09/10/29 23:48:55 9AGF/Af2
(>>113の続き)
オバサン「あんた達…誰だっけ?SCANDAL??」
澪「ち、違いますよ!」
オバサン「ZONE?…ちょwwテレビに“ひろゆき”が出てる!(実話)」
なので一時中断
115:ひろゆ…こんとん!
09/10/30 01:00:12 FUf22AUL
(>>114の続き)
オバサン「ごめんなさいね、因みに番組は“博士の異常な県談”よ」
唯「放送はTOKYO MX1(091ch)で、木曜 23:00-0:00だったね」
澪「地域によって、放送局や時間は違うかも知れないよ」
律「来週もゲストは“ひろゆき”だぞ!」
紬「遠回しに、先週のゲストの“とまべ○”の悪口言ってましたね~♪」
私達とオバサンは2chやニコニコ動画の話しで盛り上がった
オバサン「小沢一郎の動画に“にこちゃん大王”ってコメント流れた時は腹がよじれたわ!」
話しは尽きないが、そろそろ本題に入らなくては
唯「…あの~、オバサンは幸代って名前じゃないですか?」
オバサン「そうよ」
116:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/30 03:49:08 FUf22AUL
スミマセン、>>115で間違えました
県談 Ⅹ
鼎談 ○
ていだん【鼎談】
[意]3人が向かい合って話し合うこと。
[例]鼎談する。
117:こんとん!
09/10/30 04:50:03 FUf22AUL
(>>115の続き)
やっと幸代さんを見つけたのだ
私は事情を説明した
幸代「そうだったのかい」
澪「是非、私達の演奏を聞いて下さい!」
幸代「分った、なら今ここでやって頂戴な!」
律「えぇ~ッ、でもセットが無いじゃん?」
幸代さんはカウンターにあるスイッチを押した
ゴゴゴゴ…
床に穴が開いて、中からステージが迫り出してきた
幸代「さあ!さあ!さあ!」
澪「こうなったら演るしかなわね!」
律「・・・」
118:こんとん!
09/10/30 07:31:03 FUf22AUL
(>>117の続き)
演奏開始
1曲目・チキン → 楽勝!
2曲目・コンティニューム → まずまず
3曲目・トレイシーの肖像 → 以外によくできた
ソニックブーム ←ため→+P
ソニックブームが当たり、幸代さんはダウンした
今がチャンスだ
唯「瞬獄殺!!」
ドガッ,バキッ,ドカンッ,ズゴゴゴゴ…デエーーーンッ!
『32HIT』
瞬獄殺をまともに食らい、幸代さんはぶっ倒れた
119:こんとん!
09/10/30 23:19:41 FUf22AUL
(>>118の続き)
澪「何やってんだよ、唯!」
唯「えへへ~、つい興奮しちゃって」
幸代さんの顔に水をぶっかけた
幸代「うう、一体なにが…」
私達は正直に事情を説明した
幸代「オバサンは飛び道具が苦手だから、次からは気を付けてね」
唯「…ごめんなさい」
幸代「それよりも、最後の曲を聴かせておくれよ!」
120:こんとん!
09/10/31 06:36:10 qpL6Ltn8
(>>119の続き)
【第17話:発動・バーサーカーモード!!】
最後の曲、TEEN TOWNの演奏が始まった
律「ダメだ、上手くて弾けない…」
ジャコ『諦めるな律“バーサーカーモード”を使うんだ!』
律「その声はジャコちゃん?」
ジャコ『お前の精神に直接話し掛けている』
律「ああ…、それよりも“バーサーカーモード”って?」
ジャコ『いいか、ベースのフロントVOLを3回、リアVOLを1回、TONEを4回まわすんだ』
言われた通りに操作した
(CAUTION:実際にやると壊れるので注意)
ジャコ『そして、こう叫べ“ベースパワー・メイクアーーーップ!”』
律「ベースパワー・メイクアーーーップ!」
ホワ-ンホワ-ン,シュルルルル,ピカーンッ!(←効果音)
眩い光に包まれて、りっちゃんは変身した
律「愛と勇気の美少女ベーシスト、セーラーイエロー!」
121:こんとん!
09/11/01 00:21:40 dxBAogWj
(>>120の続き)
新たな力を手に入れたりっちゃんを中心に、私達はTEEN TOWNを完璧に演奏した
幸代「す、凄い演奏だったわハァハァ…」
幸代さんは涙を流していた
私達も興奮していたハァハァ…
すると突然、ベースから声が聞こえてきた
ジャコ「ハァハァ…ありがとう、これでワタシもやっと天国に行ける…グゴゴ」
律「え、嫌だよ!行かないでよ!もっと私達に音楽の事を色々教えてよ!!」
りっちゃんは目を真っ赤にしていた
ジャコ「グゴゴ…大丈夫だ律、お前には素晴らしい仲間がいる…ゴゴゴ」
律「ジャ、ジャ、い、行かな…う、うえええ~~~ん」
ジャコ「グゴゴ…泣くな律・・・みんな最後に聞いてくれ、お前達をパワーアップさせる楽器は他にもある…ゴゴゴ」
122:こんとん!
09/11/01 00:41:59 dxBAogWj
(>>121の続き)
私はジャコの言葉に衝撃を受けた
私達もりっちゃんのようにパワーアップできるのか…
ジャコ「グゴゴ…時間だ、さらば軽音楽部…、さらば律…ゴゴゴ」
律「いやあぁぁーーーッ!!!!」
こうしてジャコ・パストリアスの魂は天に旅立った
唯「ありがとうジャコちゃん…」
澪「考えてみれば、凄い経験だったな」
紬「りっちゃん、大丈夫?」
律「うっ、うっ、うっ…」
りっちゃんは泣き崩れていた
とそこに、幸代さんが話し掛けてきた
幸代「泣いている暇はないよ」
唯「えっ?」
幸代「次は“裕次郎のドラム”を探すんだよ!」
123:こんとん!
09/11/01 04:29:20 dxBAogWj
(>>121の続き)
私達は“スナック Bird Land”を後にした
律「腹が減ったー、どっかでメシ食おうぜーッ!」
澪「あれ、ショック受けてたんじゃないの?」
律「それはそれ、これはこれ!」
澪「はあ…」
駅の近くに“お好み焼き屋・隷吐怨”という店があったので、そこに入った
唯「レイトン…?」
みんなで直径1mのジャンボ焼きを1枚注文した
律「普通に中心角が90゚になるように4等分しても面白くないから…」
124:PUZZLE!
09/11/01 04:39:34 dxBAogWj
【ナゾ011 おこのみやき】
直径1mのお好み焼きを4等分したい
ただし、円の中心を切ってはいけない
直線だけでなく、曲線で切ってもいいぞ
125:ヒント1
09/11/01 04:41:55 dxBAogWj
4等分なので、四つの断片は面積が同じなら、形は違ってもかまわない
126:ヒント2
09/11/01 04:48:20 dxBAogWj
直径が1(m)の円なので、面積はπ/4(m2)、それを4等分するとπ/16(m2)になる
127:ヒント3
09/11/01 04:50:23 dxBAogWj
円の中心を含む、面積がπ/16(m2)の図形を最初に切り取ればいい
128:ナゾ011の解答
09/11/01 17:52:34 dxBAogWj
①中心角がどれも120゚になるように、3本の半径をお好み焼きに書く(ベンツのマークのようになる)
②お好み焼きから、半径π/4の同心円(中心が一致する円)を切取る
③、①で書いた線が残っているので、その線に沿って切る
これで完成!
*他にも方法はあるので調べてみてね♪
129:こんとん!
09/11/01 19:45:38 dxBAogWj
(>>123の続き)
紬「…と、こんな感じよ」
唯「ムギちゃんスゴ~い!」
・・・それから数日後
私達は小樽の裕次郎記念館から“裕次郎のドラム”を盗み出した
(*犯罪行為なので、絶対にしないで下さい)
唯「上手くいったね!」
紬「私、ドキドキしました~♪」
律「でも、最終防衛システムは手強かったなー」
澪「なんせ、波動砲が効かないんだもんな」
何とか手に入れた“裕次郎のドラム”
果たして誰が使うのだろうか
すると“裕次郎のドラム”が突然白く光だした
130:こんとん!
09/11/01 21:27:39 dxBAogWj
(>>129の続き)
律「なんか光ってんぞ!!」
同時にムギちゃんの身に異変が起こった
紬「ああっ!眉毛が、私の眉毛が、熱いわ!」
澪「こ、これは…共鳴!」
ムギちゃんはスティックを手に取り、ドラムを叩き出した
ズドドドドドドン,ドンガラガッシャーーーンッ!!
鬼のような連打が炸裂、さらに歌い出した
紬「♪オ・イ・ラ・はドォラマ~、や・く・ざ・なドォラマ~*」
(*嵐を呼ぶ男 作詞:井上梅次/作曲:大森盛太郎)
そしてムギちゃんの体が白い光に包まれた
紬「ドラムパワー・メイクアーーーップ!」
131:こんとん!
09/11/01 23:11:32 dxBAogWj
(>>130の続き)
紬「愛と勇気の美少女ドラマー・セーラー眉毛!」
りっちゃんに続き、ムギちゃんも伝説の音楽戦士になった
紬「…今、天国の裕次郎からメッセージを受け取ったわ」
澪「いったい、何て言ったの?」
紬「次は“ジミ・ヘン(ジミー・ヘンドリクス)のギター”を探すのよ!」
132:こんとん!
09/11/02 06:46:36 egRS3dXy
(>>131の続き)
あれから20年が過ぎた
私(平沢唯)は現在、小説家として活動している
去年出版した本は直木賞の最終候補に残った。受賞は逃したものの、それ以来人気女流作家として名を馳せている
現在、東京都内の自宅兼仕事場で新作のプロットを練っていた
トゥルルル,トゥルルル
電話が鳴った
出版社からだろうか
唯「はい、平沢です」
男「平沢さんですね、大塚警察署の者です」
唯「えっ・・・あ、警察の方が、どのようなご用件でしょうか?」
警察からの電話で驚いたが、次のセリフで文字通り言葉を失った
男「今朝、当署の管内で田井中律さんの遺体が発見されました」
133:こんとん!
09/11/02 12:30:45 egRS3dXy
(>>132の続き)
高速をとばし、約30分で大塚警察署に到着した
受付で名前を名乗ると、暫くして50代くらいの男がやって来た
男「平沢さんですね、刑事課の安藤と言います」
安藤刑事の説明によると、律は今朝の5時頃に公園で発見された。発見したのは近所のジョガーで、ベンチで冷たくなっていたとの事
私に連絡が来たのは、律の両親はすでに他界していて、唯一の肉親である弟の田井中聡は海外勤務で、未だ連絡が取れないからだそうだ
安藤「辛いとは思いますが、確認をして貰ってもよいでしょうか?」
唯「分かりました」
安置室で律と対面した。高校時代の面影は少ないが、間違えるはずはなかった
トレードマークのカチューシャは着けて無い
唯「律・・・、りっちゃん…」
134:こんとん!
09/11/02 12:38:49 egRS3dXy
(>>133の続き)
安藤「田井中律さんに間違いないですか?」
唯「…間違いないです」
安藤「ご確認ありがとうございます
不審死なので、これから司法解剖する事になります」
唯「不審死…、死因は分ってないんですか?」
はっきりした原因は分からないが、自殺の可能性が高いそうだ
公園で発見された時の所持品はハンドバッグだけで、中身は財布と日記帳、それに大量の薬
薬は坑鬱剤や睡眠薬などで、これらのオーバードーズ(過剰摂取)によるショック死ではないかと警察は疑っている
あの元気だけが取り柄だった律が、こんな最期を迎えるなんて信じられない
唯「刑事さん、律の日記を見せて貰えませんか?」
安藤「今は証拠品扱いですが、まぁ特別にいいでしょう」
30分近く待たされ、日記の全ページのコピーを受け取った
その後、家に帰り日記のコピーを読み始めた
135:こんとん!
09/11/02 22:37:30 egRS3dXy
(>>134の続き)
日記は10年前、つまり25才からつけられている
少し癖のある、見慣れた律の字だった
H31 ○月Ⅹ日
今日もセーラーイエローに変身して、困ってる人を助けた
人の役に立てて嬉しい
H31 ○月Ⅹ日
私ももう25才か、いつまで続けられのかな…
でもガンバらなくちゃ!
H31 ○月Ⅹ日
今日ショックな事があった
助けた子供に“ありがとうオバチャン”って言われた
オバチャンか…
136:こんとん!
09/11/02 22:44:22 egRS3dXy
(>>135の続き)
H31 ○月Ⅹ日
彼とケンカした
原因は私の仕事の事だ
なんで理解してくれないのかな?
H31 ○月Ⅹ日
彼からメールの返信が来ない
電話にもでてくれない
寂しいな…
H31 ○月Ⅹ日
彼と別れた
137:こんとん!
09/11/02 22:51:03 egRS3dXy
(>>136の続き)
H32 ○月Ⅹ日
今日もセーラーイエローになって、多くの人を助けた
でも助けなんか借りないで、自力でガンバれないのかな?
H32 ○月Ⅹ日
今日も帰宅は深夜になった
食事もお風呂も面倒だな
H32 ○月Ⅹ日
今日も、何人も何人も何人も何人も何人も何人も何人も助けてやった
H32 ○月Ⅹ日
困ったら助けて貰えると思ってる人間が多い
ふざけんな、自分で何とかしろ!
私は便利屋じゃないんだよ!!
138:こんとん!
09/11/03 12:00:22 bc11GUic
(>>137の続き)
H35 ○月Ⅹ日
日記書くのも久しぶりだな
でも書く事ないや
外に出たくない
H35 ○月Ⅹ日
ネットってこんなに楽しい物だったんだ
H35 ○月Ⅹ日
家の近くにコンビニがあってよかった
本当に便利だ
139:こんとん!
09/11/03 12:06:39 bc11GUic
(>>138の続き)
H35 ○月Ⅹ日
もう2~3ヶ月は人と喋ってないな…
H35 ○月Ⅹ日
コンビニの弁当にも飽きてきた
これからはピザでも頼もうかな
H35 ○月Ⅹ日
久しぶりに遠出した
でも人が多くて呼吸が苦しくなり、すぐに家に帰って来た
もう外に出たくない…
140:こんとん!
