09/02/12 02:15:26 X1MgtMso0
多田っちは前日の日記で、「ヤマジに対して俺にできることはもう何もない。」と
覚悟を決めていた。ヤマジには楽しい旅を続けて欲しいと思い、精一杯ヤマジに
合わせてきたが、もう無理に優しい態度をとるのは止めようと思ったのだろう。
その優しさを勘違いされては困るから。
告白の日、告白の呼び出しと気付かず、冷たい態度をとってしまっていたが、
「大好きです」と言われ、告白の呼び出しと気付く。それまで冷たい態度を
とってヤマジを突き放す話題以外は全く話をしようとしなかったので、
チケットを渡しやすいように月の話題を出して、お前暗いねん(=元気出せよ)と
言って場を和ませようとした。
「最後に月が見れて…」というくだりは、そりゃあ、告白したらカップルになっても
ならなくてもあいのり最後の夜になるのはわかっていたから。場を和ませたつもりだけど、
ヤマジはチケットを渡さなかった。告白前の「俺の支えじゃなくて、誰かの支えに…」
という多田っちの言葉をヤマジは聞いてしまったから。多田っちにしたら前日に
決断したことをちゃんと伝えようという意図で言った…残酷かもしれないけど。
だって告白の言葉を聞くまではいつもの呼び出しと思ってたから。ヤマジとの旅は
まだ続くと思っていたから。
帰り際さすがに多田っちからは「チケット渡さなくてええの?」なんて言えない。
それはヤマジに任せるしかない。
「最初に冷たい態度をとって失敗した。告白とわかっていたら、いくら優しくするのを
止めようと決断してたとしても、もうちょっと違う態度をとっていたのに。
俺一人悪者じゃん。。」これが多田っちの本音じゃないかな。
まぁ、とにかく多田っちもヤマジもよく頑張った。