10/01/28 01:36:56 g/yHleya0
次に、その年の11月15日に福岡高検検事長が定年で辞めることになったんです。この時も、
やはり森山法務大臣です。今度は、法務省は福岡高検検事長に加納氏を上申したんです。
しかし、(大臣は)なかなか難色を示して、どうにもならなかったんです。
そこでどうしたのかと言いますと、検察・法務当局は困ったんでしょう。いわゆる
「けもの道」を通ったんです。当時の原田明夫検事総長、事務次官の松尾邦弘、
刑事局長の古田佑紀、古田は後藤田正晴氏が法務大臣だったとき の秘書官だった人間です。
その3人がそろって、10月26日だったと思いますが、 東京・麹町の後藤田事務所を尋ねました。
そこには後藤田元法務大臣と秘書官がいました。
それで、彼らは
「加納の検事長人事を内閣で承認してくれないと 検察が潰れます」
と泣きを入れたんです。
潰れるというのは、検察の裏金問題が表ざたになるという意味だと思います。
当時は、週刊文春とか週刊朝日がすでに裏金問題を報じていました。
そして、(後藤田氏は)小泉の秘書官の飯島に電話連絡しました。そして、その日の会談は
それで終わって、翌日、小泉に原田検事総長が直談判をした。
そこで事実上、加納の検事長人事が承認されました。正式な閣議は11月13日
なんです。そこで正式に承認されました。