21/05/30 15:39:30.88 CAP_USER.net
深刻な病気を抱える患者に「通常の病院食」を与えると死亡リスクが増加する可能性
「病院食」と聞くと栄養バランスやカロリーが完璧に計算されていると思いがちですが、必ずしも病院食の栄養配分が優れているわけではなく、病院食による栄養失調は以前から問題視されています。
スイスで慢性心不全の患者を対象に行われたランダム化試験によって、個人に最適化された栄養価の食事に比べて病院食は「30日以内の死亡リスクを1.7倍にする」との結果が示されました。
Individualized Nutritional Support for Hospitalized Patients With Chronic Heart Failure - ScienceDirect
URLリンク(www.sciencedirect.com)
Hospital Food Is Never Great, But For Some Patients It Means Death
URLリンク(www.sciencealert.com)
入院患者に提供される病院食は食べやすいように食材を細かく切ったり煮たりしますが、こうした調理の過程で多くの栄養素が失われてしまいます。
また、食欲の低下によって十分な量が食べられない患者も多く、結果として入院中には栄養やカロリーが不足してしまいがちです。
2019年の研究によると、アメリカでは30%以上の患者が入院中に栄養失調になるリスクを抱えているとのこと。
gigazine 2021年05月30日 12時00分
URLリンク(gigazine.net)