【医学】高脂肪食は腸内細菌に悪影響があると人体実験で明らかに[03/17]at SCIENCEPLUS
【医学】高脂肪食は腸内細菌に悪影響があると人体実験で明らかに[03/17] - 暇つぶし2ch1:しじみ ★
19/03/18 15:59:52.55 CAP_USER.net
200人の被験者に6カ月にわたって高脂肪食・中脂肪食・低脂肪食を与え続け、腸内細菌がどのように変化するかが観察されました。マウスを使ってこのような実験が行われることは過去にあったものの、人間を対象とする実験は数が少なく、貴重な研究結果となっています。
Effects of dietary fat on gut microbiota and faecal metabolites, and their relationship with cardiometabolic risk factors: a 6-month randomised controlled-feeding trial | Gut
URLリンク(gut.bmj.com)
A High-Fat Diet May Be Bad for Your Gut Bacteria
URLリンク(www.livescience.com)
この研究では18歳から35歳までの健康な男女217人に対し、6カ月の実験が行われました。実験では被験者を3つのグループにわけ、1つ目のグループには総カロリーのうち20%が脂肪の「低脂肪食」、2つ目のグループに総カロリーのうち30%が脂肪の「中脂肪食」、3つ目のグループには総カロリーのうち40%が脂肪の「高脂肪食」を与え、食事が腸内細菌・ふん便の代謝などにどのような変化を与えるのかが調べられました。
この結果、研究者は「高脂肪食をとった被験者は、特定の細菌と細菌が産出する物質のレベルに『好ましくない変化』があった」と述べています。この変化は長期的にみると2型糖尿病といった代謝性疾患のリスクを高めるものだとのこと。
中国を初めとする世界の各地域では食事の西洋化がみられますが、この研究結果はこのような地域だけでなく、もともと脂肪が多い食事をする西洋の人々にも関係するものとなっています。ただし、この実験は比較的若い年代の被験者に対して行われたものであり、高齢者に対する影響はまだ明確ではありません。研究チームは、今後さらなる研究を行う必要があるとしています。
これまでの研究でもマウスを使った実験で、高脂肪食ががん・特に結腸がんのリスクを高めるとする研究結果は発表されていました。またマウス実験で高脂肪食と腸内細菌の関係を調査した研究もありましたが、人を対象とした実験はほとんど行われていません。
高脂肪食を摂りすぎると結腸がんのリスクが高まるという研究結果 - GIGAZINE
今回の研究は人に対して高脂肪食を与えて実験を行った点が特徴で、いずれのグループも脂肪と炭水化物の量はあらかじめ異なるように設定されましたが、タンパク質および植物繊維の量は3グループとも同じだったとのこと。研究者は、被験者が実験の最初と終わりに提出した血液とふん便のサンプルを分析するかたちで食生活の影響を確認しました。
実験結果をさらに細かくいうと、低脂肪食をとり続けたグループは実験後、ブラウティアやフィーカリバクテリウムといった一般的に「いい細菌」といわれる細菌が実験の最初に比べて増加していました。一方で、高脂肪食をとり続けたグループはこれらの細菌が減少していたとのこと。ブラウティアやフィーカリバクテリウムは腸細胞のエネルギー源のカギであり、抗炎症作用を持つ酪酸の生成を助けるものだと研究者は説明しています。実際に、ふん便に含まれる酪酸は、低脂肪グループで増加、高脂肪グループで減少していたといいます。
また、高脂肪グループはバクテロイデスやアリスティペスという、2型糖尿病との関連があるとみられる細菌が増加していることも確認されました。これに加え、炎症反応を引き起こすと考えられる長鎖脂肪酸のレベルが増加しており、実際に血中の炎症レベルの増加も確認されたそうです。
高脂肪の食事を長期にわたってとることは、低脂肪の食事をとることに比べて負の影響があるように見える、と研究者は結論づけました。
なお、3グループのいずれの被験者も期間中に体重の減少が確認され、特に低脂肪食のグループの体重が最も減少したとのこと。体重の減少が腸内細菌の変化と関係しているのかはまだ不明であり、研究者はさらなる研究の必要性を主張しています。
URLリンク(i.gzn.jp)
URLリンク(gigazine.net)


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