんなキャラだったっけ?」
和 「たまには、こういうキャラってのもいいんじゃない?」
続けて言う。
「購買のおばちゃんはね、たまに店頭に少し大きめのUSBを売っていて、
廊下をひとりで歩いていると声をかけられて…っとそこまでならいそうじゃない?
でもね、話しかけられるのが、成績が思わしくない生徒が多いらしいとかって。」
梓は、2年の唯たちがいる教室の前まで憂と一緒に来ていたが、この話を偶然聞いてしまった。
そして、その噂にぞっとしてしまった。

――ある日、梓は部活に入るか入らないかのところで迷っていた時。
梓は音楽室までの道のりを不安になりながら歩いていると
おばさん 「あなた、これで身も軽くなるわよ。私に任せなさい。」
梓 「これで…体が楽に…」
…“Cat”... その瞬間、彼女の姿が変わった。いつものような怪人体ではなさそうだ。
おばさん 「これで、あなたらしくきっとこれからもね。…」
おばさんはいつの間にか姿を消していた。


607:けいおん!×W
10/03/26 01:35:53 XLhPG5EY
噂の大半を話し終わったところで、梓が泣いてどこかへ去っていくのが見えた。
律 「なしたんだ?いいや、後で聞いてみよう。」

放課後になり、いつものように音楽室に来る。
ひとりかけたティータイムになった。しかし、空気はかなり重い。
律 「どうしたんだ?うちらの教室まで来てさ。」
梓はここで決心したのか机の上に物を出しながら「ごめんなさい! 」と。
唯 「これは、どうしたの?」
梓はUSBメモリに似たものと太ももにできた生体コネクタを見せた。
そして、このような体になるまでのことを話した。そして、難波のもとに行くことにした。
それを聞いていたものがひとりいた。
憂 「ちっ!あいつのせいにできなくなっちまったな。ターゲットはあいつだな。」フフッ!

―――――――警察署にて、
梓 「ごめんなさい!でも、これはもう使いません。」
難波 「誰からもらったんだい? でも、よかった。暴発前にこっちによこしてくれて。」
梓と唯、律は難波に全てを伝えた。もちろん、音楽室が仮設プレハブの中にできたことも、
爆発の中、唯たちを助けたのが梓であることを。すると、難波はどこかに電話をした。
難波 「いま、これを専門とするスペシャリストが来るからまっててくれ。」
しばらくして、彼らが警察署にやってきた。
フィリップの検索が終わり、彼女たちに過酷なことが告げられる。彼女たちは泣いた。
しかし、そのドーパントの弱点は、きれいな音を聞くことが一つらしい。
HTTがひとりをかけた状態で団結した。


608:けいおん!×W
10/03/26 01:57:07 XLhPG5EY
―――――――それとほぼ同時刻。
ノイズドーパント「お前の仲間ももうそろそろ連れてこいてやるから心配するなよ。家畜!」
澪 「ん~~~ん~~んんんんんん!」身動きが取れない状態になっていた。
彼女は、自分の目で周りの環境を確かめた。…これは地獄ですか?と。
そのとき、ドーパントは変身を解除していた。そのガイアメモリの持ち主を見た澪は失神した。
憂 「次は、お姉ちゃんを連れてくるのでおとなしくしていてくださいね!」
澪のほほにキスをして、その場を去ろうとしたとき、

…「やっとあえたね?爆弾魔?いや、平沢 憂。」
…「お前のお姉ちゃんの代わりにお熱いのをかましてやるよ。いくぜ?フィリップ!」

―「ヒート!」「トリガー!」…「ヒートトリガー!」
翔太朗の体が変化していく。そして、ドーパントをひるませた隙に澪を助けた。
そして、亜樹子がHTTのメンバーに準備を促した。
場所はちょうどスタジオがあったので、そこを使うことにした。
澪 「怖かったよ…」グスッ
律 「それは後ででも聞いてあげるから!」
HTT (((((憂を元に戻してあげるために!)))))

彼女たちは、精一杯歌い始めた。すると、NOISEドーパントが頭を抱えて弱っている。
W 「メモリブレイクだ!」「OK!」―「ジョーカー・マキシマムドライブ!」
そして、体がむしばまれた憂が倒れていた。
いつの間にかWと亜樹子の姿もない。

こうして彼女たちの忙しい2日間は終わりを告げた。

609:けいおん!×W
10/03/26 02:01:00 XLhPG5EY
今回2回目になりました。
相変わらずの文の粗さに泣いてしまいます。

前回、「I'll be here 4 U.」 を書かせていただきました。
クロスオーバーがちゃんとできていればいいなと思います。(笑)
ちなみに、けいおんが主体なのでWのバトルシーンは軽くしておきました。

610:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/27 02:39:45 6PLLiLjG
ふむ

611:名無しさん@お腹いっぱい。
10/04/04 02:05:15 /vxCt5K7
過疎ってんなぁ

612:名無しさん@お腹いっぱい。
10/04/07 18:14:16 syX6oQ4p
クロスオーバーもありかな?


613:こんとん!56
10/04/08 13:30:03 OVkWSc8M
>>598の続き

紬「いくらなんでも そんな所には…」

唯「でも~・・・」

和「あら…梓もいないわ」


--迷いの森--

澪「どうしよう 完全に迷っちゃった」ガクガク

澪「携帯も圏外だし」ブルブル…

澪「それにさっきから嫌な気配を感じる……」ブシュッ!
澪「やっ!?何か踏んだ!!……イチジク浣腸か…」

澪(内容量…100ml デカい!)

暫く森の中を歩き続けた澪
しかし・・・

澪(おかしいな…ずっと同じ所を歩いてるみたい)

澪「ん?…これは、さっきの浣腸!!」

赤星「お困りのようですな お嬢さん」フラリ~

澪「あなたは阪神の*赤星さん」
(*赤星憲広:阪神タイガースの外野手、去年引した)

614:こんとん!57
10/04/08 13:34:01 OVkWSc8M
澪「何故こんな所に?」

赤星「それは・・・貴女を倒すためです!!」

赤星「のりひろ☆ビーム」ビビビ~

澪「危ない(サッ)、何をするんだ!」

赤星「1度言いましたよ、貴女を倒すためだと」

澪(ユニフォーム着てないと特徴ないな この人)

赤星「引退後、私はコーチや解説者の仕事は断りました それは 大魔王様の配下になるためのなのれす!!!!(クッ 噛んだ)」

澪「まさか…」

赤星「そう、今の私は真-四天王の1人です」

中心性脊髄損傷により引退した赤星
しかし現在は悪の手先となっていた

赤星「のりひろ☆ビーム」ビビビ~

澪「(サッ)、これだけ離れていれば、そんな攻撃は当たらない!」

615:こんとん!58
10/04/08 13:38:10 OVkWSc8M
赤星「なら…、これならどうですか」サササッ,ズサ--ーッ(←スライディング)

澪「速い!!」

赤星「のりひろ☆ビーム」ズカン

澪「ぐはぁッ!!!!」フラフラ……ドサッ

赤星「今までののりひろ☆ビームは『拡散型』で、たいした威力ではありませんでした」

赤星「しかし 今のは近距離だが威力の高い『収束型』のりひろ☆ビームです」

赤星「まともに収束型を食らっては、ダメージも大きいでしょう」

澪「う うぅ・・・なんとか距離を…」ダッ!

