08/11/27 08:25:43.97 cylYDyLA BE:1790942696-PLT(12011) ポイント特典
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安倍晋三も福田康夫よりも麻生太郎が不人気なのは、それなりの理由がある。「真正保守」を
自称する人たちの絶大な期待を受けて総理大臣に就任した安倍晋三には、改憲へのすさまじい執念があり、
経済政策をそっちのけにして、教育基本法の改正に代表される、改憲を実現するための諸政策を推進した。
田母神俊雄が航空幕僚長に昇進したのも、安倍内閣の時だった。時代が「ワーキングプア」という言葉が
定着し、格差問題が取り上げられ始めた頃だったから、経済政策そっちのけの安倍晋三は世論の
総スカンを食って、参院選惨敗によって内閣総辞職に追い込まれたが、安倍には狂気じみた信念があった。
そして、福田康夫は基本的には総理大臣になりたいだけの人間だったが、コイズミと安倍晋三が
大嫌いだったので、安倍内閣の政策を転換して、新自由主義色を弱めるとともに、アジア重視の姿勢を
打ち出し、「福田ビジョン」を打ち出して、私はこれでは不十分だと思うけれども、コイズミ時代に
推進にストップがかけられた再生可能エネルギー政策を曲がりなりにも再建する方向性を示した。
つまり、福田康夫には、「反コイズミ、反安倍晋三」という方向性があった。
だが、麻生太郎には何もない。そのことがわかった2か月だった。
こんな状況に、自民党内では早くも「泥船から逃げ出す」動きが始まっているようだ。先週の『サンデー毎日』
(11月30日号)には、加藤紘一と山崎拓が自民党から30人を離党させて民主党への合流に動くという
観測記事が出ていたし、朝日新聞の星浩編集委員は、先日『報道ステーション』で、中川秀直ら
「上げ潮派」の動きがカギを握るという、新自由主義寄りの同氏らしいコメントをしていた。また、
昨年未遂に終わった「大連立」の仕掛人・ナベツネは、「早くも麻生政権に見切りをつけ、与謝野氏を
軸にした小沢民主党との連立政権の可能性を探っている」という情報もある(下記URL)。
URLリンク(www.data-max.co.jp)
もはや自民党の溶解が始まった、そんな観さえある。もういつ総選挙をやろうが、自民党の再生は
不可能な状態となった。
URLリンク(caprice.blog63.fc2.com)