09/12/26 19:49:53 zsTKzvTu0
(台本#12-B稿より)
「しっかしセンセ、あんたん世界。ありゃまっことゴッついのぉ」
「酷い血だ。いいから龍馬さん、もう話さないで」
「わしゃ色んなもん見て来たぜ・・・・センセの知らんことまで」
「じゃがひとつセンセに願いが、ある」
「願い?」
「こんひ弱か日の本を纏めるにゃあ、まだちっと坂本の名の威光が必要じゃ。
センセ、世の表には出んでよいがじゃ、暫くは『坂本龍馬』の名で生きてくれんかの」
「身代わりなんて・・・・嫌です!そんなことより今は自分で生きることを考えて下さい」
「何れにしたって来年、京で・・・・どうせじきわしゃ死ぬる。そいも知っちゅうがじゃ。
センセもせいぜい気ぃ付けて・・・・そいより良いことを教えるき。まちっと近くへ・・・・」
(突然、仁の右額を鷲掴みにする)
「な、何をするんですか!う、うわぁ、が、うがぁああああ」
「済まんのう。じゃが、こいでセンセの命・わしの命も時の彼方への舟に乗れるがじゃ」