22/05/29 09:19:33 /2X4WK/m.net
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1939年に初めて噴火が記録されたカバチ海底火山はこれまでにも何度も噴火しており、直近だと2007年と2014年に大規模な噴火が観測されています。記事作成時点では火山の山頂は海面下20メートル、山麓は水深1200メートルの海底にあると推定されています。
Global Volcanism Programによると、カバチ海底火山は2021年10月に噴火期に入り、2022年4月と5月で変色した水の噴出が認められたとのこと。以下はNASAの衛星・ランドサット9号に搭載されているOperational Land Imager-2(OLI-2)が2022年5月14日に撮影した画像。赤枠で囲まれた部分に、変色した水が噴出している様子を確認できます。
URLリンク(i.gzn.jp)
このカバチ海底火山には、シュモクザメを含む2種類のサメが生息していることが確認され、さらに硫黄を栄養源とする微生物群も発見されていました。2016年に発表された論文は、「クレーター内にサメが生息している状況は、活火山である海底火山の生態と、大型海洋動物が存在しうる極限環境に関する新たな疑問を提起した」と述べています。