10/02/01 16:30:00
「鐘の音」
秀里 音子(学生 23歳 東京都)
突然だが、私は鐘の音を聞くと、つい「敵の生体反応よ。気をつけて」
と言ってしまう。そうゆう口癖なのだ。
この癖は物ごころついた時にはもう私にはどうにも出来ない物となっており
幼く小さな私の心を苦しめた。神様とはイジワルなものである。
いくら私が美しいからと言って、小学生の男の子が好きな子にちょっかいを出すがごとく、
私に恥ずかしい癖をつけたり、醜い顔にしたり、適正体重の2倍もの贅肉をつけたり、
九九で5の段を言うとオナラが止まらなくしたりとやりたい放題。これはいささかやり過ぎである。
だいたい、私が美しいのは現世のみのおいてならず、前世、来世と未来永劫
メビウスの和のごとくあり続けるものなのだからだ。
最後に、一つ言っておきたい。世の男性諸君は、自らの怠惰を棚に上げての
我々女性陣に対しての誹謗中傷に関して、深く考え直す必要があるのである。