09/11/03 12:19:01 bc11GUic
(>>139の続き)
H35 ○月Ⅹ日
今日は連続7時間動画を見ていた
もう朝だ…
H35 ○月Ⅹ日
最近は気が付いたら自殺サイトばかり見ている
人は死んだらどうなるんだろ?
H35 ○月Ⅹ日
私が死んだら、悲しむ人はいるかな・・・
141:こんとん!
09/11/03 12:26:17 bc11GUic
(>>140の続き)
H36 ○月Ⅹ日
最近、近所のコンビニでよく見掛ける女の子がいる
いつもアイスを買っている
高校生かな?
H36 ○月Ⅹ日
また今日もあの子がいた
昔の友達に何となく似ている
H36 ○月Ⅹ日
何と、あの子が話し掛けてきた!
『最近よく会いますね』って
びっくりしたけど、ちょっと嬉しかった
142:こんとん!
09/11/03 22:39:21 bc11GUic
(>>141の続き)
H36 ○月Ⅹ日
あの子とはよくお喋りするようになった
名前は裕美ちゃん、アイス大好きの高校1年生だ
H36 ○月Ⅹ日
裕美ちゃんはちょっと悩んでいた
特にやりたい事もなく人生が楽しくないって
私が力になってあげたいな…
H36 ○月Ⅹ日
裕美ちゃんが私の部屋に来た
人が来るのは何年振りかな?
そういえば私の事をいつの間にか“りっちゃん”て呼んでいる
143:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 22:45:14 mNN+KVT2
なにやら暗い展開だな
144:こんとん!
09/11/03 22:49:20 bc11GUic
(>>142の続き)
H36 ○月Ⅹ日
あれから裕美ちゃんはよく私の部屋に来るようになった
裕美ちゃんはベースにすごく興味を示していた
H36 ○月Ⅹ日
裕美ちゃんに私の古いベースをひとつあげた
始めの内は遠慮していたが、でも嬉しそうだった
よかった喜んでくれて
145:こんとん!
09/11/03 22:55:24 bc11GUic
(>>144の続き)
H36 ○月Ⅹ日
あれから裕美ちゃんには暇があればベースを教えてあげている
裕美ちゃんは元々才能があったのか、どんどん上達している
H36 ○月Ⅹ日
裕美ちゃんは高校の軽音楽部に入ったそうだ
今は部活が楽しくてしょうがない、といった感じた
私も少しずつだが仕事を再開した
私もガンバらなきゃ!
146:こんとん!
09/11/04 07:08:35 tW2m4Zk4
(>>145の続き)
H37 ○月Ⅹ日
相変わらず仕事は大変だが、昔ほど辛さは感じない
自分をコントロールできるようになったんだ(←願望?)
H37 ○月Ⅹ日
久しぶりに裕美ちゃんに会った
部活で忙しいそうだ
初めて会った時と比べて、人が変わったように生き生きしてる
今の私は裕美ちゃんにどう思われてるのかな?
H37 ○月Ⅹ日
裕美ちゃんが部屋に来た
彼氏ができたそうだ
(ちょっと羨ましい…)
楽しそうに恋人の話しをする裕美ちゃんは、なんだか眩しく見えた
147:こんとん!
09/11/04 07:14:08 tW2m4Zk4
(>>146の続き)
H37 ○月Ⅹ日
裕美ちゃんが部活の新歓ライブの音源を聴かせてくれた
・・・驚いた!こんなに上達してるなんて
師匠(?)は嬉しいぞ!!
H37 ○月Ⅹ日
最近は仕事が順調だ
あの頃と違いあまり無理をしないで、余裕を持てるようにしている
最近裕美ちゃんと連絡してないな
元気かな?
H37 ○月Ⅹ日
裕美ちゃんからメールの返信が来ない
電話にもでてくれない
なんでだろう?
ちょっと不安…
148:こんとん!
09/11/04 07:20:08 tW2m4Zk4
(>>147の続き)
H37 ○月Ⅹ日
どうやら裕美ちゃんは携帯を解約したようで、全く連絡が取れなくなってしまった
最近の子ってそんなものなのかな…
H37 ○月Ⅹ日
携帯に非通知で着信があった。出ても何も言わない
『裕美ちゃん?』って聞いたら切れてしまった
すごくイヤな予感がする…
H37 ○月Ⅹ日
裕美ちゃんの事が気になるが、連絡の取りようがなかった
何もできない自分がもどかしい
149:こんとん!
09/11/04 07:52:15 tW2m4Zk4
(>>148の続き)
H38 ○月Ⅹ日
留守電に裕美ちゃんの母親からメッセージが入ってた
『裕美の事で、お伝えしたい事があります』
悪い事ばかり考えてしまい、まだ連絡できないでいる…
H38 ○月Ⅹ日
また裕美ちゃんのお母さんからメッセージがあった
どうしても連絡を取りたいとの事だ
明日には絶対連絡しよう
H38 ○月Ⅹ日
電話をする直前だか、この日記を書いている
気分を落ち着けるためだ
でも心配する必要はないだろう。きっと風邪かなんかで寝込んでるだけだ
そうだ、私の高校時代のライブのMDを聴かせてあげよう!
感動して泣いちゃうかも(笑)
一緒にライブにも行きたいな~、でも彼氏と一緒のほうが楽しいかも(←ちょっと嫉妬)
さあ電話しよっと!
150:こんとん!
09/11/04 21:25:52 tW2m4Zk4
(>>149の続き)
H38 ○月Ⅹ日
裕美ちゃんが死んだ
H38 ○月Ⅹ日
裕美ちゃんのお母さんがベースを返してくれた
かなり使い込まれて色褪せて見える
裕美ちゃんの匂いがする
H38 ○月Ⅹ日
いつまでも悩んでいてもしょうがない
私はある決心した
H38 ○月Ⅹ日
裕美ちゃん
私に力を貸して・・・
151:こんとん!
09/11/04 21:31:32 tW2m4Zk4
(>>150の続き)
H40 ○月Ⅹ日
日記を書くのも久しぶりだ
今のところ私の生活は安泰だ
でもいつかは・・・
H40 ○月Ⅹ日
私がした事って結局何だったのかな?
私と出会わなければ裕美ちゃんは死ぬ事はなかったんだ…
H40 ○月Ⅹ日
よく夢に裕美ちゃんが出てくる
寝るのが怖い
裕美ちゃんは私を責めてるのかな…
152:こんとん!
09/11/04 21:38:20 tW2m4Zk4
(>>151の続き)
H40 ○月Ⅹ日
最近は薬が無いと何もできない
昼は坑鬱剤、夜は睡眠薬。でも余り効かなくなってきた
H40 ○月Ⅹ日
いつも恐怖と不安を感じる
こんな状態がいつまで続くのだろうか
153:こんとん!
09/11/04 21:42:55 tW2m4Zk4
(>>152の続き)
H41 ○月Ⅹ日
高校時代の親友、Mから連絡があった
当り障りのない事を話した
H41 ○月Ⅹ日
Mが近い内に会わないかと言ってきた
会いたいような会いたくないような…
H41 ○月Ⅹ日
暫くして、またMから連絡があった
遠回しだが私に会いたいと言ってくる
私は覚悟を決め、会う約束をした
154:こんとん!
09/11/04 21:49:23 tW2m4Zk4
(>>153の続き)
H41 ○月Ⅹ日
覚悟を決めたものの、日に日に緊張して益々眠れない夜が続いた
H41 ○月Ⅹ日
約束の○月△日は一週間後だ
聡は元気かな?
聡ごめんね
お姉ちゃんは・・・・・・・
――――
律の日記はここで終わっていた
“仕事への葛藤、裕美という少女の死、律の苦悩”
日記を通して垣間見た律の姿は、私には衝撃的だった
唯「りっちゃん、なんで死んじゃったの…」
155:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 21:21:28 oz2hPdZ5
なんやねん…
156:こんとん!
09/11/05 23:48:15 /J/UGFS3
(>>154の続き)
翌日、京都市内のファミレスにて
澪「唯、こっちこっち!」
唯「澪ちゃん久しぶり!元気だった?」
昨日電話をして会う約束をした
Mが澪ならば、日記を読んだだけでは分からない事も何か知ってるはずだ
唯「で、唐突で申し訳ないんだけど、最近りっちゃんと会う約束とかしてた?」
澪「律と?してないよ、私には旦那と子供がいるからそんな暇ないよ」
唯「そう…、じゃあ最後にりっちゃんに会ったのっていつ?」
澪「んーと、10年くらい前の同窓会だよ
唯もいただろ」
157:こんとん!
09/11/06 10:04:39 aQyurCtX
(>>156の続き)
澪は27才で結婚し、今は2人の子を持つ専業主婦だ
家庭を持ち更に京都に住んでいるので、東京に住む律とは簡単に会う事はできない
澪「さっきから何で律の事ばっか聞くの?」
唯「落着いて聞いてね、実は…」
澪「どうしたの、そんな深刻な顔して?」
唯「りっちゃんは、死んだの…」
澪「はあ~、やめてよそんな冗談!」
唯「冗談じゃないんだ・・・」
私は詳細を話した
澪は言葉を失い小刻みに震えている
とても演技をしているようには見えなかった
澪「ううっ…、律・・・」
唯「澪ちゃん…」
158:こんとん!
09/11/06 10:13:32 aQyurCtX
(>>157の続き)
澪の目から涙がこぼれた
暫くして澪が落ち着いてから、私は日記の事を話した
唯「…だから、このMって澪ちゃんの事かと思ったんだ」
澪「私じゃないよ
それに私さ“伝説の楽器”の事で、律には会いづらくて…」
唯「ジミ・ヘンのギターはまだ持ってるんでしょ?」
澪「…うん」
そうだった、私達4人の中で澪だけが唯一・・・
ここで手掛りが完全に途絶えたかのように思われた、しかし
澪「もしかして、そのMって」
唯「何か分かるの?」
澪「和じゃないかな」
159:こんとん!
09/11/07 07:28:05 NpJ4lWmv
(>>158の続き)
真鍋和は私の幼馴染みで、高校卒業後は律と同じ大学に進学していた
澪によると、律と和は仲がよく一緒に遊んだりしてたそうだ
澪「和って今はたしか…」
唯「東京の警察庁に勤務してるはず」
同じ東京に住んでいたが警察という特殊な職業からか、和とは疎遠になっていた
もしMが、警察である和なら…
律は何か犯罪に巻込まれてしまったのか
私は澪と別れ、その足で東京に戻った
自宅に戻ってから急いで和に電話した。時間はすでに午後の10時だった
160:こんとん!
09/11/07 07:36:21 NpJ4lWmv
(>>159の続き)
唯「もしもし、和ちゃん?」
和「唯ね・・・、そろそろあなたから連絡がくると思ってたわ」
唯「え?…あ、あの~」
和「律の事でしょう」
1時間後、私と和は池袋のカラオケボックスにいた
常にうるさいの場所なので、秘密の話しをするには逆にピッタリとの事だ
和「私は今、警察庁の刑事局って所にいるの」
唯「それって凶悪犯罪とか捜査してる部署だよね?」
和「そうね、具体的には私の担当は国際犯罪や組織犯罪なのよ」
不自然にならないように部屋のカラオケからは曲が流れていた
歌う人間はいなかったが
161:こんとん!
09/11/07 07:43:46 NpJ4lWmv
(>>160の続き)
唯「りっちゃんの日記読んだよ・・・」
和「私も律の日記は読んだわ
あなたの推測通り、Mは私で間違いないわ」
和は1枚の紙を私に差し出した
H38(3年前)の新聞のコピーだ
――――
【男子高校生、惨殺死体で発見される】
○月△日 東京都豊島区内の公園で、都立高校に通う男子学生(17)の遺体が発見された
死因は出血多量によるショック死で、遺体の頚動脈には鋭利な刃物で切ったような傷があった
豊島警察署によると、犯行推定時刻は夜の9~12時で目撃者はなく、また被害者の所持品や財布は無事だったので、計画的な犯行として捜査を進めている(共同通信)
――――
162:こんとん!
09/11/08 02:24:19 XfR4vkrT
(>>161の続き)
唯「そういえば、こんな事件あったね」
和「犯人は未だ捕まってないわ」
唯「…でも、これが何か関係あるの?」
和「被害者の男の子は、律の日記に出てきた“裕美ちゃん”って娘の恋人だったの」
唯「・・・え!」
和の説明によると、被害者は裕美ちゃんと同じ高校に通う同級生で、軽音楽部に所属していた
部活を通じて裕美ちゃんと親しくなり、付き合うようになった
しかし女の子に人気があり、同時に複数の女性と関係を持っていた
いわゆるプレイボーイだ
163:こんとん!
09/11/08 02:30:59 XfR4vkrT
(>>162の続き)
更に恋人との性行為を密かに撮影して、それを親友に見せたり、ネットにアップするなどの悪癖もあったようだ
唯「悪いけど、はっきり言って最低な奴だね!」
和「私もそう思う」
唯「裕美ちゃんが自殺したのって、この事が原因なのかな?」
和「…ネットに流出した動画の中には、裕美ちゃんも映ってたみたいなの」
その動画で裕美ちゃんは特定されてしまい、学校でもかなり話題になってしまった
その事で裕美ちゃんは相当悩んでおり学校にも行けず、遂には自殺にまで至ってしまったそうだ
164:こんとん!
09/11/08 02:36:49 XfR4vkrT
(>>163の続き)
唯「警察は…和ちゃんは…、りっちゃんを疑ってるの?」
和「・・・そうよ
唯、聞いて」
怨恨の線で捜査を進めていたが、犯人どころか目星しい容疑者すら特定できなかった
裕美ちゃんの交友関係から律の名も上がったが、顔見知り程度にしか考えられず捜査の手が及ぶ事はなかった
しかし和は独自に律の事を調べた
親友である律の身の潔白を信じて…
しかし皮肉な事に調べれば調べるほど、律への嫌疑は逆に強くなってしまった
和「…だから私は、直接律に会って確かめたかったの」
唯「そうだったの・・・」
165:こんとん!
09/11/08 02:45:24 XfR4vkrT
(>>164の続き)
私も律が犯人とは思いたくなかった。しかしあの日記を見る限りでは、律が自分の犯行を告白しているようにもとれる
唯「警察はりっちゃんの事を調べるの?」
和「まだ分からない、でもその可能性はあるわ」
唯「そんな、りっちゃんが可哀相だよ…」
和「でも、律が死んでしまったから何も分からないかも…」
翌日
私は律の部屋にいた
今日の午後には律の弟の聡が勤務先のベルリンから帰ってくる
それまでは聡の許可を得て、私が部屋の鍵を預かっていた
166:こんとん!
