20/02/20 12:27:14 CAP_USER.net
2020年02月20日 10時35分 メモ
1980年から1997年にかけてAppleに勤め、今やコンピューター上で当たり前に行われている、データをクリップボードへいったん保存して別の場所に貼り付ける「カット」「コピー」「ペースト」を生み出したラリー・テスラー氏が2020年2月17日(月)に亡くなりました。74歳でした。
Larry Tesler
URLリンク(www.nomodes.com)
Larry Tesler, the Apple employee who invented cut, copy, paste, dies at 74
URLリンク(www.cultofmac.com)
Larry Tesler, Modeless Computing Advocate, Has Passed Away
URLリンク(gizmodo.com)
Larry Tesler cut and pasted from this mortal coil: That thing you just did? He probably invented it • The Register
URLリンク(www.theregister.co.uk)
テスラー氏は1945年、ニューヨーク生まれ。スタンフォード大学でコンピューター科学を学び、卒業後はスタンフォード人工知能研究所を経て、1973年からはゼロックスのパロアルト研究所に勤務しました。
テスラー氏が取り組んだのは、とにかくコンピューターを使いやすいユーザーフレンドリーなものにするということ。パロアルト研究所時代には、アラン・ケイらとともに「GUI」を生み出しました。
また「モードレスデザイン」の実現にも熱心に取り組みました。「モード」とは、たとえばワープロソフトの「挿入」モードと「上書き」モードのようなものを指します。モードが異なるとユーザーの操作に対するソフトウェアの反応は異なりますが、テスラー氏は「ユーザーのアクションは一貫した効果を割り当てられるべき」と考え、「モードをなくす」ことを目指しました。この流れで生み出されたのが、モードを変更することなくテキストを挿入・上書きするための機能である「カット」「コピー」「ペースト」でした。
現代のコンピューターで、多くのソフトウェアや機能が「同じような操作をすると同じ反応をする」のは、テスラー氏の取り組みのおかげだといえます。テスラー氏の「モードレス」へのこだわりは、自分の車のナンバースレートを「NOMODES」にしたり、自分のウェブサイトのドメインを「nomodes.com」にしたり、Twitterのアカウント名をnomodesにしていたところからもうかがえます。
===== 後略 =====
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