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【シリコンバレー=佐藤浩実】米ネットフリックスが導入を計画している広告付きプランの概要が26日に明らかになった。米国の料金が主力プランの約半額にあたる月7~9ドル(約960~1240円)になりそうだと、米ブルームバーグ通信が報じた。日本で広告プランを導入する際の料金設定の目安となりそうだ。
ブルームバーグの報道によると、広告は1時間あたり4分ほどになるという。米ウォルト・ディズニーが「ディズニー+(プラス)」の広告プランで計画している量と同程度にあたる。ネットフリックスは7月の決算会見で2023年初めに広告付きプランを導入する方針を示していたが、ブルームバーグは関係者の話として、一部の市場では22年10~12月に始める可能性を指摘した。
ネットフリックスの広報担当者は日本経済新聞に対し「低価格の広告付きプランをどのように始めるか、まだ(計画の)初期段階であり、何も決定していない。現時点では(報道は)臆測にすぎない」とコメントした。
ネットフリックスは現状、同時に見られる端末の数や画質が異なる3つのプランを設けている。米国での料金は10~20ドル(日本は990~1980円)。いずれも広告はつかず、同時に2つの端末で見られるスタンダードプラン(15.5ドル)の人気が最も高い。
競争が激しくなるにつれ、米国の動画配信サービスでは広告を付けて料金を抑えたプランを導入する動きが広がっている。米ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの「HBOマックス」は広告なしが月15ドルに対し、広告付きは10ドル。ディズニープラスは12月に月8ドルの広告付きプランを始めるのに合わせ、広告のつかないプランを11ドルに値上げする。
2022年8月27日 9:29
URLリンク(www.nikkei.com)