09/11/08 03:16:09 XfR4vkrT
(>>165の続き)
律の死因は睡眠薬の大量摂取だった
目立った外傷もなかったので事件性はないと警察は判断した
必要最低限の日用品しかない殺風景な部屋を眺めながら、私は律の事を思い出していた
律《平沢唯さんか~、これからヨロシク!》
律《唯、風邪はもう大丈夫か?心配したぞ~》
律《いよいよ卒業ライブだ!ガンバろうぜ!!》
私はいつの間にか泣いていた
唯「りっちゃん…、なんで死んじゃったの?」
りっちゃん…
りっちゃん…
りっちゃん・・・・・・・
167:ゆめおち!
09/11/08 03:25:36 XfR4vkrT
(>>166の続き)
という夢を見た
168:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/08 03:27:11 8HEUkhUe
>>167
なんじゃそりゃww
密かに楽しみにしてたのにゆめおち!かよ!
169:こんとん!
09/11/08 03:30:42 XfR4vkrT
(>>167の続き)
律「唯…、唯!起きろーッ」
唯「あれ?あ、りっちゃん…うううグスン」
律「目覚ましたら、今度はなに泣いてんだ…うわっ!」
私はりっちゃんに抱き着いた。そして唇を重ねて、舌を強引にねじ込み絡ませた
…10分後
りっちゃんはぐったりしてソファーに横たわっていた
律「ハァハァ…(凄い、キスだけでこんなに!)」
澪「唯!昼間から何やってんだよ!!」
唯「へへ~ゴメンね、りっちゃんの事が急に愛しくなっちゃって」
澪「はあ?
だ、大丈夫か…」
唯「りっちゃん!もうどこにも行かないでね」
律「ハァハァ・・・ス テ キ」
170:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/08 14:04:51 djSgzO7D
これはこれで
171:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/08 15:40:02 8HEUkhUe
混沌ww
172:こんとん!
09/11/08 23:53:44 XfR4vkrT
(>>169の続き)
それはさておき、私達は3番目の伝説の楽器“ジミ・ヘンのギター”を探さなくてはならない
律「また厳しい冒険になると思うけど、ガンバろうぜ!」
澪「覚悟はできてるよ」
唯「みんながいるから大丈夫だよ~」
紬「ウフフ、唯ちゃんたら~」
数時間後
ネットオークションで簡単に入手できた
そして数日後には現物が届いた
律「随分簡単だったなオイ…」
澪「でも、本物とは限らないぞ」
箱から中身を取り出した
白いピックガードが付いた黒いストラトキャスターだ
173:こんとん!
09/11/09 00:00:02 y60fUrwI
(>>172の続き)
紬「ネックプレートに“Made in China”ってありますね…」
唯「ジミ・ヘンって中国人だったの?」
澪「オイッ!
残念だけどこのギターは偽物って事だよ」
ホワーン,ホワーン
その時、ギターが黒いパルス(波動)を放った
同時に“ジャコ・パスのベース”と“裕次郎のドラム”もそれぞれ淡く光を放っていた
紬「これは、共鳴…」
澪「本物?“Made in China”なのに」
律「“Made in China”だけど本物のようだな」
もう面倒なので本物という事にした
問題は私と澪のどちらのパワーアップアイテムかだ
しかし私は決定的なある事に気付いてシマター
174:こんとん!
09/11/09 00:05:23 y60fUrwI
(>>173の続き)
唯「あれ~このギター、弦が逆に張ってあるよ?」
律「このギターは逆向きに構えて弾くんだよ
ジミ・ヘンは左利きだからな*」
(*ジミ・ヘンは左利きではないが左利き用ギターを使っていた、という説もある)
唯「左利き用ギターって事は…」
紬「そのギターを使えるのは澪ちゃんだけよ」
みんなが当の澪ちゃんを見た。だが澪ちゃんは少し浮かない顔をしていた
律「澪、変身してみてよ!」
澪「う、うん…」
澪ちゃんはギターを構えて、高らかに叫んだ
澪「ふぅ・・・ギターパワー・メイクアーーーップ!」
…しかし何も起こらなかった
175:こんとん!
09/11/09 00:36:03 y60fUrwI
(>>174の続き)
澪「あれ?…も、もう1回
ギターパワー・メイクアーーーップ!」
結果は同じだった
その後、色々な方法で試してみた
唯「英語の発音をnativeっぽくしてみたら?」
澪「グィラーパゥワ,メイキャーーープンヌッ!」
紬「四つん這いにになって、背中にギターを置いてやってみたらどうかしら?」
澪「うぅ…、ギターパワー・メイクアーップ(は、恥かしい…)」
律「ドジョウすくいみたいに、鼻に棒をさして(下の歯で支える)やってみて!」
澪「イラーハワー・ヘイフアーーーッフ!」
結局澪ちゃんは変身できなかった
176:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/10 02:19:20 vx7yqeui
じわじわきたwww
177:こんとん!
09/11/10 03:20:37 QsxjZlZa
(>>175の続き)
澪「私、ジミ・ヘンよりジェフ・ベックのほうが好きだからかな…」
律「ジェフ・ベック…(挑戦的なギタリスト、か)」
その時、音楽室の扉が開き4人の人物が入ってきた
???「我らは桜高四天王!」
178:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/10 03:27:02 QsxjZlZa
(>>177の続き)
バルバリシア「私は風のバルバリシア、ほっほっほほほ♪」
属性:風
出典:FF4
特徴:ゴルベーザ四天王の1人・コスチュームがエロい
――――
影慶「私の名は影慶」
属性:毒
出典:魁!!男塾
特徴:三号生死天王のリーダー・毒手拳を使う・眉毛が薄い(ない)
――――
葛西「フンッ、…葛西だ」
属性:池袋
出典:ろくでなしBLUES
特徴:東京四天王の最後の1人・ケンカが強い・二重の幅が広い
――――
憂「平沢憂です、こんにちは♪」
属性:妹
出典:けいおん!
特徴:主人公の妹・かわいい
179:こんとん!
09/11/10 03:34:56 QsxjZlZa
遂に敵の四天王が現われてしまった
しかもその内の1人は私の妹だ
唯「憂、なんでそんな人達と一緒にいるの!?」
憂「スーパーで声をかけられて…“仲間になって下さい”って」
唯「そ、そ、そんな!」
憂「お姉ちゃんゴメンね~」
憂は昔から優しく、頼まれると断れない性格だった
律「いったい私達に何の用だ!」
影慶「言葉は無粋!先ずは勝負!!」
そして勝負してケチョンケチョンに負かされた
唯「う~、負けた…」
影慶「言っておくが、私達が得意なのは“早食い”だけでは無い!…ゲップ」
180:こんとん!
09/11/10 03:51:04 QsxjZlZa
(>>179の続き)
バルバリシア「ミニ四駆やベイブレードも得意なのよ、ほっほっほほほ♪」
四天王の強さは圧倒的で、一方私達はまだ私と澪ちゃんがパワーアップできていなかった
影慶「今日の所はここまでだ、失礼する…ゲップ」
憂「お姉ちゃん、バイバ~イ」
その時TVからニュースが聞こえてきた
アナウンサー「小室哲哉メンバーに実刑5年、執行猶予3年の判決が出ました」
画面に映る小室メンバーを見た時、私は運命の波動を感じた
唯「小室のシンセ(キーボード)か・・・やだな~」
181:GET WILD 89
09/11/10 08:17:57 QsxjZlZa
>>180間違えました
実刑5年 ×
懲役5年 ○
禁固刑ではないです
182:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/10 15:50:45 vx7yqeui
なんで憂が…ww
183:こんとん!
09/11/10 23:34:08 QsxjZlZa
(>>180の続き)
数日後
私達は東京都国分寺市にある早稲田実業高校に来ていた
ここは小室メンバーの母校だ
蟹沢「教頭の蟹沢です。今日はよく来てくれました」
この人物は両目の間のdistanceがa little farで、見た目も蟹に似ていた
蟹沢「さあ、こちらにどうぞ」
事前に連絡をしていたので丁重に対応された
案内されたのは“小室哲哉記念ホール”だ
この建物は小室メンバーの多額な寄付によって建設された
しかし例の事件後は小室哲哉の名は外されて、単に“記念ホール”と呼ばれるようにナター(実話)
蟹沢さんは1台のキーボードを持ってきた
蟹沢「これだカニ~」
184:こんとん!
09/11/10 23:41:57 QsxjZlZa
(>>183の続き)
紬「これはヤマハ・EOSですね」
澪「しかも限定版のB2000W(1998年発売)だ」
律「たしか、ヤマハのシーケンサーQY700が内蔵されてんだよな!」
唯「この波動は…(ドクン,ドクン…)、間違いないよ!」
私達はとうとう4つ目の伝説の楽器、“TKのシンセ”を手に入れた
あたしゃ早速変身してみたね
唯「TKパワー・ゲット ワーーーィルド89!」
ゲゲッゲ ゲッゲッ,ワーイワーイ,ゲゲッ…(←GET WILD 89のイントロ)
BGMとともに私の体はパールピンクの光に包まれた
唯「愛と勇気の美少女キーボードィスト、セーラーニート!!」
185:こんとん!
09/11/10 23:52:56 QsxjZlZa
(>>184の続き)
遂に私も伝説の音楽戦士になった
蟹沢「カーカッ,カニッ,カニッ,エビッ!」
だが突然、蟹沢さんが笑いだした
澪「どうしたんですか?」
蟹沢「変身おめでとう、だがお前達はここで死んでもらうカニ~」
紬「あ、あなたは何者ですか!?」
蟹沢「私は四天王の葛西さんの部下、“地獄の蟹沢”だカニ~」
なんと教頭は敵の一味であった
こうなったら闘うしかない
律「ベースパワー・メイクアーーーップ!
変身、セーラーイエロー!!」
紬「ドラムパワー・メイクアーーーップ!
変身、セーラーマユゲ!!」
私達3人は一斉に飛掛かったが、簡単に返されてしまった
186:こんとん!
09/11/10 23:59:51 QsxjZlZa
(>>185の続き)
蟹沢「全然たいした事ないエビ~」
ニート「凄い力だね~」
マユゲ「もう一度行きましょう♪」
イエロー「おっしゃー!」
しかし結果は同じだった
何回も何回も繰り返している内に私達3人はボロボロになった
私達の側に澪ちゃんが近付いてきた
澪「みんなゴメン、私だけ何もできなくて…」
マユゲ「…澪ちゃん、一緒に闘って」
澪「そ、そんな…、私じゃ何も出来ないよ」
マユゲ「多分、敵もそう考えてるはずよ」
ニート「…そうか、油断している所を殺るんだね」
マユゲ「それに敵は語尾がたまに“~エビ”になるわ」
187:こんとん!
09/11/11 00:12:21 XfQ1gew/
(>>186の続き)
イエロー「それが何なんだよ?」
マユゲ「その時だけ一瞬パワーが下がるの」澪「そうか!・・・分った、やってみるよ」
そして私達は敵に突進して、羽交う絞めにした
蟹沢「そんな事、無駄だエビ~」
イエロー「今がチャンスだー!!」
澪ちゃんが敵の前に躍り出た
澪「死ね、このクソ野郎がぁーーーッ!」
そして渾身の一撃が敵の顔面にヒットした
敵は倒れ、口からは泡を吹き、体はヤバい感じに痙攣している
ニート「勝った…」
188:こんとん!
09/11/11 00:28:42 XfQ1gew/
(>>187の続き)
こうして私達4人は力を合わせて敵に勝つ事ができた
しかしその敵は四天王の部下の1人に過ぎなかった…
果たしてこの先、四天王には勝てるのか?
そして澪は変身できるように成るのか?
このスレに住人は何人いるのか(予想3人)、このssに需要はあるのか?
多くの謎を残したまま・・・『第1部-完』
189:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/11 00:40:14 dMR94h/O
乙
続きは気になる
190:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/11 21:24:49 nrssqqZR
唯「こんこん!」
憂「お姉ちゃん、風邪?」
唯「嫌だな憂、きつねだよ」
憂「その発想はなかったよ…」
191:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/12 01:03:02 jAVKkPIM
なかったわ
192:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/13 00:43:42 ZIUi81fX
だ、だれか…ssを…
193:へんたい!
09/11/13 13:53:48 Kpv+VLB7
唯「ムギちゃんはよく見るとHな体してるよねぇ…」
放課後、二人きりの教室で突如そんなことを言い出した唯ちゃんは、目にも止まらぬ速さで私を押し倒した。
紬「な、なにをするの唯ちゃん!?」
唯「ふふ…澪ちゃんには負けるけど、ムギちゃんもおっぱい大きいよねぇ」
紬「やっ…やめ…そ、そんなとこ触ったら…」
唯「こんなに大きいんだから、少しくらい大丈夫だよ♪」
唯ちゃんは私の制服のタイをほどくと、ワイシャツのボタンを上から外していく。
抵抗する間もなく、私の下着があらわになってしまった。
紬「ゆ…唯ちゃ…」
唯「へぇー…ムギちゃん、意外とかわいいブラしてるんだねぇ」
紬「やめて、恥ずかしい…」
唯「だめだよムギちゃん、もう逃げられないよ?」
紬「だ…だめぇっ…」
唯ちゃんは私のブラジャーのホックを外すと、むき出しになった私の
(省略されました…続きは脳内でどうぞ)
194:へんたい!
09/11/13 23:59:00 ZIUi81fX
(勝手に>>193の続き)
私の背中に描かれた『風神』の刺青に、息をのんだ
唯「こ、これは見事な『風神』ぞな…」
紬「…あまり、見ないでおくれや」
唯「あんた、いったい何者なんだい?」
紬「アタイは一生、この風神を背負って生きていかなきゃならんのさ・・・」
そして紬は自身の出生の秘密を、静かに語り出した
(だれかパス)
195:へんたい!