赤星「無駄です 私は真-四天王の中でも最速!」タタタッ

またしても一瞬で距離を詰められてしまった

赤星「のりひろ☆ビーム」ズカン

616:こんとん!59
10/04/08 13:41:39 OVkWSc8M
澪「・・・そ、そうだ!」

澪「萌え萌えキュ~ン」ズカン,…スギャアァァァン!!

澪はハート型のビームで のりひろ☆ビームを打ち消した

赤星「驚きました!こんな技が使えるとは」

澪「ハァハァ…」

赤星「しかし相殺したとはいえ、ダメージは受けたようですね」

澪「もう、ダメだ…動けない…」

赤星「大魔王様の命令です 死んでもらいます」サッ(←のりひろ☆ビームのポーズ)

ヒューン,スタッ 突然1人の少女が飛んできた

梓「アナタの相手はこの私です」

澪「梓!」

赤星「誰ですか 邪魔をするなら容赦しませんよ」

梓「澪先輩に代わって、私が相手をするですぅ!」

617:こんとん!60
10/04/08 13:46:48 OVkWSc8M
赤星「では 尋常に勝負!」

梓「ヨ,エ,ロ,寸 → 尋」

こうして梓と赤星の壮絶な闘いが始まった
(2ラウンド先取制)

――

1stラウンド → 梓の勝ち
2ndラウンド → 赤星の勝ち
そして運命のFinalラウンド

ほんの一瞬の隙をつかれ、梓は赤星の超必殺技・鳳翼扇を2回も食らってしまった

後がない梓
一体どうなってしまうのか!?・・・(続く)

618:梅原
10/04/08 14:31:12 OVkWSc8M
《第17話:背水の逆転劇》

The Beast… is UNLEASHED!

赤星「貴女の体力も残りわずか、観念しなさい!!」

梓「ハァハァ…後1回でも攻撃を受けたら、お終い……」

赤星「鳳翼扇!!!!」ピカーッ!

梓「…こうなったら」

梓「…こうなったら“ブロッキング”しかない!」

――

【ブロッキングとは!?】

敵の攻撃に合わせて、タイミングよく手で払いのけて無効化にする高等テクニック

しかしタイミングを外すと逆に隙ができてしまうので それだけ危険も伴う

――

梓「ブロッキング!」パシッ

梓「ブロッキング!」パシッ

・・・・

梓「ブロッキング!」パシッ

赤星「バカな!全てブロッキングするなんて!!」

梓「これで最後、(空中)ブロッキング!」パシッ

梓「今度は私の連続技を受けるですぅー!!」

梓:ジャンプ大P→しゃがみ中K→昇龍拳→疾風迅雷脚

赤星「うわあぁぁぁぁぁぁ!!!!」

K.O.

…you had to be there.

619:梅原
10/04/08 14:32:23 OVkWSc8M
元ネタ↓↓↓↓

URLリンク(m.youtube.com)

620:こんとん! 61
10/04/08 14:36:55 OVkWSc8M
赤星「私の攻撃を…、全てブロッキング…するなんて・・・」

梓「秘密は これです」

澪「…それは、私が踏んづけたイチジク浣腸」

梓「浣腸液を体に塗っていたんです」

澪「…そうか!それで滑らせて攻撃をかわしていたのか」

赤星「み、見事です…私の負け…です」

澪「……教えて、大魔王って誰なの?目的は何なの??」

赤星「大魔王様は…恐ろしいお方 お、お前達では……ぐふッ」ガクリ

澪「赤星さん・・・」

梓「……」

梓「……澪先輩、帰りましょう」

澪「そうだな・・・梓、ありがとう」

梓「…えへへ」

―数日後 平沢家―

これからの厳しい戦いの事を話し合うため 軽音楽部の仲間が集まっていた

唯「スラムダンクの続編はいつ始まるのかな~??」

621:こんとん! 62
10/04/08 14:40:21 OVkWSc8M
憂「続編は無理だよ お姉ちゃ~ん♪」

紬「井上先生も描くつもりはないでしょうね」

澪「続編にしても、どこから始めるんだ?花道が2年生になった所か」

律「そうなると ゴリ(赤木)とミッチー(三井)の抜けた穴は大きいわね」

唯「ついでにメガネくん(木暮)も!」

和(メガネくん…シンパシーを感じる……)

澪「安田と潮崎の、モブキャラからの昇格もありえるかも」

憂和「!!!」

憂和(モブキャラからの昇格……)

梓「ヤスくんの活躍による大逆転!…なんてネ申展開があるかも知れませんね」

律「頭よさそうだから、ヤスくん=頭脳キャラ、みたいな」

和「例えばこんな感じかしら」↓


敵のエース《安田、お前はこうなる事を計算していたのか!!》

622:こんとん! 63
10/04/08 14:45:52 OVkWSc8M
安田《そうだ わざとお前をフリーにして、オープンスペースを作り○‰☆◆♀∞・・・/

和「みたいな~」

憂「それに、潮崎の急成長なんてどうですか?」↓


安西監督《潮崎くん、君には強力な武器が2つあります》

潮崎《監督…》

安西監督《1つ目は、後半でもフルに動ける無尽蔵のスタミナ》

安西監督《2つ目は、スピードを一瞬で0にできる鋼鉄の下半身》

宮城《潮崎 お前が1番練習してたもんな》

安西監督《後半は潮崎くんにボールを集める作戦ですよ ホーホッホッホッ!》

憂「みたいな~」

澪(それって『シュート!』の新田じゃ…)

