18/07/09 14:32:11.13 CAP_USER.net
・早朝の110円53銭から一時110円30銭まで下落後、やや戻してもみ合い
・日本株堅調を受けたリスクオンでやや買いが優勢-CIBC
東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=110円台半ばで小動き。
前週末の米雇用統計で賃金の伸びが市場予想を下回ったことなどを背景に円買い・ドル売りが先行した後は、
日本株の上昇を背景にしたリスク選好の動きからやや戻す展開となっている。
9日午前11時14分現在、ドル・円は前週末比ほぼ横ばいの1ドル=110円46銭。
早朝に付けた110円53銭から一時110円30銭まで下落したものの、方向感は定まらず、
徐々に110円台半ばまで水準を切り上げている。
CIBC証券金融商品部の春木康部長は、「ドル・円は日本株が堅調なことを受けたリスクオンでやや買いが優勢」と説明。「米雇用統計は賃金が予想を下回った分、ドル・円は売られたが中身は堅調でドルを下支えしている」と述べた。
9日の東京株式相場は続伸。日経平均株価は一時300円超上昇し、2万2000円台を1週間ぶりに回復している。
前週末6日の米国市場でドル・円は下落。
米労働省が発表した6月の雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比21万3000人増加となり、
市場予想(19万5000人増加)を上回った。一方、平均時給は前月比0.2%増加と市場予想(0.3%増加)を下回った。
みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、
「米雇用統計は賃金の伸びが市場予想を下回ったところでドル売り要因となった」としながらも、
「労働参加率が上昇し、雇用者数も増えている。それほど大きな影響はないと思う」と分析した。
上田ハーロー外貨保証金事業部の山内俊哉マーケット企画部長は、
市場が懸念していた米中貿易摩擦について「米中間選挙を意識していると思う。
今月は予備選が少ないのでエスカレートしにくく、しばらく材料出にくい。
貿易問題もそれほど材料にならないとなると、心理的にはリスクオンの方向に向かっていくだろう」と説明した。
ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.1%高の1ユーロ=1.1762ドル。
一時1.1767ドルと先週末6日に付けた3週間ぶりユーロ高値に並ぶ場面があった。
みずほ証の鈴木氏は、今週はドイツ貿易収支やユーロ圏鉱工業生産などをユーロ相場の注目材料に挙げ、
「5、6月に1.1500ドル割れを試したものの割れずに戻りを試す展開になっている。
足元で1.1600ドル割れが止められ、1.1800ドルへの反発を試す流れ。1.17ドル台で底堅い展開」と語った。
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