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“今までにない成海璃子”が満載の主演作「罪とか罰とか」完成
16歳の“ベテラン女優”・成海璃子が初めてコメディ演技に挑んだ主演最新作「罪とか罰とか」
(09年春公開)が完成。11月20日、東京・新橋のスペースFS汐留における完成披露試写会で、
成海とケラリーノ・サンドロビッチ(KERA)監督が舞台挨拶を行った。
本作は、崖っぷちのグラビアアイドル(成海)が、ひょんなことから一日警察署長を務めることに
なるものの、その日に強盗事件が発生し、署長として対応に追われる姿を描いた正真正銘の
コメディ。頭をど突かれたり、鼻血を出したり、ヘンテコなポーズをしたグラビア写真が登場したりと、
体当たりの爆笑演技を披露している成海は、こうしたコメディは初めてのこと。「あまりコメディ
という意識はなく、笑わせようとも思ってなくて、一生懸命やっているけど、ちょっと引いて見ると
笑えるという感じ。リハーサルを何回も重ねてセリフとセリフの間を固めたり、舞台役者さんも
多かったり、他とはちょっと違うKERA 組が楽しかった」と撮影を振り返った。
一方、KERA監督はそんな成海を起用した理由について、「あまり『コメディやりますよ。笑わせますよ!』
って感じの人では困るという前提があり、さらに大人と子供が同居しているくらいの年齢で誰か
いい人がいないかと探していた時に、『神童』を見て彼女を知った。実際に会ってみたら、理解力、
読解力があるし、嘘のないお芝居をする。人間観察をよくしていて、笑いのポイントも僕と似ている」
と説明。さらに、「日本では他にあまりないコメディ。ヘンな映画ですが、『こういう成海璃子は
見たことがない』というのを楽しんでほしい。成海璃子の魅力が満載です」と作品をアピールすると、
よっぽど成海とのコラボが素晴らしい体験だったのか、「璃子とはまた仕事がしたい」と重ねて
ラブコールを送っていた。
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