唯「モブキャラの活躍はないよぉ~」

憂和「あぁーッ!?」

唯「ひ ひぃ~」ガクブル…

623:こんとん!64
10/04/08 14:52:41 OVkWSc8M
--翌日・音楽室--

和「唯!」

唯「和ちゃ~ん、どうし…わっ!!」ベチャ~

和「おりゃおりゃ」グリグリ

和は唯の顔にアイスを押しつけた

唯「和ちゃん、なんでこんな…」

和「私は…アンタが憎いの!!」

和「とても憎くて…でも とても愛しいの……」

唯「・・・」

和「自分でもどうしたらいいか分からない…」

紬「だからそんな事をしたのね」

唯「・・・そうだったんだ」

和「私は唯の事が大好きだから、これを作ってきたの」ゴトリ

テーブルの上に緑色(?)の奇妙な物体が置かれた

律「…これは何!?」

和「ケーキを作ってたんだけど…」

和「途中から何を作ってるか 自分でもわかなくなったわ」

624:こんとん!65
10/04/08 14:58:42 OVkWSc8M
澪「なんか動いてるけど、これって生物?」

和「生命を与えたつもりはないわ 多分……」

唯「プシュー,プシューって音がするよ~」

??:プシュー,プシュー

梓「ミラー・ユーレイの実験のように偶然 生命(アミノ酸)が誕生したんでしょうか?」

とりあえず食べる事にした

唯「(パクッ)…うっ・・・おえぇぇぇーーー」ゲロロロ-,ビチャビチャ…

和「(パクッ)…うっ・・・おえぇぇぇーーー」ゲロロロ-,ビチャビチャ…

憂「(パクッ)…うっ・・・おえぇぇぇーーー」ゲロロロ-,ビチャビチャ…

律「おっ、憂ちゃん…どうしたんだ?」

憂「悪の大魔王はどうやら『再生の塔』にいるようです」

唯「憂~なんでそんな事知ってるの~?」

憂「私は一応、真-四天王の1人だから」

憂の説明によると(旧)四天王の他の3人はリストラされた
だが、憂は契約更新のオファーが来たのだ

憂「再生の塔は、迷いの森の更に奥にあります」

律「……じゃあ近い内に、こっちから乗り込むか!?」

梓「そんなー 危険ですよ」

律「“虎穴に入らずんば…”ってやつだよ」

唯「…行こうよ!!」

――

そして夏休みがやって来た

625:名無しさん@お腹いっぱい。
10/04/08 22:44:42 OVkWSc8M
夏がやってきた・・・

【エンドレス京都】

おかしい
おかしい
おかしい……

何かがおかしい なんとなくそんな気がした

カキーン,ワーワーワー

テレビに映る高校野球の試合は 私とは全く縁もゆかりもない高校同士の戦いだ

だが 負けている方をなんとなく応援している気分でいると
これまたなんとな~くそろそろ 電話がかかってくるような気がした

ピロロロ,ピロロロ…

憂「お姉ちゃん 電話~」

唯「私 電話じゃないよ、平沢唯だよ」

憂「そうじゃなくて、電話だよ」

唯「だから平沢唯だよ、電話じゃないよ!」

憂「違うよ~、電話が来たんだよ」

唯「どこに来たの?この家には誰も来てないよ」

626:名無しさん@お腹いっぱい。
10/04/08 22:46:45 OVkWSc8M
ピロロロ,ピロロロ…

憂「電話の着信が来たんだよ」

唯「“電話の着信”って人が来たの?」

憂「そんな人いないよ、電話の着信が鳴ってるんだよ」

唯「電話の着信が鳴ってる?」

憂「そうだよもう!」

唯「“電話の着信”って物が実在して、それが音を発してるって事?」

ピロロロ,ピロロロ…

憂「そうじゃないよ!電話の着信なんて実在しないよ!!」

唯「じゃあ 抽象的な物、それとも概念的な物なの?」

憂「だからー そうじゃなくて!」

・・・・

姉妹の会話は続く エンドレスに…………

627:こんとん!66
10/04/08 23:04:02 OVkWSc8M
・・・・

唯「……はっ 夢か!」

数日後 唯澪律紬は再生の塔に来ていた

真-四天王との闘いで傷の癒えてない和梓はお休み

律「商店街があるなー」

澪「『大魔王商店街』だってさ」

紬「みんなでちょっと歩いてみましょうよ♪」

飲食店や土産物屋などが軒を連ねていた

澪「お ラーメン屋があるぞ」

┏━━━┓
┫ラーメン屋┃
┫波動昇龍軒┃
┗━━━┛

律「ちょうどお腹も空いたし入ろうぜ!」ガラガラ~

店主「いらっしゃい 4名様ですね。オイ(←弟子に向かって)早くテーブルを片付けろ!」

弟子「はい、ただいま!!」

628:こんとん!67
10/04/08 23:07:13 OVkWSc8M
唯「…あ ここのメニュー中華そば1つしか無いよ」

律「なら中華そば4つでいいか!?」

・・・

弟子「お、お待たせ…しました…」ガチャガチャ

師匠「コラ!ドンブリをそんなに揺らすんじゃねえよ!!」

弟子「す、すんません!」

律「……」

唯「いただきま~~す♪」

律「…うーん、麺は少し固いし、スープもクセが強いねぇ こりゃあ喝だよ、カーッツ!!」デデン!!

紬「…いや、これはサッパリしてて味にコクがあって美味しいよ あっぱれだね、アッパレ!!」ドドン!!

弟子「すいませ~ん、そのラーメン腐ってました(←律のだけ)」

律「ズコーッ!」

629:こんとん!68
10/04/08 23:10:05 OVkWSc8M
弟子「合計で…えっと、2000…じゃなく、2100円になります」

律「はい…(ジー)」

律「……あんた、葛西!?」

弟子「・・・田井中か」

律「・・・あの、その~ 今忙しいかな…?」

葛西「悪い…今は、仕事中だから…」

師匠「オイ葛西!」

葛西「あっ、ハイ!すみません!!」

師匠「……休憩だ 休んでいいぞ……」

葛西「え?(さっき取ったのに)………あ!あ、ありがとうございます!!」

律と葛西はラーメン屋近くの公園に行った
葛西は左足を引きずっていた

律「…元気か?」

葛西「ああ・・・」

律「……あのさ~、もしかして」

葛西「ん?」

律「その左足…私との闘いのせいで…?」

630:こんとん!69
10/04/08 23:13:40 OVkWSc8M
葛西「…フ、お前はそんな事気にすんなよ」

律「でも そうだったら私とんでもない事を!!」ガバッ

律は葛西の背中に抱きついた

律「私が葛西の足の代わりになるよ!」

律「どこにだってついて行くから!!」

律「私には… それしかできないから……」

葛西「やめろよ・・・俺は1人でも大丈夫だ」

律「で、でも」

葛西「俺の……」

葛西「俺の夢は… 将来独立して自分の店を持つ事だ」

律「……」

葛西「もしその夢が叶ったら 1番に俺のラーメンを食べてくれるか?」

律「…うん」

葛西「・・・純」

律「アジャパーー!!純てwwww」

631:こんとん!70
10/04/08 23:16:51 OVkWSc8M
葛西「恵だっけ?」

律「それってww曽我部ーッ!!wwww」

葛西「曽我部って誰?」

律「ストーカー」

・・・

暫くして律は戻ってきた

律「ごめんな 待たしちゃって~」

唯「りっちゃん 顔が赤いよ~」

律「な、何だよ~ ジロジロ見んなよぉー」

律はサイドの髪を鼻の下に持ってきた

律「ヒゲ!」

澪「それ 前に見た」

律「・・・」

紬「我ら聖闘士(セイント)に 1度見た技は通用しない」

律「そうだ 葛西から聞いたんだけど、真-四天王の最後の1人は“お塩先生”らしいぞ」

唯澪紬「ええぇぇぇぇーッ!!!!」

律「でも今は音信不通で、どこにいるか分からないってさ」

632:こんとん!71
10/04/08 23:24:24 OVkWSc8M
澪「なら 関わる事もないな♪」

唯「よかったね~」

紬(行方不明…本当にそうなのかしら……?)

