21/02/05 17:37:37.88 CAP_USER.net
なぜ「記憶はRNAに保存される」という説が注目されているのか?
一般的に動物の記憶は、脳のニューロンが結合することによって形成されるシナプスに保存されていると考えられていますが、近年では「記憶はシナプスではなくRNAに保存されている」ことを示唆する研究結果も報告されています。
元物理学者でありサイエンス系のブログを運営するスコット・ロックリン氏が、そんな「RNAに記憶が保存されている」という仮説についてまとめています。
RNA memory hypothesis | Locklin on science
URLリンク(scottlocklin.wordpress.com)
「動物の記憶はRNAに保存されている」というアイデアは、20世紀の中頃から検討されていたとのこと。
動物の記憶について研究していたミシガン大学の生物学者であるジェームズ・マコーネル教授は、1950~1960年代にかけてプラナリアを用いたいくつかの実験を行いました。
「迷路をクリアするように訓練したプラナリアを他のプラナリアに捕食させる」という実験の結果、共食いしたプラナリアが迷路を覚えているような行動を示したことから、マコーネル教授は「プラナリアの記憶はRNAを介して移植可能である」と主張しました。
残念ながら、マコーネル教授の実験結果がそれほど重要視されることはありませんでした。
ところが、2018年にはアメフラシを使った実験で「RNAを別の個体に移植することで記憶の移植が可能である」との研究結果が示され、再びRNAに記憶が保存されているという仮説が注目を浴びました。
実験を行ったカリフォルニア大学ロサンゼルス校のデイビッド・グランツマン教授は、記憶がシナプスに保存されているならば、アメフラシの記憶を移植する実験が成功するはずはないと述べています。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)。
Gigazine 2021年02月05日 06時00分
URLリンク(gigazine.net)