19/10/21 13:35:50 CAP_USER.net
[ニューヨーク 19日 ロイター] - 複数の関係者によると、ソフトバンクグループ(9984.T)は、共用オフィス「ウィーワーク」運営の米ウィーカンパニーのリース債務を引き継ぐことなく、同社に追加出資する方法を模索している。
ウィーカンパニー筆頭株主であるソフトバンクは、同社に50億ドルの金融支援を提案。一方、主要取引行のJPモルガン・チェース(JPM.N)は、他の銀行や機関投資家からウィーカンパニー向けに最大50億ドルを資金調達(デットファイナンス)する提案を明らかにしている。
ウィーカンパニーは9月に新規株式公開(IPO)計画を撤回して以降、新たな資金調達に奔走。複数の関係筋がこれまでに明らかにしたところによると、新たな資金を確保しなければ11月にもキャッシュが枯渇する可能性がある。
関係者によると、ウィーカンパニーの特別取締役会委員会はこの週末、アドバイザーらと資金調達案を検討。協議は翌週まで長引く可能性がある。
ソフトバンクと傘下投資ファンドのビジョン・ファンドはこれまでにウィーカンパニーに約106億ドルを出資しており、株式の約3分の1を保有する。
ソフトバンク出資分の株式と負債への分割を巡る交渉が続く一方、新たな出資によってソフトバンクがウィーカンパニーの過半数株式を保有する可能性がある。
関係筋によると、それがソフトバンクによる正式な過半数議決権の掌握となれば、同社はウィーカンパニーを連結子会社化せざるを得なくなる可能性があり、ソフトバンクはウィーカンパニーが抱えるオフィススペースの長期リースなどの債務を引き継ぐ可能性があるという。
開示文書によると、6月末時点でウィーカンパニーの長期リース債務は180億ドル。純債務は13億ドル。
ソフトバンクは、これまでウィーカンパニーの連結子会社化