09/11/14 00:42:48 NergfWYf
(勝手に>>194の続き)
琴吹家に生まれた者は、古くから背中に刺青を刻む風習がある。
男であれば雷神、女であれば風神の刺青を、5歳の誕生日の午前零時から、三日三晩をかけてゆっくりと刻んでいく。
それを乗り越え、想像を絶する痛みに耐えた時、初めて琴吹家の一族として認められるのだ。
紬「今まで生きてきて、あの痛みを忘れたことは一時もなかった…」
唯「で…でも!合宿の時はこんな刺青…」
紬「あの時は背中に特製のオイルを塗ってごまかしたのさ。風呂場でも一切背中は見せなかったしね」
唯「そんな…」
紬「唯、あんたは知っちゃいけないことを知っちまった。けど今ならまだ引き返せる。忘れるんだ」
しかし唯は、首を横に振った。
唯「…嫌だね」
(誰かパス)
196:クロス厨 ◆JrLlm4HH5A
09/11/14 17:20:41 BjOWC02E
ネリー「卵焼き食べてみろ、粉々にしてやるよ」
MCS「ヤッテミロ、オマエノロッコツをゼンオリシテヤルカラナ」
澪「ただいまー、あれ? なんでネリー倒れてるんだ?」
MCS「サー、イモタレデモオコシタンジャナイデスカ?」
ネリー「わーん、痛いよー痛いよー」
ロリ宗「誰だネリーたんを泣かせたのは!!」
シラリー「うるせえ、ロリコン」
ロリ宗「ロリコンじゃねえ、子供好きだ!!」
シラリー「同じじゃねえか!!」
澪「相変わらずカオスだな、ここは」
↑こういうのもけいおんSSか?
197:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/14 23:42:21 kELtcX7/
普通は無しだろうけど過疎ってるし
クロスって注意書きだけで、投下してもいいんじゃない
198:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 00:08:41 ZNYzZxl3
一時投下的に投下するのはあり?
199:カオスおっけー、むしろカモン
09/11/15 05:28:27 hb8xIV6r
>>198
あり!
ルールが無い、それがこのスレのルール
200:おちなし!
09/11/15 13:48:03 F+DIYSGc
唯「200と聞いて思い浮かぶのは?」
律「イチローの安打数かな」
澪「そういえばイチローの本名知ってるかムギ?」
紬「お…小沢一郎?」
澪「それは民主党…」
梓「ある意味セイカイ、ですね」
唯「お、あずにゃん上手いねー」
一同「どっ」
澪「で、なんの話してたんだっけ?」
律「さぁ…」
梓「い…いち…イチゴ?」
紬「そうだわ、いちご牛乳持ってきたから飲みましょう♪」
唯「わーい♪」
終わり
201:おちなし!その2
09/11/15 16:46:25 F+DIYSGc
澪「そういえば、イチローは9年連続で200安打を続けてるらしい」
唯「へぇー、すごいね!」
律「ちなみにこないだ引退した阪神の秀太は15年の合計が200安打なんだぜ」
紬「まぁ…イチローさんにとって簡単な201安打は、秀太さんにとって永遠に手の届かない数字なのね」
梓「引退だなんて言わずに、一年間を置いて復帰すればいいんですよ。そうすればイチローの高みに近づけます。一浪だけに」
唯「あずにゃんホントに上手いねー」
一同「どっ」
澪「で、なんの話してたんだっけ?」
律「さぁ…」
梓「しゅ、しゅ…シュークリーム?」
紬「そうだわ、シュークリーム持ってきたから食べましょう♪」
唯「わーい♪」
終わり
202:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 23:15:41 T0+/4CIL
乙
なんか中華スレの匂いがします。
203:へんたい!
09/11/16 09:19:46 WiQUEeJS
(>>195の続き)
唯「あちきは何処までも、あんたについて行くぞな」
紬「小娘がいきがるんじゃないよ!」
唯「・・・これを見て、おくんなまし」
そう言うと唯はシャツを脱いだ。そしてその左肩には
『窪塚洋介-L.O.V.E』
と彫られていた
唯「あちきはもう、修羅の道に墜ちた身なのさ…」
紬「なんでよりによって窪塚なんだい?」
唯「あちきは…、あの頃のあちきは…
本当に窪塚がラヴだった・・・」
204:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/16 20:18:10 Wn0FLsZj
秋山澪
けいおん陣営『二人の歌姫(ツイン・エンジェ)』の「黒」を冠する少女。
固有技である『漆黒天使』を解放すると、背に黒い翼が生えるが天使というよりは悪魔を彷彿とさせる姿で、能力は「超速度」で解放状態だと触れることすらできなくなる。
また、自身が本当に危機的状況になると暴走状態入るが、この時の澪を止めようとした律と紬を一蹴してしまった。
平沢唯
けいおん陣営『二人の歌姫(ツイン・エンジェ)』の「白」を冠する少女。
固有技である『聖少女(ウンタン)』を解放すると背に六枚の白い羽が生える(澪は二枚の黒い翼)
能力は『白炎』で澪が接近戦を得意とするなら唯は遠距離戦を得意とする。
そして、唯が『願いと優しさ』を冠し、澪が『狂気と怒り』を冠しているようだ
↑これでSSを書くお
205:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/16 22:29:29 wSSxGYgN
元ネタあったりする?
206:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 00:38:53 y8RrLUb9
>>205
鰤あたりと言いたいところだがわからん
207:鰤でなく
09/11/17 02:30:37 FqXwfEn8
鰯じゃないか?
208:↓クロスオーバー注意報 ◆/Rq/MsrWjA
09/11/17 13:07:06 y8RrLUb9
?「この人達を殺ってほしいんです」
白いテーブルの上に置かれたのは4枚の写真。
右から、自称魔法少女、黒髪ロング、赤髪の男、角砂糖。
その並べられた4枚の写真を眺めた黒光りする鎌を持った男が答える
男「おいおい、こいつらほとんどがガキと小娘じゃねえか。本当にこいつらでいいんだな?」
?「ええ、4人まとめて確実に刈ってください。期待してますよ、風死」
鎌を持った男『風死』はすこし間をあけて、ため息を付いて答えた
風死「・・・・・ま、俺の鎌は命を刈り取るからな。わかった少し待ってろ」
そう言うと、風死はその場から去って行った。
ついさっき、こんな危険な会話をされていたとは気付かない、ネリー、澪、アトム(某ロボットではない方)、MCSの4人は・・・・・・・・・・レストランにいた。
209:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 21:01:54 nGLjm5LU
じゃあ俺ジョジョクロス書く!
210:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 23:19:16 FqXwfEn8
じゃあ俺、蛆臭異物語かく!
211:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/18 01:11:46 jt6L/7cU
マイナーなギャルゲーSS祭り!変更事項!
1. SS祭り規定
自分の個人サイトに未発表の初恋ばれんたいん スペシャル、エーベルージュ、センチメンタルグラフティ2、canvas 百合奈・瑠璃子シナリオ
のSSを掲載して下さい。(それぞれの作品 一話完結型の短編 10本)
EX)
初恋ばれんたいん スペシャル 一話完結型の短編 10本
エーベルージュ 一話完結型の短編 10本
センチメンタルグラフティ2 一話完結型の短編 10本
canvas 百合奈・瑠璃子 一話完結型の短編 10本
BL、GL、ダーク、18禁、バトル、クロスオーバー、オリキャラ禁止
一話完結型の短編 1本 プレーンテキストで15KB以下禁止
大文字、太字、台本形式禁止
2. 日程
SS祭り期間 2009/11/07~2011/11/07
SS祭り結果・賞金発表 2011/12/07
3. 賞金
私が個人的に最高と思う最優秀TOP3SSサイト管理人に賞金を授与します。
1位 10万円
2位 5万円
3位 3万円
212:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/18 12:27:49 B3wSrbq/
>>211、ドイツ語苦手だから日本語で書いてくれないかな?
213:↓クロスオーバー注意報 ◆/Rq/MsrWjA
09/11/18 14:02:05 xj/5YPIp
>>208の続き
コスプレ、黒髪、アトム、角砂糖がいるのは普通のファミレスであり、会計で禁煙席を選び座っている。
ウェイトレス「ご注文はお決まりでしょうか」
まず、最初に注文したのは角砂糖である。この角砂糖どうやらベジタリアンなようで「ヤサイサラダヒトツ」とカタコトの日本語で答え、すぐにウェイトレスが復唱する。
澪「じゃ~私はこのディナーメニューを・・・」
と言いかけて連れの小さい人形・・・通称「上海」が「私もそれがいい~♪」と言いたげな目を澪とメニューとを行き来させているので
澪「・・・二つ」
と付け足し、すぐさまウェイトレスが復唱した。
次にネリーが「私は・・・」と言いかけているのを(ネリーの事だから、お子様ランチを頼んだらどうするか)などと馬鹿なことを考えていたアトムの前で
ネリー「このサーロインステーキをください」
と答えたネリーが頼んだステーキをみてアトムがちょっぴり冷や汗をかいた。
実はアトムのおごりである、全部。
アトム「ちょ・・おま、これ結構高い」
ネリー「あれ? 何でも頼んで良いんじゃなかったっけ?」
本当に素直な反応を示すネリーにアトムもややどうにでもなれ的な口調で答えた。
アトム「俺もそのステーキでいいよ」
すぐにウェイトレスが復唱した。
214:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/19 10:15:26 YQVyPUAe
憂「お姉ちゃ~ん、あれ?返事がない」
唯「・・・」
憂「こ、これは!」
数年後
人類はガンダムの開発に成功した
215:↓クロスオーバー注意報 ◆/Rq/MsrWjA
09/11/19 14:31:58 0BezvpoA
>>213の続き
ワイワイガヤガヤやっている4人からすこし離れた席にはある三人組がいた。
リーダーらしき巫女服の少女に、半透明の少女、そして初老の男性だった。
巫女服の少女と半透明の少女は同じ焼き魚定食を食べているが、初老の男性はアサリやエビが入ったシーフード風のパスタを食べている。
巫女服の少女が丁寧に焼き魚の身と骨を剥がしているのに対し、半透明の少女は箸を使うのが不慣れなのかポロポロとこぼしているので見かねた巫女服の少女が
巫女服「箸を使うのが不慣れなら、フォークを使いなさい」
と促すが
半透明「いえ、和食は箸で食べるものです」
と半透明の少女は断るが、ポロポロポロポロこぼす半透明の少女を見てる巫女服の少女の顔がどんどん黒くなっていく(心情的な意味で)。
巫女服「・・・・・フォークを使いなさい」
となにやらどす黒いオーラを感じた半透明の少女は
半透明「・・・はい、すみません」
と言うしかなかった。
この三人組、巫女服の少女の名は「神代小蒔」、半透明の少女の名は「ポルターガイスト(通称:ポルタ)、初老の男性は(オズワルド)という。
216:がんだむ!
09/11/20 09:46:15 CK5ZL5Ht
(>>214の続き)
憂「これがカンダム!梓ちゃんが夢中になるわけだ」
操作してみた
ギュイーン ガシ-ン,ガシ-ン
そこに翼くんが現われた
翼「ボール友達、だったら蹴るな!」
憂「翼くん…」
ああ翼くん…、忘れもしないあれは2年前…あれ?3年前だっけ??
忘れた!!
217:唯戯王デュエルモンスターズ
09/11/21 01:25:06 iloeZ6zK
律「おら唯ー!おめぇなにこそこそパズルなんかやってんだ?」
澪「暗いなぁ~」
唯「あはは…そうかな」
私の名前は平沢唯。
ある日の昼休み、パズルを組み立てていると、今日も田井中さんと秋山さんに絡まれた。いやだなぁ…
和「ちょっとあんたたち!唯をいじめないで!」
律「ちっ…お前平沢のこと好きなんじゃねぇのー?」
和「そ、そんなわけないでしょ!!」
澪「照れちゃってまぁ、怪しいな~」
和「まったく…大丈夫?唯」
唯「うん…ごめんね和ちゃん」
和「もっとしゃきっとしなきゃダメよ?」
唯「うん…」
はぁ、私がもっと積極的だったらいじめられずに皆と友達になれたのにな…
218:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/23 02:35:20 HiSY91yw
私は琴吹紬、ふんどし女子高生だ
このフィット感がたまらない
紬「か・い・か・ん」
219:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/23 22:11:07 HiSY91yw
マイケル・ジャクソンはまだ生きている!
220:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 23:40:14 wzFNp2lX
>>188
二部マダー?
221:こんとん!
09/11/25 01:07:43 rIGzxOJa
『第2部-悪霊の神々』
司会「レディー、…ゴー!」
ズビビー,ズビビビビー,ズビズバ-ッ!
紬「完食しました!」
律「くそー、負けた~」
唯「ムギちゃん凄い、私なんかまだ半分だよ」
今日は軽音楽部恒例の月1スパゲティ早食い大会だ
紬「うふふ、私勝っちゃいました~♪・・・ゲップ!」
唯「ムギちゃん鼻からパスタ出てるよ~」
はしゃぐ私達を尻目に、澪ちゃんは殆どパスタに手を付けてなかった
澪ちゃんは最近なんだか元気がない
唯「澪ちゃん…、どしたの?」
222:こんとん!2
09/11/25 01:22:36 rIGzxOJa
澪「…ん?あぁ、何でもないよ」
澪ちゃんが元気のない理由は分かっている
私達の中で、澪ちゃんだけがまだ“伝説の音楽戦士”に変身できていないからだ
真面目な性格の澪ちゃんだからこそ、その事を気に病んでいるのだろう
ムギ「澪ちゃんも絶対に変身できるようになるよ!」
唯「だからパスタ食べようよ~」
澪「あの~、私トマトアレルギーなんだけど…」
今日のパスタはトマトを大量に使った、スパゲティ・シシリアンであった
律「・・・さよですか」
223:こんとん!3
09/11/25 01:45:36 rIGzxOJa
私は食後の一服のために体育館の裏に来ていた
そこには先客の和ちゃんがいた
唯「あ、和ちゃ~ん」
和「あら唯、久し振りね。ん、浮かない顔してるけど何かあったの?水虫?」
唯「実は澪ちゃんがね…」
ヒュッーーー,パーンッ!!
私は澪ちゃんの事を話した
ヒュッーーー,パーンッ!!
和ちゃんは黙って私の話しを聞いていた
ヒュッーーー,パーンッ!!
因みに先程から聞こえる破裂音はロケット花火の音だ
私達高校生は未成年なので喫煙は禁じられている
なので煙草の代わりに専ら、ロケット花火を嗜んでいるのだよカガミン
224:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/25 03:45:20 dGlzDsZh
絶好調だなww
225:こんとん!4
09/11/25 11:25:44 rIGzxOJa
そこにりっちゃんが血相を変えて走ってきた
律「大変だぞ唯!」
唯「どうしたの~りっちゃん?」
律「仕分人が、事業仕分人が来た!!」
話題の事業仕分け作業の魔の手が、遂に軽音楽部にものびて来たのだ
唯「分った、すぐに音楽室に行こう」
和「待って唯、私も行く!
