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最上和喜
毎日新聞 2023/12/24 06:00(最終更新 12/24 06:14)
仕事に帰省に人々が慌ただしく行き交う師走の駅。窓口の向こうで、駅員が乗客の求めに応じててきぱきと発券する姿を目にしたことがあるだろう。
業界ではこの仕事を「切符をつくる」と呼ぶ。駅員が使いこなすのは専用端末「マルス」。システムの仕組みと、それを操る職人技に迫った。
一流ホテルのコンシェルジュのように
12月上旬、JR東海静岡支社管内にある浜松駅の窓口には、切符を求める人たちが列をなしていた。5番窓口に並んでいる家族連れは帰省だろうか、大みそかに浜松から京都まで新幹線で向かうという。
「2人がけのお席の空きがないので、3人がけに2席ずつのご案内となります。窓側が埋まってしまっているため、真ん中と通路側のお席をお取りできます」
次にやって来たサラリーマン風の男性は、急いでいる様子だ。「23分発のこだま号に乗って、名古屋で乗り換えて新大阪ですね。
ひかり号の方が早いですけどよろしいですか。(発車まで)お時間がないので適当なものをお取りしますね」
マルスの画面を流れるようにたたきながら発券するのは窓口歴4年目の営業係、辻本茉衣華さん(22)。「出張であればコンセントが使える席を、
ご年配の方にはエレベーターが近い号車を案内する。お客さまに寄り添った提案ができるように心がけている」
乗客のニーズを丁寧に聞き取り、より快適で安く早い経路を、限られた時間の中で探す姿は、さながら一流ホテルのコンシェルジュのようだ。
1960年に誕生した「マルス」
マルスは「Multi Access seat Reservation System」の略称で、JRグループの指定席や乗車券などの座席管理や発行処理、精算を行う大規模オンライン・コンピューターシステムだ。
戦後の旅客増加に伴い、それまですべて手作業だった切符の予約販売業務の自動化を目的として1960年に誕生した。2020年から稼働する最新型の「マルス505」では、予約から発券までの所要時間が数秒に進化している。
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