紬は思った お塩先生の髪は大丈夫なのか(色と量が)

唯「それより再生の塔に行こうよ~」

律「そうだな」

――

再生の塔『1階』

■?
■■■扉■■■■■■■
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■□■□□□□□■□■
■□■■■■■■■■■
■↑↑入口

㊤:上り階段
㊦:下り階段
?:まだわからない

唯「入口はここだけかな」

澪「そうじゃないかな。塔の後ろは川だから近付けないし」

律「とにかく入ろう」

・・・

紬「結構広いですね~」

唯「あ、階段発見!」ザッザッザッ

633:こんとん!72
10/04/08 23:26:55 OVkWSc8M
『2階』

■■■■■■■■■■■
■㊦□㊤■□□敵□㊤■
■■■■■□■■■■■
■□■□□□□□□□■
■□■□■■■■■■■
■□□□□□■□□㊦■
■■■■■□■□■■■
■□□□□□■□■□■
■■■□■■■□■□■
■□□□□□□□□□■
■■■■■■■■■■■

律「階段の前に敵がいるぞ」

バラモス「ここは通さん!」

唯「私 母さんよ」(←母さんのコスプレをした)

バラモス「母さんでもダメだ!」

澪「じゃあ、どうすれば…」

バラモス「俺としりとりで勝負だ!いくぞ“ウルトラマン”
くそーッ、負けた!!」

一同「・・・」スタスタ,ザッザッザッ

634:こんとん!73
10/04/08 23:30:48 OVkWSc8M
『3階(真っ暗)』

■■■■■■■■■■■
■㊤□㊦■□□□□㊦■
■■■■■□□□□□■
■□□□□□□□□□■
■□□□●□●□□□■
■□□□□㊤□□□□■
■□□□●□●□□□■
■□□□□□□□□□■
■□□□□□□□□□■
■□□□□□□□□□■
■■■■■■■■■■■

唯「うわ!暗くて何も見えないよ」

澪「……」ガクブル,ガクブル…

律「そんな時は 壁に片手をつけながら歩けばいいんだぞ!」

唯「なんで~?」

律「迷路の入口と出口は、壁でつながってんだよん♪」

唯「りっちゃん頭いいー!」
・・・

紬「おかしいわ ゴールが見つからない」

律「変だな~階段ないのかな~?」

紬「…こうなったら仕方ないわね」シュボッ

紬はライターを取り出し火をつけた

唯「あれ~ムギちゃん、なんでライターなんて持ってるの?」

紬「それは聞かないで…」

唯(タバコだな)

澪(タバコだな)

律(放火だな)←ビンゴ

635:こんとん!74
10/04/09 11:06:25 1gZw/9vk
『4階』

■■■■■■■■■■■
■㊦□㊤■□□□□泥■
■■■■■□■■■□■
■泥■㊤□敵■□■□■
■□■■■■■□■□■
■□■□□㊦■□■□■
■□■□■■■□■□■
■□■芝芝□□□■□■
■□■□■□■■■泥■
■□□□■□□□泥尼■
■■■■■■■■■■■

芝:芝生があり歩きづらい
泥:ぬかるんでいて汚い

澪「泥のせいで汚れちゃったよ」

紬「芝生も歩きにくいわ」

唯「…あ、また敵がいるよ」

頼経「俺は藤原頼経 先に進みたければ俺を倒せ」

澪「鎌倉幕府の4代将軍だ…(大した実績はないけど)」

そしてバトル開始
しかし 頼経にはあらゆる攻撃が効かなかった

律「クソ、これじゃあキリがない!!」

唯「なら さっきの尼さん連れてこようよ」

澪「尼さんなんていたか?」

唯「いたよ~ この階の右下の角に」

紬「きっと『尼』と『泥』が似てたから分からなかったのね♪」

尼さんを連れてきた

尼「この娘たちを倒すのなら、先に私を殺しなさい!!」

頼経「あ、あなたは…尼将軍(北条政子)さま!!!!」

尼「どうした やらぬのか?」

頼経「で、できません……」ペタン

尼「・・・娘たちよ お行きなさい」

澪「ありがとうございます…」

636:こんとん!75
10/04/09 11:08:14 1gZw/9vk
『5階』

■■■■■■■■■■■
■㊤□㊦■□□□■□■
■■■■■■■□■□■
■□□㊦■□■□□□■
■□■■■□■□■■■
■□■□□□■□□□■
■□■□■□■□■□■
■□□□■□□□■□■
■■■□■■■■■□■
■㊤■□■□□□□□■
■□■■■□■■■■■
┠□□□□□┨
┗┷┷┷┷┷┛

┷:柵(外が見える)

律「すげー、外が見えるぞ」

紬「ベランダみたいな場所ね」

澪「うう~怖い…」ブルブル

637:こんとん!76
10/04/10 02:09:53 /NTSHoju
『6階』

■■■■■■■■■■■
■㊦□□□□□□□□■
■□□□□□□□□□■
■□□□□□□□□㊤■
■川があって渡れない■
■□□□□□□□□㊤■
■□□□□□□□敵□■
■□□□□□□□□□■
■□□□□□□□□□■
■㊦□□□□□□□□■
■■■■■■■■■■■

澪「なぜ建物の中に川が?」

紬「それよりも、階段の近くに敵がいるわ」

*サムス「上に行きたければ私を倒しな」(*サムスアラン:メトロイドの主人公)

律「すごく強そうだぞ…」

サムス「行くぞ スクリューアタック!」ギュイーン

サムス「スーパーミサイル!!」ドガンッ

サムス「シャインスパーク!!!!」ズッガアァァァン

サムスの猛攻になす術がなかった

紬「このままではやられてしまう……」

唯「(ジー)…あ、もしかしたら!」

唯「澪ちゃん ちょっと…(ゴニョゴニョ)」

澪「・・・分った、やってみるよ」

澪「萌え萌えキュ~ン」

サムス「フン、そんな攻撃・・・これは冷気!!」

サムス「しまったーッ!」ピキーzン

澪「やった!サムスが凍ったぞ」

紬「今のは…アイスビームね」

唯「うん あのサムスはメトロイドフュージョンのサムスだったから」

澪「しかし よく気付いたな」

メトロイドフュージョンではサムスはアイスビームを使う事ができない

それは アイスビームが弱点だからだ

律「よし!上に行こうぜ」

638:こんとん!77
10/04/10 02:14:57 /NTSHoju
『7階』

■■■■■■■■■■■
■□□□□□□□□□■
■□□□□□□□□□■
■□□■□■□■□㊦■
■□□□□□□□□□■
■□□■□■□■□㊦■
■□□□□□□□□□■
■□□■□■□■□□■
■□□□□□□□□□■
■□□□□□□□□□■
■■■■■■■■■■■

