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ソフトバンクグループ(SBG)がスイス製薬大手ロシュの50億ドル(約5500億円)程度の株式を取得したことが4日、分かった。米ブルームバーグ通信が報じた。SBGは未公開のAI(人工知能)スタートアップ企業への投資が中心だが、2020年に米テック企業など上場株に投資する新会社を立ち上げ、投資分野の分散も進めている。
SBGは日本経済新聞に対し「コメントを控える」と述べた。ロシュの足元の時価総額は約3450億ドル。新型コロナウイルス感染症の抗体検査薬や検査機器などの売上高が伸び、認知症の治療薬の最終治験などを進め、株価は年初から約25%上昇している。ブルームバーグによると、ロシュ傘下で抗体医薬開発に強みがある米ジェネンテックの今後の成長率が高いと判断したもようだ。
SBGは米国や欧州、アジアの製薬、ヘルスケア、バイオ関連の技術を持つ企業への投資を拡大している。米中対立によって米政権は中国企業を念頭に置いた上場ルールの厳格化を進め、中国政府も米市場に上場する中国企業への規制を強める方針で、投資先の分散を進めているとの見方もある。
2021年8月4日 11:35
URLリンク(www.nikkei.com)