19/12/04 04:49:40.98 CAP_USER.net
スリランカにあるスイス大使館の女性現地職員が11月25日、一時誘拐され、見知らぬ男らから脅迫される事件があった。
大使館側は30日、女性職員の健康状態は悪化しており、警察の事情聴取ができない状態だと述べた。大使館はこれ以上の詳細は明らかにしていない。
報道などによると、女性職員は先月25日、首都コロンボの路上で突然車内に引きずり込まれ、身元不詳の男らに脅迫された。女性職員は約2時間後に解放された。
女性職員は、スイスで難民申請したスリランカ人の携帯電話のデータを開示するよう要求されたという。
スイス連邦外務省はswissinfo.chの取材に対し、女性職員が「大使館関連情報」を開示するよう脅されたことを認めた。ただ男らが何を要求したかについては言及しなかった。
外務省のピエール・アラン・エルツィンガー報道官は「連邦は直ちにスリランカ当局へ通報した。事件に関連する状況について、即時かつ完全な調査を要求している」と述べた。
スリランカ外務省は28日に声明他のサイトへを出し、「直ちに捜査を」開始したと述べた。
URLリンク(www.swissinfo.ch)
スリランカの首都コロンボでスイス大使館女性職員が一時拘束され、「大使館関連情報」を開示するよう脅された事件に関して、スリランカ外務省は1日、スイス大使館が開示した情報が事実と一致しないと発表した。
スリランカ外務省は声明で、スイス大使館側が開示した内容に疑問を呈した。声明では「被害者とされる人に代わってスイス大使館により捜査当局に正式に提示された出来事の経過と、事件とされるものの時系列は、被害者とされる人のその日の実際の動きと何ら一致しない。これは証人への聴取のほか、ウーバー(Uber)の記録、監視カメラ(CCTV)の映像、電話記録、GPSデータなどの技術的証拠によって裏付けられている」とした。
スイスのパスカル・ベリスヴィール連邦外務事務次官は、スイスのスリランカ大使をベルンに召喚。スリランカ大使に対し、スイス大使館の情報が事実と反するという証拠がどのようなものか、説明を求めた。
2日に行われた会合で、ベリスヴィール氏は、法の適正な手続きに則り、問題を捜査し解決するためにスリランカが講じた措置をスイスはサポートするとした。しかし、連邦外務省は声明で、女性職員は健康上の理由により、事情聴取ができない状態だとしている。
また、ベリスヴィール氏はスリランカ大使に対し、スイスはスリランカ当局の捜査を滞らせる意図は全くないが、外務省は職員に対する責任を非常に重く受け止めていると強調した。
2019-12-03 13:05
URLリンク(www.swissinfo.ch)
・Sri Lanka widerspricht Schweizer Angaben
URLリンク(www.srf.ch)
・Update on the alleged incident relating to Swiss Embassy staff member
URLリンク(www.mfa.gov.lk)
(画像)
URLリンク(www.swissinfo.ch)