18/07/18 18:13:44.74 CAP_USER.net
■生活費のうち家賃が占める割合は、93~13年の20年間で大きく上昇し全国平均で2割近くにまで達している
生活の基盤である住居は、持ち家と借家(賃貸)に分かれる。
2013年の統計によると持ち家は3217万世帯、借家は1852万世帯となっている(『住宅・土地統計調査』)。
比率にすると「3:2」で持ち家世帯の方が多い。しかし若年層では借家が多く、世帯主が20代の世帯の9割、
30代の世帯の6割が借家に住んでいる。
持ち家は住宅ローン、借家は家賃という固定費用が発生する。生活のゆとりの度合いは収入と支出のバランスで決まるが、
後者の代表格は住居費だ。食費や遊興費のように節約はできず、毎月定額を払わないとならない。
住居費が収入に占める割合は、生活のゆとりの度合いを測る指標になる。
上記の資料から、借家世帯の月平均家賃と平均年収がわかる。2013年のデータだと前者が5.4万円
(I)、後者が358.3万円
II)だ。家賃の年額が年収に占める割合は,(I×12カ月)/II=18.1%となる。
20年前の1993年の12.9%と比べて大きく上昇している。収入が減る一方で(414.6→358.3万円)、
家賃は上がっているためだ(4.5→5.4万円)。
地域差も大きい。地方より都市部で家賃が高いのは誰もが知っている。
都道府県別に「家賃/年収」比を計算し、3つの階級で塗り分けた地図にすると
<図1>のようになる。左は1993年、右は2013年のマップだ。
この20年間で地図の色付きのところが増えている。1993年では色が付いているのは都市部の9県だけだったが、
2013年では全県に色が付いている。