【火山】トンガ噴火は「桁外れに奇妙」、異常な巨大津波、少ない火山灰 謎深まる [すらいむ★]at SCIENCEPLUS
【火山】トンガ噴火は「桁外れに奇妙」、異常な巨大津波、少ない火山灰 謎深まる [すらいむ★] - 暇つぶし2ch47:名無しのひみつ
22/01/25 19:43:40.75 NdI+MvVw.net
>>1
予想よりはるかに複雑な歴史が明らかになるも、深まる謎
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あくまで初期の推定としつつ、NASAは今回の爆発のエネルギーを、TNT火薬500万~3000万トン相当と発表した。1980年の米セントヘレンズ山の大噴火が2400万トン、1883年のインドネシア、クラカタウ山の大噴火が2億トン相当だった。
 今回の噴火では、その規模に比べて噴出物の量が驚くほど少なかった。...
この火山の過去の大噴火によって噴出した火山灰の層は、近くのトンガタプ島で見ることができるが、その層は今回の噴火によって新たに堆積した層の10倍も厚いという。
 また一部の科学者は、巨大だが短時間の噴火が、異常に大きな津波を引き起こしたのではないかと推測している。
「今回の津波は、太平洋全域での減衰が非常に少なかったのです。これは本当に珍しいことです」と、ニュージーランドの研究機関、GNSサイエンスの火山学者であるジェフ・キルガー氏は言う。
 1つの可能性は、大気中を伝播した衝撃波が海面と連動して巨大な津波を引き起こしたというものだ。1883年に起きたインドネシアのクラカタウ火山の噴火は、記録が残っている噴火としては最も規模が大きく、最も大きな被害をもたらしたものの1つだが、このしくみで津波を引き起こしたと考えられている。
 噴火中かどうかに関わらず、大きな海底火山を監視するのはそもそも難しい。地下を移動するマグマの追跡によく使われるGPSによる地表の計測は、海底では使えない。海底の地震計からリアルタイムでデータを取得することは技術的に困難で、費用もかかる。カプラン・アワーバック氏はしばしば、海での地震学研究は、別の惑星を調べているようなものだと言う。
 ハイドロフォンというマイクを使えば、海底火山から発生して広大な海域を伝わる音を聞き取ることができる。しかし、緊急時にこれを設置するのは容易ではなく、リアルタイムでデータを取得するためには海底ケーブルに接続する必要がある。
 ブレンナ氏らは、900年前と1800年前の2回の大爆発で噴出した岩石中の結晶の「年輪」を分析したところ、火山が噴火する前に、マグマだまりに新鮮なマグマが急速に流入していたことがわかった。これは、多くの火山噴火の引き金とされている現象だ。しかし、2008年と2015年の穏やかな噴火でできた岩石にはこのような「年輪」がなく、マグマがコンスタントにゆっくり流入していたことを示していた。
 キルガー氏は、今回の大噴火には、ブレンナ氏が言うような地中過程のほかに、水も関与しているかもしれないと言う。水は噴火の威力を増大させることがあるからだ。
 キルガー氏は、フンガトンガ・フンガハアパイの大噴火に水が関与する具体的なしくみはまだわからないが、マグマと水がちょうどいい具合に混ざり合っていたのだろうと考えている。「どちらかが多かったら、これだけの規模の噴火にはならなかったかもしれません」
(抜粋)


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