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天安門事件から28年、言論統制強まる中国
TBS 4日 17時05分
URLリンク(news.tbs.co.jp)
中国・北京で民主化を求める学生らが鎮圧され、大勢の死傷者が出た「天安門事件」から4日で28年です。習近平政権は、インターネットの検閲強化など言論や情報の統制を強めています。
天安門広場は日曜日ということもあって、大勢の観光客が訪れています。警備にあたる警察官の数は普段と比べて特別多い感じはしません。
1989年6月4日、民主化を求める学生や市民を軍が鎮圧した「天安門事件」。中国政府は、「学生らによる暴乱で鎮圧に問題はなかった」との立場を崩していません。
「80年代末の政治風波について中国政府はとっくに結論を出した」(中国外務省・華春瑩報道官)
公に語ることは許されず、ネット上でも規制されているため若者たちは、事件をほとんど知りません。
(Q.天安門事件を知っていますか?)
「知らない」(男性)
(Q.天安門事件を知っていますか?)
「北京で何が起こったの?」(女性)
5年に一度の中国共産党大会を秋に控え、習近平指導部は情報統制を加速させています。今月施行された「インターネット安全法」では、接続業者に利用者の実名登録と捜査への協力を義務付けました。
また、スマートフォンなどで個人でニュースを発信する「ニューメディア」にも許可が必要に。一般ユーザーの発信でも「ニュース」と判断されれば取り締まり対象となる可能性があり、中国で天安門事件を語ることはますます難しくなっています。
香港でも「1国2制度」のもと認められてきた言論の自由がゆらいでいます。天安門事件を語り継ごうと2014年にオープンした「64記念館」は去年、突如閉館に追い込まれ、運営する麦さんは中国政府の圧力を感じたといいます。
「来る人全ての身分証明書を登録しなければならないと言われた」(「六四記念館」麦海華さん)
別の建物が使えることになり期間限定で復活しましたが、本格的な再開のめどは立っていません。
今年、返還20周年を迎える香港では、強まる中国政府の干渉に若者の間で失望感が広がっています。しかし、麦さんはそんな若者にこそ天安門事件を知ってほしいと話します。
「(若者は)何十年も前のことだから天安門事件を知らないし、関係ないと思っています。私たちは頑張り抜きます。どんなに長くなっても」(「六四記念館」麦海華さん)