私も力を貸すわ!!」
唯「わ、和ちゃ~ん」
この時ほど和ちゃんの事を頼もしく思った事はない
ありがとう和ちゃん…
音楽室には蓮舫(元クラリオンガールでタレントの)参議院議員がいた
和「それでは軽音楽部部費仕分け作業を行います
代表は部活内容を7分以内で説明して下さい」
蓮舫議員のとなりには和ちゃんが座っている
和ちゃんはあっさり敵側に回った
226:こんとん!5
09/11/25 11:30:47 rIGzxOJa
律「え~っと、みんなでお茶したりケーキ食べたり…」
蓮舫「音楽活動はしているのですか?」
律「余り…でもする時もあります。スゲェ暇で他にする事がない時とか~
あと、一応は学祭の時とかには…」
和「質問には簡潔に答えて下さい
今は言い訳をする場ではないので!」
律「…殆どしてません」
そして部費削減に話しが及んだ
和「予算表の“雑費2万円”とありますが、具体的にはどのような用途で使用されるのですか?」
律「ウッ,ウグゥ~…」
和「・・・(か、かわいい)」
蓮舫「ちゃんと答えて下さい!」
律「ウッ,ウッ,ウグゥ~…」
和「・・・(ちょ、超かわいいハアハア…)」
答えられる訳がない
使途不明金、いわゆる埋蔵金だからだ
和&蓮舫「結論!!」
227:こんとん!6
09/11/25 11:32:34 rIGzxOJa
ホワイトボードに『21万円に削減』と書かれた
そして和&蓮舫は音楽室から出ていった
律「増えてるな…」
紬「増えてますね」
唯「増えてるね~」
和&蓮舫はインテリっぽいが、数字には壊滅的に弱かった
引き算なのに元の数より大きくなってしまったのだ…
澪「ジェフ・ベック…(挑戦的なギタリストか)」
228:こんとん7
09/11/26 02:04:38 iGYVHNeR
とある駄菓子屋にて
澪「マスターもう一杯」
マスター「お客さん、飲み過ぎですよ」
澪「うるさいわねこのビチグソがぁーーーッ!
もう一杯よこせや、2chに悪口書くぞ!」
マスター「…かしこまりました」
目の前に出されたファンタを一気に呷った
私(澪)は未成年なのでお酒を飲み事はできない
だから、代わりにファンタを飲んでいるのだ
澪「ねぇマスター~」
マスター「…何でしょう」
澪「私の事好き?」
マスター「・・・」
澪「私をペロペロしたい?」
マスター「・・・」
澪「他スレ(律や梓)の変態紳士みたいに、私をペロペロちゅっちゅしたい?」
私はエロい気分になっていた
マスターは私と目を合わせない
229:こんとん8
09/11/26 02:21:14 iGYVHNeR
澪「私を好きにしていいのよマスター」
マスター「…飲み過ぎですよ」
澪「私は何もできない役立たずなの、だから私なんか…」
マスター「・・・」
私はいつの間にか泣いていた
1人だけ変身できない私の事を、みんなはどう思っているのか
考えるだけで不安になる
澪「同人誌の“万引きJK”みたいに、私をめちゃくちゃにしてよ!」
マスター「…あれに、貴方のエロシーンは無いですよ」
その時、店の扉が開き律が入ってきた
律「澪、何やってんだよ!」
澪「あら、セーラーイエローこと律様じゃありませんか~」
律「酔ってるのか?」
澪「そうですよ~、酔ってますよ~~~♪」
230:こんとん9
09/11/26 02:32:32 iGYVHNeR
律「もう、みんな心配してるんだ
帰るぞ!」
…気が付いたら私は何故か律の部屋にいた
側で律が寝ていた
律「澪…zzz、ガンバレ~…zzz」
澪「律・・・、ありがとう」
私は律を起さないように、静かに部屋を後にした
翌日
音楽室に来ると、唯がすごい勢いで近付いてきた
唯「澪ちゃん~、遂にわかったよ!」
231:こんとん!10
09/11/26 11:36:37 iGYVHNeR
唯「澪ちゃ~ん、遂にわかったよ!」
澪「えっ、本当!?」
唯「うん、キン肉マンソルジャーの正体が!」
澪「はぁ~?」
唯「キン肉マンの実の兄の、キン肉アタルだったんだよ!!!!」
てっきり私の変身に関する事かと思った
しかし唯に悪気はなく、その目はキラキラと輝いていた
唯の説明によると、苦戦するキン肉マンチームの代わりに、フェニックスチームを倒そうと現われたそうだ
因みにアタル、プロシュート(ジョジョ)、阿部さん(くそみそ)の3人は3大アニキと呼ばれている
と、そこに律が走り込んできた
律「つ、遂にわかったぞ!」
232:こんとん!11
09/11/26 11:42:50 iGYVHNeR
律「つ、遂にわかったぞ!」
澪「えっ、本当!?」
律「うん!るろうに剣心の奥義の秘密が!!」
澪「はぁ~?」
律「秘密は左足だったんだよ!!!!」
てっきり私の変身に関する事かと思った
しかし律に悪気はなく、その目はキラキラと輝いていた
律の説明によると、飛天御剣流奥義-天翔龍閃(ヒテンミツルギリュウオウギ-アマカケルリュウノヒラメキ)の秘密は、本来は後ろに構える左足を前に出して素早く踏み込むそうだ
因みに飛天御剣流奥義天翔龍閃、天空覇邪魑魅魍魎(テンクウハジャチミモウリョウ:聖闘士星矢)、ノートラップ・ランニングボレー・隼シュート(キャプテン翼)の三つは3大長い名前の技と呼ばれている
そこへ突然、ムギが現われた
紬「つ、遂にわかりました!」
233:こんとん!12
09/11/26 11:44:32 iGYVHNeR
紬「つ、遂にわかりました!」
澪「えっ、本当!?」
紬「はい、サスケ(by NARUTO)が抜け忍になった訳が!」
澪「はぁ~?」
紬「実兄イタチへの復讐のためなんです!!!!」
てっきり私の変身に関する事かと思った
しかし紬に悪気はなく、その目はキラキラと輝いていた
紬の説明によると、サスケは家族を皆殺しにした兄に復讐する事を目的としていた
しかし同時に、急成長するナルトに対する劣等感も次第に大きくなっていった
そして遂には仲間の元を去ってしまうのだった…
因みにサスケ、カイン(FF4)、グリフィス(ベルセルク)の3人は3大裏切り者と呼ばれている
と、今度は和が音楽室に飛び込んできた
和「つ、遂にわかったわ!」
澪「もう、今度は何よ!」
和「あなたの変身方法がわかったのよ!!」
234:しーえむ!
09/11/27 01:03:15 UWgoMRvY
唯「今日は私の誕生日だよ~♪」
澪「唯、お前ジミ・ヘンドリックスと同じ誕生日なんだな!」
唯「へ、へぇー…(誰?)」
律「なに、てことは松下孝之助の誕生日と同じってことだな!」
唯「へ、へぇー…(誰?)」
梓「小室哲哉とも同じです!」
唯「へ、へぇー…(あまりうれしくない)」
紬「ということは村田兆治とも一緒ね!」
唯「へ、へぇー…あ、マサカリの人だね!知ってるよ!」
澪「なんで!?」
紬「さぁ、じゃあ皆で野球モノマネをしましょう!私は城島!」
律「じゃあ私中日和田!」
梓「私はロッテ成瀬!」
唯「私、村田兆治やるー♪」
澪「じゃ、じゃあ私は…あ、秋山幸二を!」
唯「そんな野球モノマネがたまに見られる中居正広のブラックバラエティは、毎週日曜22時30分から!」
235:こんとん!13
09/11/27 02:57:02 60whiSu6
(>>234の続き?)
紬「マンボウのものまねでした~♪」
律「ギャハハハ!、何回見てもおもれえなー!!」
唯「今度は山一証券の社長のものまねやってよ!澪ちゃん~」
澪「な、なんで私が…」
律「やってよ、澪ちゅわ~ん♪」
澪「しょうがないな…、“社員は悪くありません、私が悪いんです!”」
和「違う違う、こうよ!
“ウッ,ウッ,社員はわ、わ、悪くあでぃばせん(涙)、私がぁーーーッ”」
唯「和ちゃ~ん、やり過だよ」
私達はいつの間にかものまね大会になっていた
紬「ところで和ちゃん、何しにここに来たんですか?」
和「えーっと、何だっけ?」
236:こんとん!14
09/11/27 03:09:22 60whiSu6
律「小室哲哉のものまねだろ!?」
和「そうね、でも小室哲哉って歌を唄ってたかしら?」
この和ちゃんの一言でみんな凍り付いた
小室の歌はタブーとされている
澪「和…、TKがあれだけの曲を作れるのに、なんで自分で唄わないか分かる?」
和「それは・・・、そうか!」
TKはボーカルがお上手ではなかったのだ
和「ごめんなさい…」
237:こんとん!15
09/11/27 03:25:19 60whiSu6
唯「でもTKの歌って、実際聴いた事ないよね~」
こうして私達は改めてTKの歌を聴いてみる事にした
先ずはこの2曲
RUNNING TO HORIZON
CHRISTMAS CHORUS
律「あれ、以外と普通じゃない?」
紬「しかも“CHRISTMAS CHORUS”は良い曲だと思います」
澪「私もこの曲、好きかも」
臭いはずのウン○が、余り臭くなかったような肩透かしだ
和「他の曲も聴いてみましょう」
238:こんとん!16
09/11/27 03:38:44 60whiSu6
次にこの2曲を聴いた
マドモアゼル・モーツァルト
永遠と名付けてデイ・ドリーム
律「タイトルがDQNだな…」
澪「段々とメッキが剥れてきた感じだな」
唯「でもボーカルは普通だね、下手ではないよ」
これは決定打にはならない。きっと何か他にあるはずだ、何かが…
和「…思い出した!
TKは一時期、他のアーティストとユニットを組んでたはずよ」
唯「誰と~?」
和「思い出せない…、誰だったかしら」
みんな黙り込んだ
空気が重い
そんな中、1人の人物が口を開いた
紬「・・・YOSHIKIよ」
239:こんとん!17
09/11/27 04:56:31 60whiSu6
ムギちゃんは思い詰めた表情をしていた
そして鞄から一本のビデオテープを取り出した
紬「先ずはこれを見て下さい」
240:はいとく!
09/11/27 04:58:52 60whiSu6
背徳の瞳~Eyes of Venus~
作詞作曲:V2
URLリンク(m.youtube.com)
241:こんとん!18
09/11/27 05:13:07 60whiSu6
テープを見終わった
みんな一様に言葉を失っている
澪「・・・」
和「・・・」
もうこの空気に耐えられない
私は思い切って言葉を発した
唯「なんでYOSHIKIが唄わなかったんだろ?」
紬「当時(1992年)、誰もがそう思った
…きっと」
律「ムギは、なんでこのテープ持ってたんだ?」
紬「私は…、私は本当に…TKが好きだった・・・」
そう言うと、ムギちゃんはその場に膝から崩れ落ちた
そして必至に嗚咽をこらえている
紬「私はTKのようになりたかった!!」
242:こんとん!19
09/11/27 05:24:33 60whiSu6
唯「ムギちゃん~」
澪「ムギ…」
律&和「・・・」
私はムギちゃんの肩にそっと手を添えた
誰にだって尊敬する人はいるだろう
しかし、その人物がいつまでも尊敬の対象でいるとは限らないのだ
他人に憧れ、時には失望して、そして人は成長していくのだ(成長痛と共に)
『第2部-完』
243:こんとん!20
09/11/27 05:31:07 60whiSu6
澪「ちょっと、勝手に終わらせないでよ!」
唯「そうだ、澪ちゃんのパワーアップ(変身)がまだだよね」
和「…すっかり忘れてたわ」
そもそも和ちゃんは、それに関連する何かを伝えにやって来たのだ
和「よく聞いてね、キイワードは“購買部のラゴス”よ」
244:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/28 09:39:27 nS78TRuB
age
245:たんじょうび!
09/11/29 00:26:57 6BvZIj8z
蓮舫は怒っていた。自分の誕生日に誰からも祝ってもらえなかったからだ
蓮舫「昨日は私の誕生日だったのに、どうして誰も祝ってくれないんですか!」
和「おそらくこれは、予算を削減された軽音部の腹いせでしょうね」
蓮舫「では、桜ヶ丘高校のより効果的な運営をするために、さらに予算を削減します!」
和「それでは、30万円ということで」
蓮舫「そうですね、学校全体としてもその額が妥当でしょう」
唯「てなわけで、予算は30万円になったよ!…増えたよね」
律「増えたな」
紬「増えたわね」
梓「増えましたね」
澪「ジミ・ヘンドリックス…(天才ギタリスト)か…」
※私はこんとん!作者ではありません
246:こんとん!21
09/11/29 12:56:55 A31PKqVD
(>>245の続き)
和「という事で予算は30万円に削減になったから」
一同「…(増えてる)」
和「どこの部活も一律に下がってるの、軽音楽部だけじゃないのよ」
澪「そう…」
和「でもトータルだと全然下がってないのよ、何故かしら?」
明らかに人選ミスだが、蓮舫議員や和ちゃんが相手だと言い辛い
プライドも高そうだ
律「それよりも何か用事があって来たんじゃないのか?」
和「そうだ忘れてた、購買部のラゴスよ」
247:こんとん!22
09/11/29 13:11:26 A31PKqVD
和ちゃんによると、購買部にはラゴスなる人物がおり、私達音楽戦士の秘密を何か知っているとの事だ
私達5人は早速購買部に行ってみた
午後なので人影はまばらだ
唯「ラゴスさん、いますか~?」
紬「そんな人、いないみたいですね」
律「ガセだったのかな…」
その時、私は壁に不自然な線があるのを発見した
手で押してみたら、扉のように開いた
唯「みんな、これを見て!」
和「…これは隠し部屋ね」
中に入るとそこには8bitのドット絵で描かれたようなオッサンがいた
ラゴス「あは みつかっちゃった。ぼくがうわさの ラゴスだよ。」
248:こんとん!23
09/11/29 13:27:15 A31PKqVD
そんなに噂になっていたのだろうか
とにかくラゴスに色々聞いてみた
ラゴス「あまりわからないや ごめんね。かわりに とけいとう のカギをあげるよ。」
澪「時計塔の鍵…」
律「1号館の時計塔の事かな?」
桜高の1号館には建物の中心に尖塔が立っている。それが時計塔だ
通常、時計塔には生徒は入れない
しかしこの鍵があれば中に入れるかも知れないのだ
紬「ありがとう、ラゴスさん♪」
ラゴス「ぼくホイミン」
律「ラゴスたろ…」
私達は時計塔に向かった
249:こんとん!24
09/11/29 13:38:56 A31PKqVD
私達は1号館の屋上の時計塔の周りに来ていた
先程から入口を探しているのだが、全く見つからない
唯「せっかく鍵があるのにね~」
和「肝心の入口がなければ、使えないわよね」
紬「そうね、…あれ、これは!?」
ムギちゃんが何か発見したようだ
時計塔の壁に文字が書かれていた
『外壁二沿ッテ、時計回リニ一周セヨ』
250:こんとん!25
09/11/29 13:50:39 A31PKqVD
和「どういう事かしら?」
紬「とりあえず、書いてある通りに実行してみましょうよ♪」
律「なんか…嫌な予感がするなぁ~」
聡「お、お姉ちゃ~ん」
(↑いつの間にかついて来た、律の弟の聡)
ヒューーーンッ!!!!
