19/11/29 11:41:28 CAP_USER.net
11/28(木) 8:11配信
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世界保健機関(WHO)が「ゲーム障害」と「危険なゲーム行動」を疾病に認定することを2018年に提案して以来、ゲームにまつわる問題の真の原因がどこにあるのかについて、科学的な議論が続いている。過度または常習的なゲームプレイは、実際に心理的な問題を引き起こすのか。それとも、何らかの心理的な問題を抱える人が、不健全なゲーム体験に陥る可能性が高いのか─。
「ゲーム依存の人の脳」が得意なこと、苦手なこと
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臨床心理学のオープンアクセス学術誌『Clinical Psychological Science』に掲載されたオックスフォード・インターネット研究所(OII)による最近の研究は、後者の説をやや支持しているようだ。それと同時に、非常に熱心なゲームプレイヤーの多くが、心理的な欲求不満に突き動かされている可能性も強調している。
1,000人以上の子どもと親を調査
機能障害を起こすゲーム行動と、人の行動や心理的要求との間にどのような関係があるかを調査するために、OIIの研究者は英国の思春期の子どもとその保護者1,004人を対象にアンケート調査を実施した。保護者へのアンケートでは、子どもの「心理社会的機能」の水準、つまり生活上の問題をどれだけうまく内面化または外面化できるかを、子どもの行動から判断して評価してもらった。
一方、子どもたちには、日常生活で心理的欲求が満たされているかどうかを調べるための質問24項目に答えてもらった。例えば、「日々の行動に選択権と自由を感じる」「日常活動は義務の連鎖のように感じる」のどちらに当てはまるか、などだ。
これに加え、子どもたちには遊んだゲームの内容やプレイ時間、「インターネットゲーム障害」の可能性を示す9つのサイン(「ゲームをプレイできないときに不機嫌になった、または不安を感じた」「プレイ時間を減らすべきだと思ったができなかった」など)に関するアンケートに答えてもらった。
調査対象となった1,004人の子どものうち、525人が毎日平均3時間はオンラインゲームをプレイしていると答えた。そのうちの55パーセント以上がインターネットゲーム障害の9つのサインのうち1つ以上に当てはまり、23パーセントが3つ以上に当てはまっていた。
また、制御不能なゲーム行動(dysregulated gaming)の兆候とゲームに費やした時間は有意な正の相関関係を示すと同時に、保護者から報告された心理社会的な機能評価と有意な負の相関関係を示したという。言い換えれば、制御不能なゲーム習慣をもつ子どもは、ゲームにより多くの時間を費やす可能性が高く、生活上の問題に健全な方法で対処できる可能性が低いということだ。
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