20/06/27 22:51:38.23 CAP_USER.net
中略
海外移住で特に人気が高いのは、タイを中心としたアジア諸国だろう。
きっかけは1985(昭和60)年のプラザ合意だ。これを機に円高が進んだことから、日系製造業の海外移転が始まった。自動車産業を中心とするさまざまな日系企業が、原材料費や人件費の安いアジア諸国へと進出していく。
タイ、マレーシア、中国、インドネシア、ベトナム……いまでは海外にある日系企業の総数(拠点数)およそ7万5000のうち、70%がアジアに集中している。
そして、製造業に付随するサプライヤーや法務、ITなどさまざまな業種が後を追うようにアジアへと進出を続けている。
加えて、増加する現地在住日本人をターゲットにした飲食や小売、旅行、教育、メディアといったサービス業もどんどん拡大を続け、アジア各地に巨大な日本人社会が形成されてきた。
こうして、アジアに広がった日本人社会で、就職先を見つける日本人が急増しているのだ。
● ストレスが少ない タイの職場環境
その中心地であるタイは、7万5000人あまりの日本人が暮らす一大マーケットだ。
日系工場の管理から、営業、会計、IT、ホテル、レストラン、医療関係や子供の教育、日本語フリーペーパーの編集などなど、数えきれないほどの分野で日本人が働き、また求人がある。
こうした日系企業で働くならば、それほど高度な語学力を求められるわけではない。むしろ日本での社会経験と一般常識、英語で意思疎通ができることがまず条件だろう。
高度なスキルを求められる欧米に比べると、だいぶゆるい。面接は現地で行