律「上に行く階段がないぞ」

唯「下の階段ならあるね」

紬「でも、これで今まで行けなかった所に行けるんじゃないかしら」

律「下に行くか?」

唯達はどんどん下に行き 1階の左上の小部屋についた

澪「扉があるな」

律「外に出てみようぜ!」ガチャリ

律「川に囲まれ狭い場所だ なんもないな…」

紬「あら*ここ…地面にフタがあるわ」(*1階の『?』の所)

フタを開けると下り階段が現われた

639:こんとん!78
10/04/10 02:23:09 /NTSHoju
『地下1階』

■■■
■㊤■
■□■■■■■■■■■
■□□□□□花花花花■
■□□□□□□花花花■
川川川川□□□□□花■
■□□川川川□□□□■
■□□□□川□□□□■
■畑畑□□川川橋川川■
■畑畑□□□□□□川川
■畑畑□家□□□□□■
■畑畑□□□□□□□■
■■■■■■■■■■■

律「なんだここ 花や畑があるぞ」

紬「向こうには家もあるわね」

家に入った

唯「どうも~」

老人「いらっしゃ~い」

澪「人がいる……」

老人「こんなところに人が来るなんて 珍しいのう~」

律「おじいさんは何で、こんな地下に住んでいるんですか?」

老人「ワシはこの塔の管理人じゃからの~」

紬「管理人さんですか、なら7階の秘密を何か知ってませんか?」

老人「7階は しかけを解かないと先に進めんのじゃよ~」

唯「しかけ?」

澪「分かりました。ありがとうございました」

律「よし 行くか!」

老人「ちょwwちょっと待ちなさいよ!!」

老人は宝箱を差し出した

老人「これを持って行きなさい。きっと旅の役に立つはずじゃ~~」クパァ(←宝箱を開けた)

一同「こ これは!?」

家を出た時 玄関の近くにある石盤を見つけた

紬「石盤がある…何か書いてあるわね」

石盤:チカラ マジワリシ トコロヲ タダセバ アシキチカラハ キエサル

紬(どういう意味かしら…)

640:こんとん!79
10/04/10 02:28:49 /NTSHoju
--再び7階--

律「でも しかけって何だろなー?」

唯「何だろうね…」

紬「あ、この柱動くわ!」ズズズ…

紬「よいしょ、よいしょ♪」ズズズ,ガシーンッ!

律「おぉー 真ん中の柱とくっついたぞ!」

澪「他の柱も動くんじゃないかな」

他の7本の柱も動かしてみた
チャラララ,チャララ~♪(←効果音)

澪「なんだ……へ へ 部屋が揺れてる!!」ゴゴゴ…

唯「あそこの壁が開いたよ!」ズカーンッ

律「隠し通路だ!!」

641:こんとん!80
10/04/10 02:34:15 /NTSHoju
『7階(隠し通路出現後)』

■■■■■■■■■■■
■□□□□□□□□□■
■□□□□□□□□□■
■□□□□□□□□㊦■
■□□□■■■□□□■
■□□□■■■□□㊦■
■□□□■■■□□□■
■□□□□□□□□□■㊤
■□□□□□□□□□■□
■□□□□□□□□□□□
■■■■■■■■■■■

唯「うわっ凄い 外だー!」

律「おいおい 外通路には手摺とか柵がないのかよ」

澪「……」ガクブル

『8階』

■■■■■■■■■■■
■㊤□□□□□□□□■
■□□□□□■□■□■
■□□■□□□□□□■
■□□■□□■□□□■
■□□■□□■■□□■
■□■■□□□■□□■
■□■□□□□■■□■㊦
■□■□□□□□■□■□
■□□□□□□□□□□□
■■■■■■■■■■■

『9階』

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■㊦□□□□□□□□■
■□□□■□□□□□■
■□□□■□□□□□■
■□■■◆■■■□□■
■□□□■□□■□□■
■□□□■□□■□□■
■□□■■□□■□□■
■□□■□□■■□□■
■□□□□□□□□㊤■
■■■■■■■■■■■

澪「……」

律「なんか、8階と9階ムカつく」

642:こんとん!81
10/04/10 11:40:04 /NTSHoju
『屋上』

■■■□回回回□■■■
■□□□回悪回□□□■
□□◆□回回回□◆□□
□□□□□□□□□□□
■□□□◆□◆□□□■
■□□□□□□□□□■
■□□□◆□◆□□□■
□□□□□□□□□□□
□□□□◆□◆□□□□
■□□□□□□□□㊦■
■■□□■■■□□■■

回:悪の大魔王の祭壇

唯「祭壇の上に誰かいるよ」

澪「あ、あれはお塩先生!?」

律「何故あなたが?」

お塩「私は真-四天王から昇格して悪の大魔王になったのだ!!」

澪「どうやら最後に 最強の相手が待ってたわけね」

お塩先生は黄金の腕輪を取り出した

紬「・・・黄金の腕輪!それを使えば大変な事になるわ!!」

唯「えぇ なんで~?」

紬「あれは進化の秘宝なの!!」

お塩「俺は人間をやめるぞーッ!ミォミォ!!」

澪「なっ!何をするだァーッ ゆるさんッ!」

唯律「さすがお塩先生、俺たちが出来ない事を平気でやってのけるッ(麻薬とか)
そこにシビれる!あこがれるゥ!!」

紬「まぁ!お塩先生ったら、いけないひと」ウフ

お塩先生は黄金の腕輪を右腕にはめた

お塩「うおぉぉ!力が漲ってきたー!」ゴゴゴゴ…

紬「あの頃のお塩先生(20代前半で人気があった)に戻ってるわ」

澪「白髪もなくなって 髪も増えてる!」

お塩「ククク 復活した私の攻撃を受けてみろ」

お塩「ギャリック砲!」ピカッ

余りの威力に屋上の1部が破壊された

643:こんとん!82
10/04/10 11:43:57 /NTSHoju
『屋上(崩壊後)』

■■■□回回回□■■■
■□□□回悪破□□□■
□□◆□回破破破破□□
□□□□□□破破破破□
■□□□◆□破破破破破
■□□□□□□破破破破
■□□□◆□◆□破破破
□□□□□□□□□破破
□□□□◆□◆□□□破
■□□□□□□□□㊦■
■■□□■■■□□■■