そこに、空から人が飛んで来た
??「探したぞ、リツロット!」
律「だ、誰だ?」
??「私はお前の姉、キャベッツだ!!」
251:こんとん!Z
09/11/29 14:03:23 A31PKqVD
突然現われたりっちゃんの姉のキャベッツ
確かにりっちゃんに似ている
律「何言ってるの!
私は田井中律、地球人だ!!」
キャベッツ「違う、お前は戦闘民族・ヤサイ人だ」
律「そんな…いくら私がキャベツ好きだからって・・・」
キャベッツ「さあ、私と一緒に来るんだリツロット!」
キャベッツは強引にりっちゃんを連れて行こうとした
律「嫌だ!絶対に嫌だ!!」
キャベッツ「そうか…ところで、そこにいる中学生はお前の弟かハアハア」
聡くんを見て、キャベッツの目付きが変わった
252:こんとん!Z
09/11/29 14:17:57 A31PKqVD
律「やめろ、聡は関係ない!」
ドスンッ
キャベッツの膝蹴りが、りっちゃんの腹部に炸裂した
律「うっ、がぁ…」
澪「律、大丈夫か!!」唯「りっちゃん!!」
キャベッツ「このボーイは人質だハアハア…仲間になるのなら返してやるハアハア…」
こうしてキャベッツは聡くんを連れて飛んでいった
律「くそ、聡ぃー!!」
紬「大変な事になりましたね…」
唯「みんなで聡くんを助けに行こうよ!」
そこにターバンと白いマントをつけた人物が現われた
さわ子「お前達では、行くだけ無駄だ」
唯「あ、さわちゃん先生だ~」
さわ子「違う、サワッコロだ!」
253:こんとん!Z
09/11/29 14:29:14 A31PKqVD
律「サワッコロ…、おめえがオラに力を貸してくれるのか?」
サワッコロ「そうだ!
…ただし今回だけだがな」
律「ふっ、悪くねえな」
サワッコロ「ククク…」
律「よし、行くぞ!」
ビューーーンッ!!
2人はあっという間に飛んで行ってしまった
しかしこれは凄い事になった
まさかあの2人が手を組むなんて…
紬「りっちゃんのお姉さん、強そうでしたね」
澪「2人は大丈夫かな?」
唯「う~ん…」
和「私達も闘いを見に行きましょう!」
254:こんとん!Z
09/11/29 14:43:12 A31PKqVD
戦い場に来てみると、戦局は終盤であった
倒れているりっちゃん、敵と睨み合うサワッコロ
そこに聡くんが飛び出して来た
聡「お姉ちゃんを・・・」
キャベッツ「な、なんだこの戦闘能力は!?」
聡「お姉ちゃんをいじめるなーーーッ!!!!」
聡くんが閃光のようなスピードで敵に体当たりした
キャベッツ「ぐはぁ!」
律「さ、聡…」
サワッコロ「これは…、なんて威力だ!」
255:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/29 22:52:55 6BvZIj8z
ヤムギチャ「……」
256:こんとん!Z
09/11/30 03:26:46 gNOBvMnN
そしてかなり色々な事があり、遂にりっちゃんは伝説のスーパーヤサイ人になった
キャベッツ「お、お前いったい何者だ?」
律「伝説の戦士、スーパーヤサイ人だ」
キャベッツ「何故、お前が伝説の戦士になれたんだ!?」
律「ボクシングの内藤vs亀田、亀田の判定勝利に対する激しい怒りで、私は目覚めた」
3-0の判定で亀田勝利だが、内藤勝利を期待していた者は多い
そのやり場のない怒りが爆発したのだ
律「オラは絶対にゆるさねえーッ!」
チュドーーーン!
りっちゃんの渾身の一撃がキャベッツに決った
キャベッツ「亀田、バンザーーーイッ!!!!」
りっちゃんはキャベッツを倒した。しかし内藤は敗れた…
257:こんとん!26
09/11/30 04:18:30 gNOBvMnN
唯「りっちゃん凄~い」
紬「更なる力を手にいれましたね♪」
律「ああ…」
りっちゃんは浮かない顔をしていた
それもそのはずだ、大好きな内藤の敗北によって得られた力だから…
律「それよりも、時計塔の秘密を解かなきゃ!」
さわ子「あなた達、余り遅くまで学校に残ってちゃダメよ」
一同「はぁ~い!」
私達は1号館の屋上に戻った
そして指示通りに時計塔の周りを何回もグルグルしたが、何も起こらなかった
律「これじゃバターになっちゃうよ!」
澪「反時計回りも試したのに…」
紬「・・・外壁って、ここじゃなくて、そうね…、学校自体の外壁とかじゃないかしら?」
258:こんとん!27
09/11/30 04:41:48 gNOBvMnN
私達は学校の正門に来ていた
和「早速、時計回りに動いてみましょう」
唯「おおー!」
澪「唯は元気だな~」
暫く歩いてみたが何も起こらない
そして角を曲がった時
唯「あれ~、壁が二重になってるよ」
本来の外壁に平行に、もう一枚壁が立っていた
二枚の壁の間は、人が1人やっと通れる位の通路になっていた
(↓こんな感じ)
──┐
┌───┐│
│ ││
│ ││
└─ ─┴┘
律「こんな通路があるなんて知らなかった!」
和「学校の中からじゃ、分からないわね」
私達は隠し通路を進んだ。しかし行き止まりになっていた
259:ていせい!
09/11/30 04:54:07 gNOBvMnN
スミマセン、>>258の図がずれてしまいました
正しくは下図になります(太線だけ見てください、--は無視)
--------━━┓
┏━━━┓┃
┃------------┃┃
┃------------┃┃
┃------------┃┃
┗━━--━┻┛
260:こんとん!28
09/11/30 05:07:42 gNOBvMnN
律「行き止まりだ」
唯「何もないね」
紬「…地面を見て、鍵穴があるわ!」
確かに地面に穴が開いている
時計塔の鍵をさしてみた
ガチャリンコ!!
地面が開き階段が現われた
和「またまた隠し通路ね」
紬「さあ、進みましょう♪」
階段を下りると中は真っ暗で、殆ど何も見えなかった
これでは先に進めない
澪「暗いな~、帰ろっか?」
和「そうね、一旦出直しましょうか」
紬「…大丈夫、私は何とか見えるから、みんな私の体につかまって!」
なんでこんな暗闇なのに見えるのだろうか
ムギちゃんを見ると、瞳が薄くオレンジ色に光っていた
唯「…(写輪眼!?)」
261:NODOKA -ノドカ- 疾風伝
09/11/30 22:08:36 gNOBvMnN
暗い通路を、一同はツムギを先頭に進んだ
ノドカ「暗いってばよ!本当に大丈夫なのか、ツムギ?」
ツムギ「うるさい、黙って付いて来い」
ノドカ「なんだよ~、偉そうだってばよ!」
ツムギ「…(こいつが本当に、九尾の力を秘めているのか?)」
ノドカ「あ~、腹が減ったってばよ!」
ツムギ「…(ただの馬鹿にしか見えない)」
一同は道に迷う事はなかった
何故なら、ツムギはすでに写輪眼の能力を覚醒させていたからだ
チャクラで順路を探りながら進んでいる
262:NODOKA -ノドカ- 疾風伝
09/12/01 12:39:09 JgXciOas
やがて一同は明かりのある部屋に辿りついた
ノドカ「やっと明るい所に着いたってばよ!」
ユイ「これもツムギくんのお陰だね、ありがとう」
ツムギ「ふんっ…」
ノドカ「ツムギ、なんだよその態度は!ユイちゃんに失礼だってばよ!!」
ツムギ「黙れ!
俺がいなければ、何もできない役立たずがッ!」
ノドカ「な、な、何だとー!!」
ユイ「やめなよ2人とも、サワシ先生に怒られちゃうよ」
2人「うっ、・・・」
サワシ先生の名前を出した途端に2人は静かになった
サワシ先生はスーパードSだからだ
263:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/01 13:46:40 PvukA88x
投下ペースが予測できないってばよ…!
264:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/01 17:18:43 JgXciOas
スミマセン
忙しいうえ、ナルト余り詳しくなくて…
何とかします
265:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/01 21:58:18 PvukA88x
>>264
マイペースで自分の書きたいように書けばいいんだってばよ!
266:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/02 10:48:38 nvpEMHgf
サワシ「下忍試験合格だ!」
265「サワシ先生!なんでここに?」
サワシ「>>265は>>264を気遣う言葉をかけた」
264「・・・」
サワシ「忍びは任務を遂行する事も重要だが、仲間を大切する事はもっと大事だ」
一同「そうだったのか…」
サワシ「これにて試験終了!!、…みんな、よくやったな」
こうして下忍試験に合格し、最初の任務が与えられた
時計塔の謎を解明する任務を
267:NODOKA -ノドカ- 疾風伝
09/12/02 10:59:30 nvpEMHgf
ツムギ(そうだ、あの時のサワシ先生の言葉…)
ツムギ「悪かったな…、言い過ぎた」
ノドカ「き、気にすんなってばよ…」
ユイ「よかった。さあ早く先に進みましょう」
部屋には螺旋階段があり、これを登れば時計塔の内部に入れそうだった
階段を登ろうとした時、足元に宝箱があるのに気付いた
ノドカ「宝箱があるってばよ!」
ツムギ「開けてみよう、…これは?」
ユイ「靴下かな?随分長いね」
それは、フリルの付いたメイド用ストッキングだった
268:NODOKA -ノドカ- 疾風伝
09/12/02 11:03:59 nvpEMHgf
律&澪「あの~、私達もいるんですけど…」
2人の出番は特に無かった。しかし
律(あのストッキング、澪に似合いそうだな)
269:NODOKA -ノドカ- 疾風伝
09/12/02 11:13:52 nvpEMHgf
一同は螺旋階段を登っていた
ユイ「ツムギくん、前から気になってたんだけど」
ツムギ「何だ」
ユイ「“一族の敵”って誰の事なの?」
ツムギ「・・・」
ユイ「…あ、言いたくないなら別にいいから」ツムギ「・・・俺には、ヨモギという名の姉がいた」
ツムギは静かに語り出した
ツムギの姉、ヨモギはことぶき一族の中でも優秀な忍びであった
しかし更なる力を欲する余り、ことぶき一族に悲劇が起こってしまったのだ
270:NODOKA -ノドカ- 疾風伝
09/12/02 11:24:31 nvpEMHgf
ツムギ「姉は俺以外の一族を全員殺し、俺の前から姿を消した」
ユイ「そ、そんな…」
ツムギ「俺は絶対に姉を許さない!」
ノドカ「でも、なんでそんな事を?」
ツムギ「新たな能力を手に入れるためだ」
ノドカ「それってどんな能力なんだってばよ?」
ツムギ「分からない…、なんせ俺以外みんな殺されたから、聞ける人がいない」
そうこうしている内に、時計塔の内部に辿り着いた
ツムギ「・・・ん、この邪悪なオーラは!!」
271:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/03 15:28:58 F56+esoH
らき☆すた
272:NODOKA -ノドカ- 疾風伝
09/12/04 12:12:58 DMXSibjF
階段を登った部屋には2人の大男がいた
アンドレ「よくここまで来た、我が名はアンドレ!」
チンドレ「我が名はアンドレ!」
アンドレ「何回言ったらわかるだよ、お前はチンドレだろ!」
チンドレ「ご、ごめん兄ちゃん~」
アンドレ「もう一回いくぞ、我が名はアンドレ!」
チンドレ「我が名は福山雅治!」
終りの見えないやり取りが続くが、一同は暫く見続けた
アンドレ「いい加減にしろ、お前のどこが福山なんだ!」
チンドレ「ご、ごめん福山が好きだからつい…」
273:NODOKA -ノドカ- 疾風伝
09/12/04 12:21:05 DMXSibjF
アンドレ「もう一回いくぞ、我が名はアンドレ!」
チンドレ「我が名はマクシミリアン・ド・ロベスピエール!」
アンドレ「それはジャコバン派の党首だろ!」
チンドレ「ご、ごめん兄ちゃん~
因みに、最期は娼婦に殺されるんだよね」
アンドレ「厳密には、娼婦に変装した殺し屋だ
もう一回、我が名はマンドレ!」
チンドレ「…さすがに、マンドレとチンドレはやばいよお兄ちゃ~ん」
面倒なので無視して先に進む事にした
階段を登ろうとした時に足元に宝箱を発見した
中身はエプロン付きのメイド服だった
274:NODOKA -ノドカ- 疾風伝
09/12/04 12:22:45 DMXSibjF
メイド服を見て、律は思った
律(あのメイド服、澪に似合いそうだな…)
275:NODOKA -ノドカ- 疾風伝
09/12/04 12:34:59 DMXSibjF
時計塔2階
そこは広い闘技場のような場所だった
中心には黒い外套の、怪しい男が立っていた
ツムギ「あ、あれは!!」
ノドカ「知ってるのかってばよ?」
ツムギ「オロシ丸…」
正式には“大根オロシ丸”
かつてはツムギの姉、ヨモギと同じ部隊に所属する仲間だった
かなりの実力を秘めた忍びであったが、最近までは行方不明になっていた
そのベールは謎に包まれている
オロシ丸「ククク…ツムギ、お前が来るのを待っていた」
276:NODOKA -ノドカ- 疾風伝
09/12/04 12:44:02 DMXSibjF
ツムギ「何だと?」
オロシ丸「私と一緒に来い、更なる力を引き出してやるぞ!」
ツムギ「ふざけるな!お前なんか信用できるか!!」
オロシ丸「ククク…姉のヨモギを倒したいのだろう?」
ツムギ「それは…」
オロシ丸は余程空腹だったのか、立ちながら弁当を食べ始めた
カツカレーだ
オロシ丸「わはしは…モグモグ、お前の…モグモグ、ひからを更ひ…モグモグモグモグ」
ツムギ「食べるか喋るか、どっちかにしろ」
277:NODOKA -ノドカ- 疾風伝
09/12/04 12:53:40 DMXSibjF
役30分後、オロシ丸はやっと食べ終わった
オロシ丸「さてと…」
ツムギ「改めまして…、オロシ丸!俺は」
オロシ丸「チョイ待ち、僕の食後はコレだから」
オロシ丸は小説を鞄から出した
食後の読書がオロシ丸の至福の時だ
今読んでいる小説は、貫井徳郎の『慟哭』だった
ユイ「私もあれ読んだ、犯人は主人公(刑事)なんだよ!」
その声はしっかりオロシ丸の耳にも届いた
オロシ丸「き、貴様・・・殺す!!!!」
278:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/04 13:33:55 AMvOyyt9
ユイ、あんたやっちゃあいけないことを…
279:NODOKA -ノドカ- 疾風伝
09/12/04 21:39:19 DMXSibjF
オロシ丸「禁術・トヨタハイラックス4WDハイリフト!」
チャクラによって具現化した、トヨタの元祖RV車(のような物?)が襲いかかってきた
ツムギは写輪眼の能力によって攻撃を見切る事ができたが、ノドカとユイはまともに食らってしまった
2人「ウギャーッ!」
ツムギ「2人とも大丈夫か!?」
2人は虫の息だった
オロシ丸「ククク…この術は、愛知の国・名古屋隠れの里に伝わる最凶忍術だ!」
280:NODOKA -ノドカ- 疾風伝
09/12/04 21:46:02 DMXSibjF
ツムギ「2人が…オロシ丸、貴様ぁーッ!!」
この時、ツムギの写輪眼が更に変化した
黒い5枚の桜の花びら、中央部には“東京下水道”と書かれている
オロシ丸「その瞳は…、万呆留写輪眼!」
281:かいせつ!
