20/03/06 14:50:52 CAP_USER.net
■2018年末のアナク・クラカタウ山噴火、「途方もない規模の雷雨」と研究者
2018年12月、それまで数カ月にわたって小規模な噴火を続けていたインドネシアのアナク・クラカタウ島で、山体が崩壊した。南西側の山腹が地滑りを起こして海に流れ込み、押し出された水の壁が、近隣のスマトラ島とジャワ島を襲った。この壊滅的な出来事で生じた津波によって、430人が死亡し、数千人が負傷した。
しかし、山体の崩壊は、アナク・クラカタウ山が荒れ狂う始まりに過ぎなかった。火山は高さ数千メートルに達する噴煙を上げ続け、激しい雷雨が6日間も続いた。2月27日付けで学術誌「Scientific Reports」に掲載された論文によれば、アナク・クラカタウ山の噴火に伴った嵐はその間、10万回を超える稲妻を放っていた。
「あまりの稲光の多さに驚愕しました」と、論文の主著者でスペイン、バルセロナ・スーパーコンピューティング・センターの博士研究員アンドリュー・プラタ氏は話す。ピーク時には、1分間に72回の火山雷が観測された。
火山学者らは、絶え間なく変化する噴火を、火山雷を利用して監視できる可能性を探り始めている。だが、火山活動がどのように雷を引き起こすかについては、まだ解明され始めたばかりだ。
米アラスカ州アリューシャン列島のボゴスロフ島の火山では、噴火活動が2016年12月から9カ月近くも続き、4550回を超える雷が発生した。この出来事を利用して、噴火で起こる嵐の仕組みを解明しようとした研究の論文は、2月6日付けで学術誌「Bulletin of Volcanology」に発表された。
これら2つの最新研究では、火山雷の有無や激しさに、氷が大きく関わっていることが強調されている。
「雷を有意義な方法で利用するには、あらゆる種類の噴火について考えなければなりません」と言うのは、米地質調査所(USGS)カスケード火山観測所の火山学者で、ボゴスロフ山に関する論文の筆頭著者であるアレクサ・バン・イートン氏だ。
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