08/12/16 23:35:17.87 iilocSdk BE:619320863-PLT(12000) ポイント特典
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脳の働きを安全に高めてくれる薬があるのなら、なぜ使わないのだろうか?
自分が使いたくないからといって、なぜ他人の使用まで止めるのだろうか?
成績や仕事の評価を上げたいため、本来なら注意欠陥障害の患者に処方される薬を、
その目的とは違った意図で日常的に、違法に服用している人々が存在する中では、
こうした倫理的な問いかけが時宜を得たものになる。
『Nature』誌から、1つの答えが提示された。倫理学や神経科学の分野で著名な7人によって、
12月11日号に掲載された論説「認識能力増強薬の、健康な人による責任ある使用に向けて」だ。
結論を言えば、合法化すべしということだ。
「責任能力がある成人は、薬による認識能力の増強を認められるべきだ」と彼らは書いている。
大学生の約7%、科学者の最大20%がすでに、精神機能を高める目的で『リタリン』[製品名。成分名は
メチルフェニデート]、『アデラール』[同上。アンフェタミン]といった薬を使用している(日本語版記事)。
これらの薬は本来、注意欠陥障害を治療するためのものだ。
化学物質によって認識力を増強することは一種の不正だという指摘がある。自然に反すると言う人もいる。
Nature誌の論説は、これらの批判に次のように反論している。まず、脳の働きを高める薬が不正と
みなされるのは、規則で禁止されているからであり、そもそも禁止する必要はないという。こうした薬が
自然に反するという指摘については、そうであるなら医学や教育、住居も自然のものとは言えないと主張する。
この主張はさまざまな意味で説得力がある。自然に反するという理由で、殺菌された牛乳や歯科麻酔、
セントラル・ヒーティングを否定する人はいない。また、脳が変化した場合、その原因が薬、教育、
健康的な食事のどれにあるとしても、神経生物学のレベルではどの変化も同じであり、これらを道徳的に
区別するのは恣意的といえる。
>>2以降につづく
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