09/12/29 17:55:01 rzlmLxlg0
それに武に良い馬が集まってた要因の一つには
武自身の人間付き合いの上手さ、人格もあった。
94年か95年の競馬四季報だったと思うが、武の事を嫌いだった記者が、武を見直して感心したというコラムがあった
その記者が新人だった頃、美浦から栗東に遠征して武に取材を申し込んだが武は
「すいません今ちょっと立て込んでるので、調教終わってからでいいですか」と言った
そして指定された場所でずっと待っていたが武は一向に姿を現さない
そこを通りかかった人に聞くと
「アンタみたいな駆け出しの新人君に世界のユタカがそんな手間掛けるかいな。待ちぼうけ食らったんだよw」
と笑われて、そんなのありかよ…と思っていたら武が走ってやって来た。
「すいません調教が長引いちゃって。取材場所、ここでいいですか?」
と年下の新人記者に申し訳なさそうに謝りながら言った。
その記者は感動の余りちょっとだけ泣きそうになった。
それ以来、その記者は武の事が人間として好きになったという。
武はそれくらい律儀で人との繋がりを大事にする男だった。
今は知らないがなwだからあれだけ盤石のポジションに収まる事が出来た。
単なるコネだけなら武と同等の奴らはいた。