17/07/22 13:14:09.78 9.net
生命活動に必須な炭素や窒素などがほとんどない極めて過酷な環境で暮らす新種の微生物を見つけたと、鈴木志野・海洋研究開発機構特任主任研究員らの研究チームが発表した。
呼吸してエネルギーを作り出したりする能力がなく、岩石の化学反応を利用して生きている可能性もあるという。論文が21日付の英科学誌に掲載された。
新種が見つかったのは、泉が100か所以上点在する米カリフォルニア州の「ザ・シダーズ」という場所から採取した水。この水は、強アルカリ性であることに加え、炭素や窒素、リンなどがほとんど含まれず、通常の微生物が生息するのは難しい。
研究チームは水を分析し、微生物27種類の遺伝情報を特定。深い場所の水にいた微生物のなかには、大腸菌の約10分の1にあたる推定約400の遺伝子数しかなく、呼吸や体内エネルギーの生成に関わる遺伝子を持たないものもいた。
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