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「日本は敵」「核実験で打撃」朝鮮総連が学習資料作成
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が日本を「敵」と位置付け、
ミサイル発射や核実験を強行している北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長をたたえる
学習資料を傘下団体向けに作成していたことが15日、分かった。
朝鮮総連関係者が明らかにした。2月の正恩氏の異母兄、
金正(ジョン)男(ナム)氏殺害事件を受け、正恩氏の偶像化推進と
動揺する組織の引き締めを図ることが目的。
朝鮮総連は韓国大統領選で北朝鮮寄りの左派政権が誕生したとみて、
韓国と比べ、より日米を敵対視する姿勢を強めそうだ。
関係者によると、学習資料は表紙を含めて18ページ。
3月から4月にかけて、朝鮮総連本部が都道府県別にある各地方本部に配布した。
学習資料では、「米国やその追従勢力である日本が軍事的圧迫と制裁を立て続けに強めてきた」と批判。
その上で、昨年の北朝鮮の核実験と「光明星4号」と称する長距離弾道ミサイル発射について
「敬愛なる(金正恩)元帥様は、 武器実験を繰り返し、敵に無慈悲な打撃を与えて
やつらの気勢をそいだ」と評価。
日米を明確に「敵」と位置付け、核実験を強行している正恩氏を支持する姿勢を打ち出した。
さらに、「国防分野での輝く勝利は、祖国人民に民族的な誇りを与え、
米国と日本に恥じ入る破滅を与えた」ともアピールした。
また、正恩氏の人柄については「敬愛する最高領導者、(金正恩)元帥様は、
領導のための格別な風貌をお持ちになっている。
常に勝利への道に祖国を導く卓越した領導者である」と賛辞。
加えて「誰もまねることのできない非凡さと驚異的な能力で、国力を最上の境地で輝かしている」
「朝鮮人民は偉大なる太陽である元帥様に仕える」などと神格化した。
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