09/09/07 05:51:14
911の映像を見る度に、大規模災害というものに対して興奮してしまう
人間の業のような物を感じる。
不謹慎に聞こえるのを承知で言ってしまうけど、一つの都市の人間が
丸々その状況に巻き込まれ、世界中がメディアを通じて固唾を呑んで
見守っている中、二機目の旅客機が激突し、二つの超高層ビルが
次々と崩壊していく瞬間には、ある種のカタルシスとしか表現しようのない
感覚が紛れもなくある。
それは善悪の彼岸を越えたものなんだよね。
「アメリカを変えた102分」は、激突シーンや崩壊シーンを過剰に煽って
ショー化することを可能な限り避けようとしているけれども、それによって
醸し出される臨場感に、ますます興奮してしまうじぶんもいるのだよね。