18/08/26 23:50:28.20 CAP_USER.net
IHIは航空自衛隊の次期戦闘機への採用を想定した最先端エンジン「XF9」を防衛装備庁に納入した。パワーを示す推力は15トンで、性能は「世界最強の米空軍の『F22』のエンジンに匹敵する」という。日本は戦時中に米国もつくれなかったジェット機の実用化にこぎ着けながら、戦後に開発を禁じられた。技術を引き継いだIHIが、70年あまりを経て素材の力で欧米との差を埋めつつある。
■日本メーカーで惟一開発
「航空エンジンを手掛けてきた者の大きな節目」。IHIで30年以上、防衛用エンジンの開発に携わってきた池山正隆執行役員は感慨深げだ。
防衛装備庁の発注を受けてIHIが約5年かけて試作・研究してきたXF9エンジンは今、米軍の横田基地に隣接する瑞穂工場で厳重な管理のもと、運用を想定した試験を続けている。目標は防衛省が2030年をメドに導入する次期主力戦闘機(FX)への採用だ。
日本主導によるFXの開発・製造は防衛・航空技術者の悲願だが、実績のある米国製の戦闘機を導入すべきだとの声も根強い。日本の主力戦闘機は米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)など欧米メーカーのエンジンを採用してきた。悲願の実現には戦闘機の核となるエンジンで欧米製と同等以上の技術力を示すことが必須だ。
戦闘機用エンジンの開発ではP&Wや米ゼネラル・エレクトリック(GE)、英ロールス・ロイスが先頭を走る。日本では1950年代に三菱重工業やSUBARUが撤