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アルトゥル・ショーペンハウエル
ネトウヨについて
Schopenhauer著、Aphorismen zur Lebensweisheit(人生訓)より
「誇りのなかでも最も安っぽいのは民族的な誇りである。
なぜかというに、民族的な誇りのこびりついた人間には誇るに足る個人としての特性が不足しているのだということが、
問わず語りに暴露されているからである。
すなわち個人としての特性が不足していなければ、何もわざわざ自分を含めた幾百万の人間が共通に具えている要素に訴えるはずがないからである。
立派な個人的長所を具えた人は、自国民の欠点を常日ごろ見せつけられているのだから、
この欠点をこそ最もよく認識するわけであろう。
ところが何ひとつ誇りとすべきもののない憐れむべき愚者は、たまたま自分の属する民族を誇りとするという最後の手段を命の綱と頼むのである。
これによって息を吹き返し、随喜感激して、自国民に具わる欠点や愚かさを何から何まで力のかぎり根かぎり弁護しようとする。」