19/04/04 16:40:01.70 CAP_USER.net
夏場の悩みの種のひとつが「蚊」の存在です。蚊に刺されないための対策グッズとして、蚊取り線香や虫よけスプレーなどの防虫剤のほかに、蚊取りスティックやPCから蚊が嫌う音を出すフリーソフトなどさまざまなものが考え出されています。そんな中、電子音楽を流すことで蚊に刺されるのを防げるだけでなく、繁殖を抑制できるとの実験結果が発表されました。
The electronic song “Scary Monsters and Nice Sprites” reduces host attack and mating success in the dengue vector Aedes aegypti - ScienceDirect
URLリンク(www.sciencedirect.com)
Mosquitoes Sucked Less Blood (and Had Less Sex) While Listening to Skrillex, Study Finds
URLリンク(www.livescience.com)
Medical study: Skrillex song can help reduce mosquito bites - Story | KSAZ
URLリンク(www.fox10phoenix.com)
◆実験の内容
電子音楽に蚊を撃退する効果があると発表したのは、マレーシアのサラワク大学生物多様性・環境保全研究所に務めるハマディ・ディエン氏らの研究グループです。実験の対象となったのはデング熱や黄熱を媒介することで恐れられているネッタイシマカ。実験ではまず、12時間絶食させたメスの蚊を10匹ずつ2つのグループにわけて、それぞれのグループをオスの蚊と拘束されたハムスターがいるケージに放します。そして、片方のケージは静かな環境に置き、片方のグループには音楽を流して、吸血行動や交尾の様子を10分間の観察しました。
◆実験結果
実験の結果、静かなグループの蚊は30秒ほどでハムスターの血を吸い始めたのに対し、音楽を流したグループでは平均して2~3分もの間吸血を始めず、しかも吸血した回数や血の量も静かなグループより少なかったとのこと。さらに、音楽を流したグループの蚊が交尾した回数は静かなグループの5分の1しかありませんでした。
この結果について研究グループは、「蚊などの昆虫にとって低周波は生殖行動に関する相互作用を促進する効果があるものの、そこにノイズが入ることにより知覚が混乱し、交尾や吸血の対象を見失ってしまうのではないか」と分析しています。また、蚊が交尾するにはオスの蚊がメスの羽音を感知して飛行を同期させる必要があり、血を吸うメスの蚊のみならずオスの蚊にも音楽が有効である可能性が示唆されているとのこと。研究グループは、この実験により個人的な虫よけだけでなく、蚊媒介感染症を抑制する技術の新たな道が示されたと述べています。
なお、実験に使われた音楽はアメリカのエレクトロミュージシャン・スクリレックスが2010年にリリースした「Scary Monsters and Nice Sprites」で、この曲が選ばれた理由はすさまじい音圧やアグレッシブなビート、絶え間なくエスカレートしていく音程が蚊の知覚を乱す「ノイズ」として適しているからだとのこと。実際にどんな曲なのかは以下のムービーから聞くことができます。
Skrillex - Scary Monsters And Nice Sprites (Official Audio) - YouTube
URLリンク(youtu.be)
2019年3月25日に発表されたこの研究結果を受けてのものかは定かではありませんが、スクリレックスの公式Twitterアカウントは4月1日に「もう何もかもエイプリルフールのネタに思えるよ」と投稿しています。
URLリンク(i.gzn.jp)
URLリンク(gigazine.net)