09/12/04 21:50:25 DMXSibjF
【万呆留(マンホール)写輪眼とは】
万華鏡写輪眼のパクリ、マンホールを見てたら思い付いた
一応、写輪眼の上位能力
282:NODOKA -ノドカ- 疾風伝
09/12/05 13:12:23 +UqCBKHh
ツムギ「オロシ丸、お前だけは絶対に許さない!」
オロシ丸「アワワ…」
ツムギ「禁術・紀香(のりかおる)!!」
283:かいせつ!
09/12/05 13:15:26 +UqCBKHh
【紀香(のりかおる)とは】
天照(あまてらす)のパクリ
チャクラによって具現化した紀香フジワラが、お色気攻撃で敵をメロメロのメローナにする~♪
284:NODOKA -ノドカ- 疾風伝
09/12/05 13:28:35 +UqCBKHh
紀香フジワラがオロシ丸に近付いた
Vシネマに出ていた頃(20代前半)の紀香だ
ノリカ「あ~ら貴方、顔色が悪いわねぇ?ウフフ」
オロシ丸「ぼ、ぼ、ぼ…」
ノリカ「私のかわいいチェリーちゃん♪」
オロシ丸「・・・・アッーーー!!」
数分後、オロシ丸は果てた
そして紀香フジワラは何処かに消えた
オロシ丸「ハアハア…、参りました…」
まさに禁術の名に相応しい、恐ろしい技であった
ツムギ「勝った」
285:NODOKA -ノドカ- 疾風伝
09/12/05 14:08:50 +UqCBKHh
ユイ「やったねツムギくん!」
ノドカ「凄い術だったってばよ!!」
ツムギ「2人とも無事だたのか!?」
ユイ「実は、これのお陰で助かったの」
ユイの手にはテーピングが握られていた
生命に関わる重傷であったが、テーピングで何とかなったそうだ
ツムギ「体育教師は、テーピングでどんな怪我でも治せるっ言ってたが…」
ユイ「私も“体育教師って頭悪いな~”って思ってたけど…」
ノドカ「本当だったんだな」
今まで馬鹿にしてごめんなさい体育教師
そしてありがとう体育教師
この漢字読めますか?体育教師
①田舎
②流石
③郷愁
286:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 15:37:50 Sv+1Ezab
①でんしゃ
②りゅうせき
③ごうしゅう
余裕だね!
287:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 16:20:14 +UqCBKHh
>>286よ、非常に言いにくいのだが…その~・・・(ダメだ言えない)
288:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 16:27:01 +UqCBKHh
憂「>>286さん、間違えてますよ~」
影慶「なにぃー、違うのか!!」
バルバリシア「そ、そうよ違ってるわよ(ヤベ分かんねぇ~)」
葛西「・・・」
*桜高四天王は憂以外頭が余り宜しくなかった
(*桜高四天王については、第1部参照)
289:NODOKA -ノドカ- 疾風伝
09/12/05 16:44:14 +UqCBKHh
ツムギ「オロシ丸、お前の事は忘れない
安らかに眠れ」
オロシ丸「死んでないんですけど…」
闘技場を抜けて先に進んだ
ユイ「最近テレビで、大食い番組やらなくなったね」
ツムギ「少し前に、子供が真似して死亡する事故があったんだ」
ノドカ「そりゃ危ないってばよ!」
ユイ「そっか~、ところでここで誰と闘ったんだっけ?」
ツムギ「・・・忘れた、大体誰が闘ったんだ?」
ノドカ「俺、体中にテーピングしてるから、俺かな~?」
オロシ丸はあっさり忘れられた
一同は3階に上る階段を発見した
登る前に宝箱があった。中身はメイドカチューシャだった
290:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 16:46:27 +UqCBKHh
律(あのメイドカチューシャ、澪に似合いそうだな)
澪(感じる、何かを感じる…)
291:こんとん!29
09/12/05 17:55:52 +UqCBKHh
時計塔3階
そこは巨大迷路が広がっていた
律「これは広いな!」
澪「かなり時間がかかりそうだな…」
和「みんな、ちょっと聞いて」
和ちゃん曰く
天井までの高さは役5m、一方迷路の壁は役2m
つまり壁と天井の間に隙間があり、ここ(壁の上)を歩いて行こうと言うのだ
唯「でも、それじゃ迷路の意味が…」
和「時間がないんでしょ、さっさと行くわよ!」
結局、壁の上を行く事にした
まるで迷路がゴミのようだ!
292:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 21:38:21 +UqCBKHh
>>291で間違いがありました 訂正します
× 役
○ 約
△ 薬(対抗)
● 龠(大穴)
293:こんとん!30
09/12/05 21:59:30 +UqCBKHh
迷路の中心に少し広めの部屋があり、そこから螺旋階段が伸びていた
紬「あそこを目指しましょう」
澪「何かいるな」
そこにはかなり太ったオッサンがいた
冬なのに大量の汗をかいていて、傍らには何故かリソグラフ(大量コピー機)が置いてあった
和「あれはリソグラフね」
紬「リソグラフですね♪」
唯「なんでリソグラフなのかな?」
律「冷蔵庫を買うつもりが、間違えちゃったとか?、・・・ないか」
聞いてみた
オッサン「冷蔵庫買うつもりが間違えて…」
ビンゴだった
294:こんとん!31
09/12/05 22:17:26 +UqCBKHh
唯「それよりもあなたは誰ですか、敵ですか?」
オッサン「僕ってこう見えて、以外と大食いじゃないですか~」
和「聞いてないし、質問にも答えてない…」オッサン「そこで、自分専用の冷蔵庫を買おうと思うじゃないですか~」
オッサンはなんだか憎めないキャラだったので、みんな話しを聞き入っていた
オッサン「で、ヤマダ電機に行くじゃないですか~」
澪「うん、それでそれで!」
オッサン「支払いを済ませて、商品を宅配してもらったじゃないですか~」
澪「それ、すっごい分かる!!」
オッサン「そしたらリソグラフだったんですよコレが!」
澪「来たーーー!!!!」
澪ちゃんは異様なテンションだった
295:こんとん!32
09/12/05 22:34:52 +UqCBKHh
澪「それでそれで!?」
オッサン「えっ、終りなんだけど…」
澪「無理に続けて!!」
オッサン「え~、…そうだなぁ」
澪ちゃんは無理難題をふっかけているが、オッサンは何とかそれに答えている
オッサン「…それで亀田の左ストレートに、僕の右ストレートを合わせたじゃないですか~」
澪「ライトクロスね!」
オッサン「いや、ボクシングじゃなくてウイスキーのストレートですけど…」
澪「ウイスキーの右ストレートって何よ!
ちょww は、腹がwwww」
この不毛なやり取りは、かれこれ2時間近く続いていた
296:こんとん!33
09/12/05 22:46:49 +UqCBKHh
オッサン「…そこでホイミスライムがいたんで、話し掛けたじゃないですか~」
澪「ホイミンでしょ、でしょ!!」
オッサン「Exactly(その通りでございます)、ホイミンはこう言ったんですよ~」
澪「何て何て何て!!!!」
オッサン「僕ホイミン、殴って殴って♪」
澪「イ,イ,イ,イクーーーーーーーッ!!」
澪ちゃんは昇天した
澪「す、すてき…」
297:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 23:02:00 Sv+1Ezab
澪ww
298:こんとん!34
09/12/06 00:22:24 CBko3ulP
和「ちょっと澪、いい加減にしなさいよ!」
澪「ハアハア…」
紬「ウフフ、澪ちゃんたら~」
澪ちゃんはとりあえず端によせておいた
律「改めまして~エッヘン、お前は何者だ!」
オッサン「私の名は“ハート様”」
和「ハート様?自分で様を付けるって変よ」
ハート様「違う違う、正式名称が“ハート様”だ」
澪「なら、様を付けるとハート様様になるの!?」
澪ちゃんはもう復活していた
ハート様に異様に興味を持っているようだ
299:こんとん!35
09/12/06 00:31:18 CBko3ulP
ハート様「そうだ“ハート様様”になる」
澪「ハート様々みたいじゃない?」
ハート様「そういう場合は“ハート様様様々”ってなるんだよ」
澪「様様様々ってww
なら、ハートって呼んだらどうなんの?」
ハート様「そうね…、鈴木を鈴って呼ぶような物だね」
澪「鈴って、ちょwwうけるーwwww!!」
また堂々巡りになりそうな雲行きだ
300:こんとん!36
09/12/06 06:10:34 CBko3ulP
律「澪、後にして!」
紬「先に進みたいので、ここを通して下さい」
ハート様「ならば、私を倒しす事ですねククク…」
澪「鈴木じゃなくてww、鈴ってwwwwは、腹が…」
律はセーラーイエローに変身して、同時にスーパーヤサイ人にもなった
イエロー「悪いけど、すぐに終りにさせてもらうわ」
ハート様「これは凄く強そうですねククク…」イエロー「イエローサブマリーン!」
原子力潜水艦の形をした気の塊が敵を襲う
イエロー最強の技だ
ボンヨヨヨーン
あっさり跳ね返された
ハート様「効きませんね~」
イエロー「なんですとぉーッ!」
301:こんとん!37
09/12/06 06:17:10 CBko3ulP
紬「ここは私に任せて!」
紬はセーラーマユゲに変身して、更に万呆留写輪眼の能力も発動させた
マユゲ「悪いのですが、すぐに終りにさせてもらいます」
ハート様「これは凄く強そうですねククク…」マユゲ「奥義・サウザントマユゲ手裏剣!」
千の眉毛型手裏剣が敵を襲う
マユゲ最強の技だ
ボンヨヨヨーン
あっさり跳ね返された
ハート様「効きませんね~」
イエロー「なんですとぉーッ!」
302:こんとん!38
09/12/06 07:14:05 CBko3ulP
新たな力に目覚めた2人の攻撃が、全く通用しなかった
和「あの体の脂肪で跳ね返しちゃうのね」
澪「外側からの攻撃が効かないなら、内部から破壊するしかないな」
唯「内部から破壊…」
ならば平沢家に伝わる一子相伝の、あの殺人拳法が有効かも知れない
しかし私は正式な継承者ではない…
303:新斗の拳
09/12/06 07:37:34 CBko3ulP
新斗(ニート)の拳
199X年、世界は核の炎に包まれ…る事はなかった
数年前の平沢家
唯「うぃー、ぼ~う~が~ん~」
憂「お姉ちゃ~ん、武器に頼っちゃダメだよ」
唯「ぼ~う~が~ん~」
憂「お姉ちゃん…」
明らかに妹の憂の方が才能があったので、私は新斗神拳の継承には興味がなくなっていた
憂「お姉ちゃん、一緒にガンバろうよ~」
唯「いいよ面倒くさい、大体こんな平和な世の中で殺人拳法なんて役に立たないよ」
憂「確かにそうかも知れないけど…」
唯「日本は法治国家なんだよ!」
妹に対するわだかまりからか、私は少し興奮していた
304:新斗の拳
09/12/06 07:46:15 CBko3ulP
唯「今は、悪が微笑む時代なんだよ!」
憂「お姉ちゃん、何を言ってるの?」
唯「姉より優れた妹なんていないよーッ!!」
憂「・・・」
こうして私は家を飛び出して、新斗神拳とも訣別したのだ
中途半端にしか新斗神拳を使えない私では、目の前の敵には太刀打ちできないだろう
ハート様「さあ、どうしますか?」
305:新斗の拳
09/12/06 08:04:33 CBko3ulP
和「どうしようかしら、攻め手に欠くわね…」
ハート様「ククク…ではこちらから行きますよ」
澪「…来る!」
ハート様は巨漢を揺らして私達に突進してきた
ドスン!!
