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2018年7月28日 6:10 日本経済新聞
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【シリコンバレー=白石武志】27日の米株式市場で、ツイッター株が前日終値比20%急落した。同日発表した2018年4~6月期決算は、最終損益が1億ドル(約110億円)の黒字(前年同期は1億1600万ドルの赤字)だった。売上高は前年同期比24%増の7億1100万ドルと市場予想を上回ったが、不正アカウントの閉鎖に伴って月間利用者数が減少したことで失望売りが広がった。
ツイッターではサービスの健全性を高めて広告媒体としての価値を高めるため、テロ行為を称賛するなど利用規約に違反したアカウントを閉鎖する取り組みを強化している。プライバシー保護対策などを含めたアカウントの閉鎖数は18年4~6月期に300万超に上り、月間利用者数は3億3500万人と18年1~3月期に比べ約100万人減少した。
27日に電話会見したジャック・ドーシー最高経営責任者(CEO)は「今後もサービスの健全性を最優先する」と述べ、システム投資と人員増を続ける方針を示した。不正を自動検出する技術の改良などに伴ってアカウントの閉鎖数は増加しているといい、18年7~9月期も月間利用者数が減少する可能性があるという。