10/02/18 19:53:15 3a3lRMhg0
>>527-529
（大スポ･高岡記者のコラム）
「競争もここまで激化しているのか･･･」
先日、厩舎の休憩所に張られていた１枚のプリントに驚かされた。
何かといえば、来月からデビューする新人騎手が自らをアピールするための自己紹介文なのだが、
その内容たるやジョッキー自身の携帯電話はもちろん、
エージェントの名前と携帯番号、さらには５月末までの騎乗予定場所まで記されていた。
デビュー前からエージェントが付くケースはもはや珍しいことではないが、
このジョッキーが美浦所属だったことにも驚かされた。
地元の関東圏だけでなく、わざわざ関西圏の厩舎にまでプリントを配布して、自己アピールしたというわけだ。
何年か前から自分の名前を覚えてもらおうと名刺などを作成する若手騎手が出てきているが、
売り込み方法もだんだん激化しているということか。何もやらないより、こういった行動をした方が騎乗馬確保には有利。
もちろん、デビュー前の騎手がすべて自分で考えて行ったものではないだろう。
エージェントの“営業力”がよりモノをいう時代になったとも言える。
「自分も現役時代は専門紙の人に手伝ってもらうことはあったけど、だいたいは自力。
昔は騎手が厩舎に馬を見に行って、調教師といろいろ乗り馬のことを相談したりしたけど、
今は調教師と話をするのはほとんどエージェント。ジョッキーと調教師の関係性が薄くなったのは確かだな。
どっちの時代が騎手にとって厳しいのかは分からないけど･･･」（南井調教師）