未来のタイムトンネル ~最終章~at CAFE60
未来のタイムトンネル ~最終章~ - 暇つぶし2ch1:名無しさん@お腹いっぱい。
25/09/30 13:50:48.56 ml5snmKg.net
完成されたタイムトンネル

次に彼らが降り立ったのは、これまでの薄暗い地下施設とは全く異なる、明るくクリーンな空間だった。
そこには、完璧に整備され、美しく輝くタイムトンネルがあった。職員たちは皆、彼らの存在に驚くことなく、笑顔で迎えた。
「フィリップス博士、ニューマン博士。長旅、お疲れ様でした。」アンと教授…が、そう声をかけた。
タイムトンネルは既に完成され、安全に運用されていた。ダグとトニーの功績は讃えられ、彼らは英雄として元の時代へ戻ることができた。
彼らが最後にタイムトンネルをくぐり、たどり着いたのは、元の時代、本来の自分たちの研究室だった。
そこには、タイムトンネル開発の責任者である科学者たちが待っていた。
「フィリップス博士! ニューマン博士! 無事でよかった!」安堵した顔で迎える彼らを見て、ダグとトニーは安堵の息をついた。
彼らの旅は終わったのだ。すべての冒険、すべての苦難が、この瞬間に報われた。
そして、夢の中へ…
ダグとトニーは、元の研究室で、穏やかな日常へと戻った。しかし、彼らの記憶は、時折、現実と混ざり合うことがあった。
タイタニック号の船底、古代ローマの闘技場、そして燃え盛る太陽…それらは、あまりにも鮮明な夢のように、彼らの脳裏に焼き付いていた。
ある日の午後、トニーがダグに、少し戸惑った様子で話しかけた。
「ダグ、君は覚えているかい? 僕らが、タイムパトロールのタイムマシンを奪って、未来の完成されたタイムトンネルに戻れた事を…」
ダグは笑って答えた。「何を言ってるんだ、トニー。タイムトンネルはまだ未完成だよ。君は疲れているんだ。」
しかし、ダグの言葉とは裏腹に、彼の視界の端には、時折、空間が揺らぎ、不気味な光を放つ幻覚が見えていた。
トニーは、ダグがそう答えた時、彼の目が、まるで時間をさまよってきたかのように、遠くを見つめていることに気づいた…
彼らの旅は本当に終わったのだろうか?
それとも、あまりにも壮大な時空の旅の果てに、彼らの精神はすでに崩壊し、穏やかな日常は、もう二度と戻らない、永遠の夢と化しているのだろうか…
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