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2017年8月17日、韓国野党の地方組織委員が、韓国各地に設置が相次ぐ慰安婦像について暴言を発したとして批判を浴びている。
韓国・ソウル経済新聞などが伝えた。
野党・正しい政党の忠清南道(チュンチョンナムド)地方組織の結党準備委員を務めるイ・ギウォン氏は16日、自身のSNSで、
同道内に慰安婦を象徴する「平和の少女像」新設が進められているとの記事をリンクした上で、像の設置について
「母親や祖母が強姦(ごうかん)された事実を娘や孫が壁新聞にして町に張り出し、歴史を記憶しようと言っているようなものだ」として強く批判した。
また、「慰安婦が自発的なものか強制的なものか論争があるが、論点はそこではない」と指摘、高麗・朝鮮時代に元や明などに貢ぎ物として差し出された貢女(コンニョ)に始まり
米軍基地村の慰安婦に至るまで韓国には「(日本軍)慰安婦と似た歴史が非常に多い」とし、「これらの共通点は、韓国女性の世界化に多大な役割を果たした歴史であることだ」と、慰安婦の歴史を肯定的に捉えるような主張を展開した。
一方で、慰安婦の銅像まで建てて「歴史を繰り返すまい」と主張する行動は「民族のプライドを自ら傷つけるもの」とし、
「どんな家庭、社会、国家であれ、悲劇と隠しておきたい事実があるものだ」と指摘した。
さらにイ氏は、韓国の慰安婦像が外国人にどう見られているかについても言及、
「外国人にマイクを向けて少女像をどう思うかと聞けば、表向きは悲劇だと答える。しかし、背を向けた途端に自分たちだけでクスクス笑って朝鮮の女性たちをあざ笑う姿が想像できはしないか」とつづった。
報道された内容に韓国のネットユーザーからは「人間とは思えない」「親日の歴史観を持ったクズが多過ぎる」「日本に消えてくれ」
「こいつも先祖を調べたら親日派だろうな」など厳しい批判の声が殺到している。
また、「じゃあ慰安婦は恥じ入って隠れるべき存在だとでも?」
「強姦されても隠れて一人泣いてろというのか?」といった指摘や、「少女像は、日本人をその前で反省させ許しを請わせるため、そして被害者のおばあさんたちのために作られた神聖な像だ」と慰安婦像の意義を語る人もいた。
イ氏の文章は批判を受け間もなくSNSから削除されたが、正しい政党忠南道党は18日、運営委員会を開きイ氏を除名措置とする計画という。(翻訳・編集/吉金)
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写真はソウル・日本大使館前の慰安婦像。