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2023.02.02(Thu)
米航空機大手ボーイングのジャンボ機「747」の生産が半世紀余りの歴史に幕を下ろした。1月31日、1574機目となる最後の機体の貨物専用機を米アトラス航空に引き渡した。1967年から製造されてきたが、脱炭素化が進む中、燃費性能が劣ることから需要が低迷していた。
ボーイングはこの日、米ワシントン州の工場で記念式典を開催。日本航空が累計110機超と世界の航空会社で最も多くのジャンボ機を運航していたことを紹介し、日航の赤坂祐二社長に貢献への謝意を伝えた。
航空機の愛好家で操縦免許も持つ俳優のジョン・トラボルタも登壇して「この航空機で飛ぶことがどれほど素晴らしいのかを知っている」と語った。
前方が2階建てになったジャンボ旅客機は最大乗客数500人超の大量輸送で航空運賃の低減を実現。近年は燃費性能が優れたジェットエンジン2基の中・小型機へのシフトが進んだ。4基備えたジャンボ機は敬遠されるようになり、日航は11年、全日空は14年に全機を引退させた。
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