破:破壊された後

律「なんて威力だ!」

澪「あんなの受けたら大変な事になるぞ」

紬「やられる前にこっちから攻撃しましょう」

律「よし、みんなで一斉に攻撃だ!」

みんな「うおぉぉぉぉぉぉ!!」

お塩「フッ 無駄だ」キラリ―+

全ての攻撃が跳ね返えされた

紬「これはバリア!?」

お塩「私の体はAYフィールドによって守られている!」

AYフィールド:お塩先生と結婚した有名女優のイニシャル離婚したけどまだ有効

澪「なんとかあのバリアを無効化しないと」

紬「……」ジ-

律「ムギ何よそ見してんだ、集中しろ!」

紬「あの柱…もしかしたら」ダダダッ

紬は上から2個目、左側の柱の元に走った

紬「やっぱり!この柱動くわ」…ゴゴゴゴ,ゴトリ

唯「何してるのムギちゃん?」

紬「下の階は壁が“力”の形になっていたわ」

紬「でも“力”って字の線が交わってる所だけ 柱は斜めになっていたの」(■ではなく◆になってる)

644:こんとん!83
10/04/10 11:55:49 /NTSHoju
紬「そして この柱の位置は 下の階のその柱と同じ位置にあるわ」

澪「下の階の柱とつながってるのか!?」

紬「そうよ そしてこの柱を動かせば…(よいしょ)」ズズズ…

紬は柱を45度まわして、◆を■にした

お塩「…ん、AYフィールドがき、消えてゆく!!」シュー,プス

律「やった!……でも何でだ?」

紬「これが 地下1階の石盤に書かれていた事なの」

チカラ マジワリシ トコロヲ タダセバ アシキチカラハ キエサル

↓↓↓↓

力 交わりし 所を 正せば 悪しき力は 消え去る

唯「これでお塩先生を倒せるね!」

お塩「亜矢子ーッ!行かないでくれぇーー!!」

澪「チャンスだな お塩先生も相当ショックを受けてるみたいだし」

そこに和憂梓純がやって来た

憂「お姉ちゃ~ん」

和「唯、負けないでー!」

唯「あ モブキャラ4人衆だ!」

梓「パパウパウパウ!」

純「今日のライブ頑張って下さい!」

律「ライブじゃね~~しwwww!!」

お塩「なにいーライブか!?ライブなら俺にまかせろ!お塩ダァーーーイブ!!」

和「出たあーッ!お塩先生の48の殺人技のひとつ『お塩ダイブ』だ!!」

バターン!
観客がいないので お塩先生は床に落ちた
全盛期のお塩先生だったら喜ぶ観客もいたものだ

澪「チャンスだ ボコれ!!」

645:こんとん!84
10/04/10 12:01:35 /NTSHoju
純「オラー、死にさらせやー!」ドカッ

梓「何が“カート・コバーンの生まれ代わり”じゃー!!」バギッ

唯「最後は私に任せて!!」ヴゥゥゥーーン

唯は地下1階の老人にもらったチェーンソウを構えた

唯「おらおらーッ これで神も真っ二つじゃーーッ!!」

お塩「いやあぁぁぁんッ!」
ギュイーン!! お塩先生を倒した

これにて暗黒の時代に終止符が打たれ、平和が……と思ったら

キラキラキラ~ 空から1人の少女がゆっくりと舞い降りてきた
唯そっくりの少女が

(^p^)/[ゆぃ~ゆぃ~]

律「なんだ!唯が2人いるぞ!!」

澪「どういう事だ、唯!?」

唯「えー 知らないよ~~」

紬「…そうだ!憂ちゃんなら何か知ってるんじゃない?」

(-q-)~…zzZ

憂「その人は お姉ちゃんの双子の姉の推(すい)です」

唯「私にお姉ちゃんがいたの!?」

憂「ごめんねお姉ちゃ~ん、説明は後ね」

憂「はいッ!真-四天王、全員集合して下さ~い♪」

憂の掛け声の後、他の真-四天王も現われた

赤星「赤星です」スタッ

詩音「詩音アルヨ」チョコン

お塩「押尾学 ここに」ムク

ッ憂「平沢憂です こんにちは~」ニコッ


646:こんとん!85
10/04/10 12:23:20 /NTSHoju
(^p^)/[してんお,してんお♪]

真-四天王が推の足元に膝まづいた

本当の大魔王は推だったのだ(お塩先生は 大魔王に代わりに政治を行なう摂政役)

(-q-)~…zzZ

赤星「貴女に忠誠を誓います(てか起きろよ)」

お塩「推様の復活を心より/

(^p^)/{だあぁ!}ガバッ!!

お塩「うわぁ!ちょ、ちょっと抱き着かないでッ!!」ドタドタ…

詩音「あ~あ お塩、ヨダレまみれアルネ」

(^p^)/[しお~ん!]

詩音「ええっ私!ちょ、ちょwwあぁーーッwwww」バタバタ,バターンッ

憂「あーもう!床に寝ころがっちゃダメだよ~」

(>p<)/[ん~しっこ しっこ]チロチロ…

詩音「あ オシッコしちゃ!ちょっと、どうするアルカ!!」

赤星「トイレに連れて行けよ!女子!!」

憂「なんで私らに押しつけんのよ!!」

お塩「しょーがねぇべ!俺ら男なんだからよー!!」

憂「だからって 女子がやるのが当然みたいに言わないでよね!!!!」

(-q-)~…zzZ

詩音「言い方がアルでしょ!女性差別ヨ!!」

赤星「なら俺達が女子トイレに入っていいのかよーッ!?」

詩音「もう!いい加減にしなさいよアンタ達!!」

憂「頭おかしいんじゃないの!!!?」

お塩「うるせーよブス!!!!」

憂「ちょっとヒドい事言わないでよ!詩音ちゃんが可哀相でしょ!!」

(>p<)/[んー…]

647:こんとん!86
10/04/10 12:28:16 /NTSHoju
詩音「なっ なんで私限定アルカ!!!?」

憂「ち、違うよ!そういう意味じゃなくて……」

お塩「じゃあ どういう意味なんだよ~平沢!?」

憂「うっさいなー!アンタ達には関係ないでしょ!!」

(>p<)/[うぅ・・・]プスー

赤星「…ん、この臭いは……!?」

赤星「おいッ!ちょっと!!」

詩音「何アルカ!!」

憂「んだゴルァーーッ!!!!」

赤星「……あれ」

(^p^)/[ん~こ、ん~こ]

詩音「うんこしちゃたアルカー!?」

憂「どうすんのよ もうーーッ!!」

(^p^)/{ちんちん!}ギュッ

赤星「・・・いっ」(←犠牲者)

