09/11/14 00:42:48 NergfWYf
(勝手に>>194の続き)
琴吹家に生まれた者は、古くから背中に刺青を刻む風習がある。
男であれば雷神、女であれば風神の刺青を、5歳の誕生日の午前零時から、三日三晩をかけてゆっくりと刻んでいく。
それを乗り越え、想像を絶する痛みに耐えた時、初めて琴吹家の一族として認められるのだ。
紬「今まで生きてきて、あの痛みを忘れたことは一時もなかった…」
唯「で…でも!合宿の時はこんな刺青…」
紬「あの時は背中に特製のオイルを塗ってごまかしたのさ。風呂場でも一切背中は見せなかったしね」
唯「そんな…」
紬「唯、あんたは知っちゃいけないことを知っちまった。けど今ならまだ引き返せる。忘れるんだ」
しかし唯は、首を横に振った。
唯「…嫌だね」
(誰かパス)