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【2】恩師・蓑田氏も絶賛「武豊を超える」
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身震いが止まらなかった。三浦が初めてレースに騎乗した3月1日。中山10R・潮来特別でフェニコーンを
駆り、初勝利を特別戦で飾るのを見て、競馬学校時代の恩師、蓑田早人教官=写真=は「大したものだ」とう
なった。
「視線が真っすぐだ。目つきがいい」。蓑田氏の第一印象だ。三浦らが入学した05年は競馬学校が方針を
見直した第1期生となる。学費を取るようになり、教えるプログラムも次々と前倒しにして飛躍的に増加した。
「それでも理解は早かった。上手になる生徒の典型だったように思う」
河野師との師弟コンビを思いついたのは蓑田氏だった。「彼(河野師)は男気があって繊細。いい騎手を育
てるはずだと常々考えていた。気が強くて、前向きな闘争心がある生徒がいたら、ぜひ預かってほしかった。
ついに現れたそういう生徒が三浦だった」
初めて対面させた時、河野師は「おお、いい顔つきをしているな」と褒めた。トレセン実習を経て競馬学校
に戻った時、蓑田氏は三浦のさらなる成長を確信した。目つき、顔つきがグッと良くなっていたからだ。
「自覚が出てきたことがよく分かった。卒業時はかなりの自信をもって送り出した。この子が新人賞を獲れ
なかったら、もう関東から新人賞を獲る騎手は現れないだろう。そんな気持ちだった」
現在65勝。武豊の新人最多勝(69勝)を破るのも、いよいよ目前となった。「三浦は家族や親類に競馬
関係者がいない。バックアップは河野師だけ。それでこの成績は誇っていい。想像以上の活躍だよ」。元騎手
の蓑田氏は教官就任時「岡部、武豊騎手を超える騎手を育てたい」と抱負を語った。「努力を怠らず、向上心
を忘れずに頑張っていけば武豊を超えるんじゃないかなあ。うーむ…」。教え子の凄さに戸惑いすら感じてい
る蓑田氏だった。(鈴木 正)