09/04/18 00:51:34 QV29FyBC0
『MW-ムウ-』
「16年前、ある島の島民全員が死亡した事件は政府によって隠ぺいされるが、二人の少年が奇跡的に生き延びた。
その一人でエリート銀行員となった結城美智雄(玉木宏)の裏の顔は冷酷な殺人鬼で、
神父となった賀来裕太郎(山田孝之)は結城を救済しようと苦悩する。
そんな中、16年前の事件の鍵を握る「MW」を手にした結城は世界滅亡をもくろむ」というサスペンス・エンターテイメント。
しょっぱなから「フルフェイスで防護服を着た人たちが火炎放射器で家屋などを焼き尽くしている」シーンでドキッと。
まるで『L Change The World』や『感染列島』を彷彿とさせる(てか同じ・笑)オープニング映像に嫌な予感ム~ン。
見終わってみたら。うーん・・、映画化する前から薄々気づいてたけど、これって『MW』じゃないよね(笑)。
だって主人公2人の名字(下の名前は違う)と概要以外、展開も他登場人物すら全員原作と違ってたし。
なので最初から「原作とちゃうで!だから期待したり比べたりするなよ!」という製作者側からの意思表示なんだろう。
「ならばよりによって、なんで『MW』を?」と思ったりもするが、まぁ仕方ないか。原作に忠実に出来るわけないわな。
別に「原作アリキのものは原作通りにしろ!」とも思わんのですが、それにしてもなぁ・・。と言いたくなる出来。
玉木宏と山田孝之のW主演ぐらいに思ってたんですけど、違ってた。終始、玉木(シャワーシーンあり)演じる結城にメイン。
そこにカラんでくるのが山田演じる賀来。なんだったら賀来役の山田よりも、
事件を追う刑事役の石橋凌や半海一晃の方が印象的だったしよく出てたような。あれ~?
他キャストは、石橋凌演じる刑事とはまた別に事件の真相を追う新聞記者役・石田ゆり子、その助手・山本裕典、
そして教会で孤児の世話をしながら賀来を慕う少女役に山下リオ、事件の鍵を握る大物政治家役に品川徹。
なんともまぁ、どこかで見たような。ずいぶんと「凡庸なキャラ配置&展開」となっており、「あ~・・・」っていう。
現代に置き換えたことによっていっそう「ないわ~!(笑)」ってなったし、そりゃ諸々ツッコんじゃったわ。