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北の島々は(7) 立ちふさがる国際情勢 「天の時」は訪れるのか
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袋小路の日露「天の時」はまだか
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対露交渉を諦めない安倍首相の意向は、9月の内閣改造に伴う人事に反映したとみられている。2014年から
国家安全保障局長を務めた谷内正太郎氏は、75歳の年齢を理由に退任した。しかし実態は谷内氏が慎重な
対露政策を説いていたから外されたのではないか―。霞が関ではこのような見方が残るといわれる。
谷内氏の後任には、内閣情報官の北村滋氏が当てられ、首相秘書官だった今井尚哉氏も首相補佐官になった。
警察庁出身の北村氏は首相の考えを忠実に実行する役割を期待されているという。今井氏も秘書官時代から、
平和条約締結を重視し、ロシアとの経済関係の拡大を唱えてきた