10/02/18 20:44:58 POp47O8V0
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2月16日もリハビリを行い、自宅にて夕食後9時に大動脈瘤破裂。
17日朝7時に亡くなった。
大動脈に関係する疾患は、高血圧を原因とするものが多いが、少なくとも動脈硬化を起こしていたことは確かだろう。年齢は「後期高齢者」に入っている。
病院管理によるリハビリを行っていたというから、当然前後には血圧測定も行われていたはずだ。血圧が従前より高かったら降圧剤を処方されているはずだが、
直前に「筋トレに励んで体力を回復する」と言っていたというから、急性だった可能性がある。喀血したというから胸部大動脈破裂だろう。
血管の病気、動脈硬化や高血圧はなんら自覚症状がないまま進行する。そして、ある日突然、破れ激痛を感じるまでわからない。
大動脈瘤
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大動脈瘤「破裂」の一歩手前というか、重篤な状態を引き起こすものに、「大動脈解離=解離性大動脈瘤」がある。
大動脈の三層構造のうち、内膜が破れて中膜の部分に血流が入り込み、内膜が縦方向に裂けて(外膜から剥がれて)行くものである。
高血圧症と診断されていなくとも、動脈硬化が起こっていれば突然発症することがあり、予後はあまりよくない。
大動脈解離
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先日、立松和平氏が「手術を要する」大動脈解離で亡くなったばかりである。最近の寒さも血圧に影響した可能性が高い。
筋トレは当然筋肉への血流供給のために、大動脈に大きな負荷がかかる。したがって、回復期であってメタボなどの改善のための運動もあまり負荷をかける種類のものはできない。