09/08/05 08:15:50 x4C+Qn39
>>61-64
日放労上田哲委員長が築いた労働者帝国
NHKが隠し切れない労組の闇(p156~)
(以下、一部を抜粋)
NHK労連(NHK関連労働組合連合会)には、NHKのユニオンショップとして管理職を除くほぼ全職員が加盟する日本放送労働組合(通称、日放労)と、……と、全部で百十五の労組が加盟している。
NHK労連の中心的存在である日放労は旧総評系の連合傘下に属し…その昔はストも辞さない過激なイデオロギー闘争をおこなう労働組合だった。
〇四年、NHKで職員による番組制作費着服など数々の不祥事が発生した際、日放労は当時の海老沢勝二会長に対して辞任要求を突きつける。
ロッキード事件で逮捕された田中角栄が保釈されたところを見舞った当時の小野吉郎会長に対し、百三十七万人の署名を集めて辞任に追い込んだ七六年以来、二十八年ぶりのことだった。
この当時NHKに限らず、国鉄(現JR)、電電公社(現NTT)、専売公社(現JT)など三公社五現業と呼ばれた親方日の丸の公共企業体では…労働者側の反乱を恐れる経営者側の労組へのおもねりが大きな問題になっていた。
これらの公共企業は絶対に潰れることがないし、首切りに遭うこともない。
組合活動にかまけて業績が上がらなくても給料が削られることもないから組合の力が異常なほど強かった。
当時NHKには3・6協定という職員の労働時間に関する労使間の取り決めがあった。
時間外労働、休日出勤等に関しては、地方ごとに毎年労使間で交渉し、定められた時間以外に出勤するときにはいちいち組合の許可が必要、というなんとも面倒な制度だった。
報道機関というのは基本的に二十四時間体制の職業である。事件は日曜日にも起こるし、ニュースは深夜にも飛び込んでくる。
ところがNHKには3・6協定が存在したため、組合の許可なしには時間外の取材ができなくなってしまった。