赤星「いっっってえええぇぇぇぇ!!!!」バタバタバタ~

『ちんちん!』とは 男性の性器を鷲掴みにする技である

憂「ちょっと推姉さん、やめて!シャレにならないよ!!」

(^p^)/{これぞ友愛!}キリッ

お塩「マジで手ぇ放せよコラー!!!!」

詩音「ギャハハハハ、腹イテーッ!」

お塩「詩音、笑ってんじゃねえよ!男にとっては死活問題なんだぞ!!」

赤星「うっ、あぁ……」ビクンッ,ビクンッ

憂「しょうがない!この状態で連れて帰りましょう!!」

(^p^)/{ゆぃ~ バイバーイ!}

魔王と真-四天王は慌ただしく帰っていった

唯「・・・」

澪「…何だったんだ」

律「何もなかった、何もなかったんだ……」

648:こんとん!87
10/04/10 12:34:58 /NTSHoju
疲れたので唯達も帰る事にした

澪「…今は私たちにできる精一杯のことをやろう。それは帰る事だ!」

律「なんだよ澪~ やぶからスティックに」

唯「でもスゴく疲れた~ 歩きたくないよおーッ」

純「…なら、あそこに路駐してる車パクっちゃいましょうよ!」

和「…この際しかたないわね」

ワンボックスカーを盗んだ(*違法行為なので真似しないで下さい)

ブロロロ~ 車は爆音を撒き散らした
その使い込まれ 卑猥に黒光りするシリンダーは激しく己の肉棒を突き動かした

ズブ,ズブ,ジュルルル… クランクシャフトは激しい運動に絶えきれず、その快楽でドライブレイン全体を痺れさせるのであった……

シリンダー「ダ、ダブル…オーバー…はぁはぁ……ヘッド、カムシャフト…はぁはぁ」

クランクシャフト「ツ、ツ、ツインカムーー!!」

--平沢家--

唯「ただいま」

唯「・・・」

唯「…そうか 憂はいないんだ・・・」

…数時間後

憂「ただいま~」

唯「あれ?憂帰って来たんだ~」

憂「うん 遅くなってごめんね♪」

唯「いいよ気にしなくて それより推ちゃんはどうしたの?」

憂「推姉さんなら、魔王城に連れていったよ」

魔王城は 桜ヶ丘高校の校舎の東北に位置する

唯「推ちゃん1人で大丈夫かなぁ…」

649:こんとん!88
10/04/10 12:39:00 /NTSHoju
憂「今日は詩音ちゃんがみてくれるから大丈夫・・・多分」

唯「それより教えて、あの人は本当に私のお姉ちゃんなの?」

憂「本当だよ~♪」

唯「私 今までそんな事知らなかったよ」

憂「私もつい最近 魔王管理協会の人から聞いたんだ
私にもう1人姉がいるって」

唯「管理協会~?」

憂「お母さんに聞こうとしたんだけど 連絡が取れなくて」

平沢家の両親は長期出張中であった

憂「でね 何か手掛りがないか、お母さんの部屋を探したんだけど」

憂「これを見つけたんだ」

唯「これなーに?…日記かな」

憂「そうだよ日記だよ。読んでみてよ」

――

《推と唯の成長日記》
【推&唯0才】
待望の赤ちゃんが生まれた
しかも双子の女の子だ

名前は前から決めていた通り、お姉ちゃんが推 妹が唯

かわいくて優しい女の子に育ってね

――――
【推&唯0才】
推と唯は本当にそっくり
唯一の違いは 推には※※※(←消されている)がある事だ

これがなければ 母親である私にも分からないかも

でも大きくなったら ちょっとは違いも出てくるかな?

――――
【推&唯1才】
どうやら3人目の子ができたようだ

推と唯はお姉ちゃんになるんだね

男の子かな?女の子かな?どちらにしても楽しみ♪

650:こんとん!89
10/04/10 13:06:13 /NTSHoju
【推&唯1才 憂0才】
憂が無事に生まれた

生まれた時の推と唯にとても似ている

こんなかわいい子供が3人もいて 私は凄く幸せ

――――
【推&唯2才 憂0才】
最近 推と唯にちょっとした違いが見られるようなった

唯はおとなしくてあまり手はかからない
でも推はすぐにグズったり、大声で泣いたりする

推の方がわんぱくな性格なのかな?
でも 夜泣きはなんとして欲しい

――――
【推&唯2才 憂0才】
唯が初めて言葉をしゃべった
「まま~」と言ったのだ

この嬉しさは言葉にはできない♪♪♪
なんだか憂も喜んでるように見えた

推はいつしゃべるのかな?

――――
【推&唯2才 憂1才】
唯は喋ったりハイハイするようになった
その姿はとてもかわいい

それに比べて 推の成長が遅いのが気になる
今だに大声で泣いてばかりいる

でも成長に差があるのは当然の事だ
あまり気にしないようにしよう

――――
【推&唯2才 憂1才】
パパが推を病院で診てもおうと言い出した

確かに推は少し成長が遅いかもしれないけど、病気のはずがない

母親である私がそう言うんだ 絶対に間違いはない
パパは少し神経質すぎる

651:名無しさん@お腹いっぱい。
10/04/10 17:58:35 A73fU+vv
これってとりあえず誰でも投下OK?
18禁以外ならなんでもいいって言ってたけど

652:名無しさん@お腹いっぱい。
10/04/10 18:05:46 aRTfpA7L
最近誰も投下して無いからいいよ

653:名無しさん@お腹いっぱい。
10/04/10 21:54:57 A73fU+vv
>>652
今帰った。わざわざレスしてくれたのにすまない。
2期始まったから少しは盛り上がってると思ったんだけど

ていうか律の本スレはいつ消えたんだ?
ニュー速にあるくらいだし。

とりあえずSSは明日暇なら投下します

654:名無しさん@お腹いっぱい。
10/04/10 22:43:08 2PFPNeW8
>>653
楽しみに待ってるぜ

さて、俺もSSを書かないと……

655:名無しさん@お腹いっぱい。
10/04/10 22:51:30 McrbEbNN
和好きだーーーーーーー!
和好きなんだーーーーーーーーーーーーー!!
もう君がいないとだめなんだーーーーーーーーーー!!!
今日おいしい鍋を作ったんだよーーー!!!!勿論君のために///
一緒に食べよう♪だから早く画面から出てきてよおぉぉぉ…





656:こんとん!90
10/04/11 10:45:44 jbxJrBRS
【推&唯2才 憂1才】
パパと喧嘩になった
推を病院に連れて行くと言ってきかない

どうしても推を病人にしたいらしい
ハッキリ言って、そんな事を言うパパの方がおかしい!

