10/02/02 19:10:12 RHf0EfeE0
(大スポ・高岡記者のコラム)
とある厩舎の休憩所で見た先月27日の川崎記念。9個目のG1タイトルを獲得したヴァーミリアンの姿に、
スタッフが「この馬、一体どんだけ稼ぐんや。俺にも少し回してくれ」と悲痛な叫びを上げた。
G1勝ちなど遠い昔の出来事でしかないリーディング下位の厩舎だけに、羨ましく思う気持ちは分かる。
ちなみに名誉のため名は伏せるが、調教師はレース中ずっと「ヴァーミリオン、ヴァーミリオン」と名前を間違えていた。
こんなことでは今後も厳しいか・・・。
今回の勝利でヴァーミリアンの総獲得賞金は11億6860万7500円に達した。
クラブ法人サンデーレーシングの所有馬である同馬。
デビュー前の募集価格は2400万円の安値だった。それを40口で分割するので、
一口馬主は一人当たり(経費などは除くと)60万円の価格でこれだけ大金を稼ぐ馬を手に入れたことになる。
「知り合いに聞いた話ではヴァーミリアンの一口を持っている人は、もう2000万円以上も稼いでいるらしい」とはヴァーミリアン担当の久保助手。
「この馬が走ったから、弟のキングスエンブレム(募集価格1億円)、ソリタリーキング(同1億6000万円)の
値段は跳ね上がった。ヴァーミリアンを持っている人間はラッキーやろうな」
クラブ馬で過去に一番稼いだのはタップダンスシチー(10億8422万1000円)だったが、
ヴァーミリアンはこれを超えたばかりか、まだまだ額を上乗せしていきそうだ。
こんな話を聞くと馬券より一口馬主の方が儲かりそうだが、スリープレスナイトを持っていた先輩記者によれば
「一口馬主はそんなに簡単に儲かるもんじゃない」と。馬券にしても一口馬主にしても、うまい話などそう簡単に落ちてはいないということか・・・・