しかし途中で躓いてコケた。額から血を流している
ハート様「こ、これは血・・・」
ハート様は体をわなわなと震わせている
ハート様「いてぇよ~!」
無茶苦茶に手足を振り回して私達を攻撃してきた
それは凄まじい破壊力で、皆一様に大きなダメージを被った
イエロー「なんて威力だ!」
マユゲ「次は防ぎきれないかも…」
唯「・・・え、逮捕状!?」
この時私は携帯ラジオで芸能ニュースを聞いていた
アナウンサー『麻布警察署はお塩先生に対して、正式に逮捕状を請求しました』
306:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/06 15:58:31 PqTGX94d
お塩逮捕に驚愕した唯が新斗真拳の使い手として覚醒するんですね、わかります!
307:新斗の拳
09/12/07 12:18:58 PmIB98Jn
お塩先生逮捕の知らせを聞いた私は、暫く茫然自失となった
ポタッ…,ポタッ
唯「これは…涙?」
私は涙を流していた
そして気付いてしまったのだ、お塩先生に対する愛を
唯「これが…愛なのか!?」
悲しくも激しい愛によって、私の中の新たなる力が目覚めた
ハート様「食らえ!NISSANスカイラインGT-R R34 最終バージョンNur(ニュル)!!」
唯「新斗神拳最終奥義・夢想転生!!!!」
308:新斗の拳
09/12/07 12:36:22 PmIB98Jn
チュドーーーンッ!!
夢想転生の作用により、ハート様の技の破壊力が何倍にもなって、ハート様自身に返ってきた
ハート様「唯よ…お前はみ、見事に…」
ハート様はその場に倒れた
そこに突然、澪がハート様の元に走り込んできた
澪「し、師匠ー!」
ハート様「…み、澪か」
澪「師匠、死んじゃ嫌だ!!師匠が死んだら、私はこれからどうすればいいの!?」
ハート様「お、お前なら…、私がいなくても、だ、大丈夫だ…」
澪「そ、そんな…」
ハート様「澪よ、お前に…出会えて、よ、よかっ・・・ウッ!」
そこまで言うと、ハート様は事切れた
澪「し、師匠ぉーーーッ!!」
309:新斗の拳
09/12/07 12:53:02 PmIB98Jn
澪ちゃんはハート様の亡骸を抱き締めながら、暫く動かなかった
澪「こんなに辛いのならば…」
澪「こんなに苦しいのならば…」
澪「こんなに悲しいのならば・・・、愛などいらぬーーー93(きゅうじゅうさん)!!!!」
そして静かに立ち上がり私に言った
澪「唯、私と勝負よ!」
唯「澪ちゃ~ん、何で?」
澪「“澪ちゃ~ん”では無い!私は納戸鳳凰拳のミオザーだ!!」
唯「…分った、その勝負受けるよ」
ミオザー「フフフのフッ(←笑い声)、では勝負の場所はあそこだ」
ミオザーは窓の外を指差した。その先には桜高十字陵があった
310:新斗の拳
09/12/07 13:56:39 PmIB98Jn
桜高十字陵はOGの寄付によって建立された、巨大建造物だ
しかし中に入れる訳でもなく他の利用手段もないので、無用の長物と化していた
ミオザーは十字陵の頂上付近に佇んでいた
ミオザー「かかって来い下郎が、フフフのフッ(←笑い声)」
唯「下郎って…」
ミオザー「ならば、こちらから行くぞ!」
ミオザーは構えも取らずにこちらに歩いてきた
唯「あれ、構えないの~ミオザーちゃん?」ミオザー「納戸鳳凰拳は最強の拳!
故に構えなど必要ない!!」
唯「・・・?」
意味不明であったが、こちらに飛び込んで来たので迎撃した
唯「新斗千手殺!」
ミオザー「グハッ、…中々やるな」
311:新斗の拳
09/12/07 14:13:28 PmIB98Jn
唯「経絡秘孔を突いたから、悪いけどミオザーちゃんの命は後3秒だよ~」
ミオザー「面白い、ではその3秒を私が数えてあげるわ!」
ミオザーちゃんは目を閉じてゆっくりと数え始めた
この間に、すでに10秒近く経過している
ミオザー「ひとーつ」
ミオザー「ふたーつ」
ミオザー「みーーーっつ!!」
ドビッシューーーッ
ミオザーちゃんではなく、私自身の体から血が噴出した
唯「あれ~、なんで?」
ミオザー「フフフのフッ(←笑い声)、私の体は秘孔も心臓も左右逆
私の体の秘密がわからなければ、私は倒せない!」
唯「秘孔も心臓も左右逆なんだ~」
ミオザー「な、何故それを!」
312:新斗の拳
09/12/07 14:39:21 PmIB98Jn
唯「今、自分で言ってたよ」
ミオザー「グ、グヌヌー!」
ミオザーちゃんは全身全霊の力を振り絞って、攻撃を仕掛けてきた
ミオザー「私はミオザー!決して引かぬ、媚びぬ、省みぬ!!」
唯「新斗神拳最終奥義・アルキルベンゼン-スルホン酸-ナトリウム!!」
私の渾身の一撃がミオザーちゃんに決った
唯「ミオザーちゃん…」
ミオザー「唯よ…、お前の勝ち…だ」
ミオザーちゃんはリモコンを取り出してボタンを押した
ゴゴゴゴ…
十字陵の壁の1部が開き一辺1mの立方体の空間が現われた
そこには師匠(ハート様)の遺体が安置されていた
ミオザー「こ、これで私も…、し、師匠の元に…、行ける」
313:新斗の拳
09/12/07 14:57:39 PmIB98Jn
ミオザーちゃんはヨロヨロとした足取りで、師匠の側に近付いた
そして師匠の足元に崩れ落ちた
ミオザー「師匠…、また昔のように2人で・・・」
そして、ミオザーちゃんの最期に呼応するように、桜高十字陵は崩れ出した
唯「ミオザーちゃん、誰よりも愛深き故に、愛を捨てた女…」
そして桜高十字陵は完全に崩れ去った
唯「ミオザーちゃん
お前もまた、強敵(とも)であった」
『新斗の拳-完』
314:こんとん!39
09/12/07 15:17:35 PmIB98Jn
そこに和ちゃんがツカツカと歩いて来た
和「2人とも、気は済んだ?」
澪「し、師匠ー!」
唯「ちょっと澪ちゃ~ん」
和「“師匠ー”じゃないわよ、今日会ったばかりでしょ!」
こうして私達は時計塔に戻った
律「しっかし、さっきのオッサン面白かったな!」
紬「ナイスなキャラでしたね♪」
澪「でも遠くから見てるぶんにはいいけど、実際には友達にしたくないタイプだよね~」
唯「ひどい…」
4階に続く階段のふもとで、またしても宝箱を発見した
中身は猫耳カチューシャだった
律(あれも澪に似合いそうだな…)
315:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/07 16:30:12 6UnM3TZl
アナ「速報です!押尾容疑者が逮捕されました!」
316:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/07 22:08:56 PmIB98Jn
唯「お塩先生
お前もまた、強敵(とも)であった」
317:こんとん!40
09/12/07 22:40:08 PmIB98Jn
和「唯、何か言った?」
唯「ううん、何も言ってないよ~」
和「…そう」
私達は4階に辿り着いた
広いスペースにラーメン屋が一軒だけ建っていた
唯「ラーメン性道快感(セイドウカイカン)だって」
澪「風俗店みたいな名前だな…」
律「入るべし!」
和「…竹を割ったような無策ね」
店の中には、頭にタオルを巻いた若い店員が1人いた
他には客が2人
店員「…いらっしゃい」
律「5名で~す、お勧めは何!?」
店員「…タンメン」
律「じゃあタンメン五つ!!」
澪「勝手に決めるな!」
律「いいじゃん澪ちゅわ~ん」
唯「私はタンメンでいいよ澪ちゅわ~ん」
紬「私もタンメンでいいです澪ちゅわ~ん」
和「私もタンメン…、澪ちゅわ~ん(何なのよコレは!)」
こうして全員タンメンにした
318:こんとん!41
09/12/07 23:26:03 PmIB98Jn
店員「…おまち」
律「来た来たーッ!」
紬「キャベツの量が、特に凄いですねえ♪」
和「麺が見えないわね」
私達は食べ始めた
先ずは全体を覆う野菜炒めから箸をつけた
唯「野菜炒めだけでも美味しいね~」
澪「豚肉が脂を落としてあって、サッパリしてる」
紬「お酢を少し使っていて、油っぽく感じないですね♪」
麺が見えてきた
麺とともにスープもすすった
律「スープは塩ラーメンだな」
和「ダシは魚貝類がベースじゃないかしら」
確かにダシには魚貝類がふんだんに使われているようだ
鰹や鰯の他にどうやら、帆立てや鰤も使っているようだ
和「野菜ダシには玉葱、長葱、ニラ、ニンニクも使ってるわ」
唯「全部ユリ科の野菜だね~」
そして全員が完食した
319:中坊ですよ
09/12/07 23:41:06 PmIB98Jn
唯「では和さん、星はいくつ頂けますか?」
和「星・・・2.5個です!」
唯「頂きました巨匠、星2.5個です」
律「頂きまっしたあ!星、2.5個でっすう!!」
ピカーンピカーン
星2.5個点灯
唯「今日は、かなり上手くいったと思ったんですが~」
律「そうですよ!なんで星3個じゃなかったんですか?」
和「味は申し分なかったです
唯、店の雰囲気が暗くて…」
律「アイタタタ~、店の雰囲気ですか!?」
アハハハハ~(←スタッフの笑い声)
律「ちょっと店員さん、あんたのせいですよ!!」
店員「・・・」
320:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/07 23:44:39 6UnM3TZl
和ちゃんノリノリww
321:こんとん!42
09/12/07 23:57:49 PmIB98Jn
律「スミマセンね、変に絡んじゃって」
唯「で、お勘定はお幾らですか?」
店員「…です」
唯「え?」
店員「…お前達の命です」
店員はタオルを外し、作業着も脱いだ
中から現れたのは四天王の1人、葛西だった
紬「あら、四天王の方ですね」
和「…(白菜みたいな髪型)」
他の2人の客も立ち上がった
それは四天王の影慶とバルバリシアであった
そして店の厨房からはエプロンを付けた女の子が出てきた
手にはお玉を持っている
唯「憂だ~」
憂「あ、お姉ちゃ~ん」
322:こんとん!43
09/12/08 00:18:20 Z4m/nv3U
四天王が全員集結した
始めて会った時は全く歯が立たなかったが、今では私とりっちゃんとムギちゃんの3人が更なる力を手に入れたのだ
きっと今なら互角に闘えるはずだ
憂「お姉ちゃん、勝負よぉー」
唯「おおー!私ね~夢想転生できるようになったんだよ~」
憂「お姉ちゃんスゴ~い!」
私と憂の姉妹対決
バルバリシア「お嬢さんの相手は私よハアハア…」
紬「まあ素敵ハアハア…行くわよ、お姉様!ハアハア…」
バルバリシア「その“お姉様”っていいわねハアハア…」
紬「ハアハア…ハアハア…」
ムギちゃんとバルバリシアの百合対決(変な意味じゃなくて)
律「…(シャツがはみ出てる)」
葛西「…(シャツがはみ出てる)」
りっちゃんと葛西のシャツがはみ出てる対決
壮絶な闘いの火蓋が切って落された
323:こんとん!44
09/12/08 00:34:24 Z4m/nv3U
闘いの最中、影慶が澪ちゃんと和ちゃんに近付いてきた
影慶「お前達が私の相手か?」
澪「まずいわ、私は変身できない…」
和「・・・」
澪「和、逃げましょう!」
和「ダメよ、みんな必死に闘っているのよ!」
澪「でも、私達は丸腰みたいなものだよ!?」
和「…こうなったら仕方がないわね、ここは私に任せて頂戴な」
そう言うと和ちゃんは鞄からフルートを取り出した
澪「それは一体?」
和「これは優子リン(小倉優子)のフルートよ」
澪「え、何で小倉優子なの?…あ、あなたまさか!?」
和「言葉は無粋、先ずはコレを見て」
和ちゃんは1本のビデオテープを取り出した
324:何も言わずこれを見て
09/12/08 00:35:48 Z4m/nv3U
URLリンク(m.youtube.com)
325:ちなみに
09/12/08 01:47:26 Z4m/nv3U
小倉優子は学生時代、吹奏楽部でフルートを吹いていたそうです
くわばらくわばら…
326:こんとん!45
09/12/08 10:59:40 Z4m/nv3U
唯「どういう事なの?」
影慶「私も気になる…」
和「私は…、小倉優子が大好きだったのよーッ!」
そう言うと、和ちゃんは大粒の涙を流した
唯「和ちゃん…」
影慶「・・・」
私は和ちゃんの肩にそっと手を添えた
誰にだって敬愛する人はいるだろう
しかし、その人物が普通では考えられないような変化をする事もあるのだ
他人に憧れ、時には失望して、そして人は成長していくりんこ♪
『第2部-終りんこ♪』
327:ていせい!
09/12/08 11:30:27 Z4m/nv3U
>>326
唯 ×
澪 ○
スミマセン間違えました、唯ではなく澪です
328:こんとん!46
09/12/08 11:38:48 Z4m/nv3U
和「“おわりんこ♪”じゃないわよ!」
澪「うう…」
和ちゃんはフルートを掲げて、声高らかに叫んだ
和「小倉優子パワー・メイクアーーーップ!」
和ちゃんは紫色の高貴な光のオーラに包まれ、変身した
和「愛と勇気の美少女生徒会長(候補)・セーラーフルート!!」
澪「あなたも音楽戦士だったの!?」
フルート「そうよ!
さあここは任せて、あなたは先に進むのよ!!」
澪「で、でも…」
フルート「いいから早く!」
澪「…分ったよ」
澪ちゃんはフロアーの奥にある階段へ走った
329:こんとん!47
09/12/08 12:38:33 Z4m/nv3U
時計塔屋上
そこは緑が溢れる自然の楽園だった
川はせせらぎ、小鳥達はさえずっていたチュンチュン
澪「なんだ、雀か…」
まるで天空の城ラピュタのような場所だ
澪「でも綺麗な所だな~、まるで人がゴミのようだ」
地面に寝そべって太陽をじっと見ていた
…目が眩んだ
澪「目が、目が、ママァー!」
唯「澪ちゃん何やってるの…」
澪「…ムスカごっこ」
何とか四天王を倒して、全員がここに辿り着いた
しかし激しい闘いの後で、みなボロボロだった
澪「それより、みんな無事だった?」
律「手強かったけど、何とか倒したぜ!」
紬「ウフフ、美味しくいただきました♪」
ムギちゃんは顔がつやつやしていた