子供なんだから手が掛るのは当たり前
唯や憂がおとしすぎるから 余計にそう感じるのよ

――――
【推&唯3才 憂1才】
“広汎性発達障害”
それが推の診断結果だ

私はどうしたら……

――――
【推&唯3才 憂1才】
私は決めた
障害の事は関係なく 推を育てていこうと

推は私の子供なんだから、それは当然だ

幸い(?)にも障害は染色体異常によるものではなく 程度も中度、あるいは軽度なので健康面では全く問題はないと言われた

パパも子育てには協力してくれるって言ってくれたし、頑張らなきゃ♪

――――
【推&唯3才 憂2才】
思ってた以上に推の世話は大変だ

お風呂も食事も唯や憂の2~3倍は時間がかかる
それに ちょっとした事ですぐに機嫌が悪くなり、大声で泣き出す

毎日疲れる

――――
【推&唯3才 憂2才】
食事の時 ご飯を推の口に入れたのだが、それをすぐに吐きだして泣き出してしまった

いくらあやしても泣きやまず、つい私も大声で怒鳴りつけてしまった

だが 推はいつものように大声で泣き続けるだけだ

なんでママをそんなに困らせるの…

657:こんとん!91
10/04/11 10:58:03 jbxJrBRS
【推&唯4才 憂2才】
パパと話し合った結果、推は施設に預ける事にした

最近は推ばかりに係りきりで、唯と憂に手が回ってなかった

でも理由はそれだけじゃないこのままでは 私はいつか推に手をあげてしまうかもしれない

ごめんね推 何もしてあげられなくて
ごめんね…

――――
【推&唯4才 憂2才】
今日 推を施設に連れていった

施設は前に見学した事があったので心配はなかった
職員も皆さん優しそうだ

ただ 交通の便があまりよくなく、家から車で2時間半かかるのが難点だ


帰る時、推は私達を不思議そうな顔で見つめていた
私は泣かないようにしていたけど、以外な事にパパは泣いていた

推 すぐには無理かもしれないけど、またいつか一緒に暮らそうね

――――
【唯4才 憂3才】
最近忙しいくて推に会いに行ってない

推 元気かな

推・・・

――――
――
――

日記はそこで終わっていた


658:こんとん!92
10/04/11 11:33:35 jbxJrBRS
唯「そんな、知らなかった…」

憂「短い間だけど この家で一緒に暮らしてたんだね」

唯「・・・あれ?」ヒラリ~

1枚の紙が落ちた
『障害者用 生涯学習施設 なかよし学園』

憂「ここって、推姉さんが預けられた施設じゃないかな」

唯「多分そうだね」

憂「住所が書いてある
京都市 左京区 大原大見町 ○○○…、ちょっと遠いね」

唯「ねぇ憂、誰が推ちゃんを施設から連れ出したのかな?」

憂「たぶんお母さん達じゃなよ 最近は家に帰ってないし」

唯「じゃあいったい誰だろ?」

憂「…なら、施設に電話して聞いてみようか?
電話番号はこのパンフレットに書いてあるし」

何回電話をしても不通だった

憂「なんか おかしいね・・・」

唯「こんな施設本当にあるのかな~?」

憂「こうなったら、直接この住所に行ってみようか」

唯「でもかなり遠いよ 電車やバスも通ってなさそうだし」

憂「車があるから大丈夫だよ♪」

唯「そっかー、憂は免許持ってんだよね」(法令が改正され 15才から普通自動車免許証をとれるようになった事にします)

659:こんとん!93
10/04/11 11:43:19 jbxJrBRS
翌日 2人は目的の住所に向かっていた

現在は国道367号を北上

唯「何にもないところだね~」

憂「ここって 滋賀県との県境に近いところだね」

しばらく道なり進むと 分岐点に差しかかったナリ

唯「今度は国道477号だから えっと…左の道だね」

憂「周りは木しか見えないね まさに山道って感じだよね~」

唯「……」

憂「……」

唯「あ 川が見えてきた」

憂「百井川だよ多分、1度車を停めて地図を見よう」ブォーン,キキーッ

憂「地図だと この近くに施設に繋がる道があるはずなんだけど…」

唯「車を降りて探してみよー!」ガチャ

憂「そだね」ガチャ

2人は辺りを歩いて目的の道を探して回った
やがて

唯「ういーういー、見つけたよー!!」

憂「こんな所に…、木や雑草が邪魔で見えないよ」

唯「舗装されてないし車じゃ無理だよぉ」

憂「じゃあ歩いて行こうか」

唯「うん!なんか冒険って感じだね~♪」

姉妹は 北東に伸びる細い上り坂を喜々として進んだ

660:こんとん!94
10/04/11 14:02:30 jbxJrBRS
やがて開けた場所へと出た

憂「こんな所があったんだ、地図には載ってないよね」

唯「川が流れてるね さっきの百井川の支流かな~」

憂「あっちには民家が何軒かあるよ♪」

唯「隠し集落ってかんじだねぇ~~」

憂「多分ここはカルデラ(火山による凹地)じゃないかな」

唯「…お、看板発見!なんか書いてあるゾ♪」

┏━━━┓
┃なかよし学園┃
┃この先50m┃
┗┳┳━┳┳┛
・┃┃・・┃┃

憂「じゃあ もうすぐだ♪」テクテク

唯「……あ あれ」ガビーン!

憂「・・・電話が通じない訳だ」

そこに施設はなく、焼け焦げた残骸があるだけだった

唯「ど ど どうしよう、どうしよう??」

憂「落着いてお姉ちゃん 今燃えてるんじゃないんだから」

唯「そうだよね えへへ~♪」

手掛かりになりそうな物がないか 探してみた


唯「憂 何かあったー?」

憂「んー、何も・・・ないね」

唯「でも何で火事になったのかなぁ」

661:こんとん!95
10/04/11 14:04:02 jbxJrBRS
憂(推姉さんをさらった後に火を点けた…)

憂(証拠湮滅?)

唯「ここに来る時に民家があったじゃん、そこで何か聞いてみようよ」

憂「そうだね 何か知ってるかもしれないしね」

・・・・

唯「畑にカールおじさんみたいな人がいるよ!」

憂「本当だ あの人に聞いてみようか」

唯「すみませーん 芸能人だと誰に似てるって言われますか?」

カール「う~ん 若い頃は裕次郎に似てるってカミさんに言われたねぇ」

カール「それと…、旭にも似てるって言われた事あったなー」

唯「石原裕次郎に小林旭ねえ・・・」

カール「違う違う!範馬裕次郎にバーチャファイターのアキラだから」プンプン!

憂「調子にのんなハゲ」

カール「ピッピコリン(ごめんなさい)」

唯「それより なかよし学園について何か知ってませんか」

カール「…たしか 1週間前に火事になったんだよ しかも夜中に」

憂「火事の時に誰かいましたか」

カール「それが不思議な事に 以前は子供や職員さんがたくさんいたんだけど…」

唯憂「・・・」


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