20/12/18 10:47:55.91 CAP_USER.net
「脳の特定の箇所に電流を少々流すだけで、人は別の誰かになってしまう」ヒトの脳を直接電極で刺激する「脳深部刺激療法」が、いま「最先端医療」として確立されつつある【橘玲の日々刻々】
パブロフのイヌの実験では、ベルの音を聴かされてからエサを与えられることを繰り返したイヌは、ベルの音だけで唾液を出すようになった。
これが「条件付け」だが、同じことを人間で試した研究者がいる。
それも、同性愛者を条件付けして「治療」しようとしたのだ。
その精神科医の名はロバート・ガルブレイス・ヒースで、論文は1972年に著名な学会誌に発表された。
ヒースは、自らの性的志向に苦しむ男性(24歳)の脳の快感回路(報酬系)に電極を埋め込み、研究室に2時間分の料金を払った娼婦を呼び(これはルイジアナ州検事総長の許可を得ていた)、男が全裸の娼婦に触れたり、勃起したり、性交したりするたびに快感回路を刺激した。
こうして異性愛と快感を条件付ければ、同性愛は「治療」できると考えたのだ。
この実験は「マッドサイエンティストの愚挙」としてしばしば紹介されるし、私もそう思っていた。
だがこれは事実の半分でしかないようだ。
ヒースが開発した「脳深部刺激療法」はいま、「最先端医療」として復活を遂げているのだ。
デンマークの科学ジャーナリスト、ローン・フランクの『闇の脳科学 「完全な人間」をつくる』(文藝春秋)は、ヒースの生涯を描くと同時に、脳深部刺激療法の現場を取材したとても興味深いノンフィクションだ。
原題は“The Pleasure Shock: The Rise of Deep Brain Stimulation and Its Forgotten Inventor(快感ショック:脳深部刺激療法の興隆とその忘れられたイノベーター)”。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
ダイヤモンド・ザイ 12/17(木) 21:01
URLリンク(news.yahoo.co.jp)